後半戦の立て直し狙うローマ、ストライカー&CB獲得目指す

2018.12.20 01:43 Thu
Getty Images
▽ローマが今冬の移籍市場でストライカーとセンターバックの獲得に動いているようだ。

▽今季、大幅なスカッド刷新を行ったエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督2年目のローマは、チャンピオンズリーグ(CL)でこそ決勝トーナメント進出を果たしたものの、セリエAではここまで7位に低迷している。
▽この苦境を打開したいクラブは今冬の移籍市場で補強に動く模様だ。

▽イタリア『コッリエレ・デロ・スポルト』によると、ローマは今冬にセンターフォワードの2番手で精彩を欠くチェコ代表FWパトリック・シック(22)を古巣のサンプドリアに送り返すことを構想。そして、同選手に代わる新たなストライカーとしてバレンシアのベルギー代表FWミッチー・バチュアイ(25)、サンプドリアのポーランド代表FWダヴィド・コフナツキ(21)の2選手の獲得に動いているようだ。

▽さらに、リーグ戦16試合で22失点とソリッドさを欠く最終ラインのてこ入れにセンターバックの補強を目指しているようだ。
▽イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』はスポーツ・ディレクターを務めるモンチ氏が、サンパウロのブラジル人DFイアゴ・マイダナ(22)の獲得に動いていると報道。195cmの長身センターバックであるマイダナは、今季レンタル移籍で加入したアトレチコ・ミネイロで主力として印象的なパフォーマンスを見せていた。

▽なお、その他のポジションではドルトムントで出場機会を失うドイツ代表MFユリアン・ヴァイグル(23)をレンタルで獲得する可能性も報じられている。
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デルビー・デル・ソーレはドロー決着…守護神スヴィラール躍動ローマが土壇場弾でしぶとく勝ち点1獲得【セリエA】

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EL制覇&CL行き懸かる佳境…ローマのボスが過酷日程初戦vsナポリへ意欲「ファンがサポートしてくれる」

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督がナポリ戦へ意気込んだ。『フットボール・イタリア』が伝える。 28日にセリエA第34節でナポリと戦うローマ。ヨーロッパリーグ(EL)ベスト4進出の一方、セリエAで現在の5位をキープすれば来季はチャンピオンズリーグ(CL)出場…激しく厳しい戦いが今季ラストまで続く。 敵地マラドーナで昨季スクデットのナポリと対峙する一戦に向けては、デ・ロッシ監督が対戦相手を「インテルに最も近いチーム」と称えつつ、覚悟を滲ませる。 「ウディネーゼ、ボローニャ、ナポリ…一筋縄ではいかない相手とこれほどまでに短期間で戦わねばならないという極限の困難。試合ごとに準備する時間なんてほとんどない」 「ナポリはレベル的に最もインテルに近く、かつタフなチームだ。それでも、どの相手もハイレベルな相手だと捉えればいい。我々は自分たちを憐れむ必要などないし、選手たちも熱心に取り組んでくれている」 ローマは28日にナポリと対戦後、中3日で5月2日にEL準決勝1stレグ・レバークーゼン戦(H)、中2日で5日にセリエA第35節・ユベントス戦(H)、中3日で9日にレバークーゼンとの2ndレグ…そして中1日でアタランタ戦(A)と、厳しい日程でなおかつ相手も強い。 EL制覇とCL行きが懸かる、今季最も重要なスケジュールへの突入を控え、デ・ロッシ監督は選手とファンを鼓舞する。そこにネガティブな言葉はない。 「明日のゲーム(ナポリ戦)? ファンのほうが緊張しているとも聞いたが、いざ試合になれば選手たちをサポートしてくれるのは間違いない。完全なるアウェイの雰囲気だろうが、我々にしてみれば欧州の舞台で最近よく経験したことだ」 2024.04.28 19:30 Sun

熊谷紗希&南萌華のローマがセリエA連覇達成! オフの中、ユベントスが敗れ優勝決定…熊谷「初のスクデットは忘れられない」

なでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華が所属するローマ・フェンミニーレ(女子チーム)が、2023-24シーズンのセリエA・フェンミニーレ(セリエA女子)で見事スクデットを獲得。2022-23シーズンに続いて連覇を達成した。 2022-23シーズンからプロリーグに変更されたセリエA・フェンミニーレ。10チームで構成されるリーグは総当たり2回戦のリーグを終えると、上位5チームが優勝を争いチャンピオンシップ・ラウンドに、下位5チームが降格ラウンドに参加する。 首位で迎えたローマは、今節は試合なし。2位のユベントスがインテルと対戦し、勝ち点3を獲得すれば次節以降に優勝は持ち越しという状況だった。 しかし、試合はインテルが0-2でユベントスに勝利。この結果、勝ち点差は「11」となり、ユベントスが逆転不可能となり、試合がなかったローマが見事に連覇を達成した。 ローマはここまで22試合を20勝1分け1敗と圧倒的な強さを見せていた。南は連覇に貢献、今シーズンから加入した熊谷はリヨン、バイエルンに続いてリーグ優勝となり、昨シーズンはバイエルンでフラウエン・ブンデスリーガ(女子ブンデスリーガ)を制していたため、個人で連続での優勝となった。 オフとなっていたため、選手たちは自宅に集まりユベントスvsインテルを観戦。優勝が決まった瞬間は全員で飛び跳ねて、優勝を喜んでいた。 熊谷は自身のインスタグラムを更新。「初めてのスクデットは忘れられない」と投稿。南もチームメイトと喜び合う動画をアップし、「2連覇」と喜びを露わにしていた。 ローマは2018年にSSDレス・ローマのライセンスを引き継ぐ形で、ASローマの女子チームになると、初年度から4位という成績に。2020-21シーズンにはコッパ・イタリアを制して初タイトルを獲得。2021-22シーズンに2位となり力をつけると、2022-23シーズンに5連覇中のユベントスを抑えて初優勝。女子チャンピオンズリーグでもベスト8の成績を残していた。 <span class="paragraph-title">【動画】自宅で優勝を見守ったローマの選手たちが歓喜爆発</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr"> (@ASRomaFemminile) <a href="https://twitter.com/ASRomaFemminile/status/1783962125653753931?ref_src=twsrc%5Etfw">April 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.28 14:40 Sun
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