カップ戦敗退のローマ…モウリーニョ監督は古巣の気遣いに感謝 「インテルとの関係は永遠」

2022.02.09 11:39 Wed
Getty Images
ローマジョゼ・モウリーニョ監督がコッパ・イタリア敗退を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。
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ローマは8日に行われたコッパ・イタリア準々決勝でインテルと対戦した。モウリーニョ監督にとって、かつて自身がトレブルに導いた古巣への凱旋試合となった一戦は、開始早々に失点を許す苦しい展開に。その後は徐々にチャンスを作ったものの、セリエAで首位に立つ相手の堅い守備を崩せずにいると、後半にも追加点を許し、0-2で敗れた。
試合後のインタビューに応じたモウリーニョ監督は古巣からの歓迎を喜びつつコッパ・イタリア敗退という結果には落胆。内容自体は満足できるものだったと強調するとともに、審判への皮肉も忘れなかった。

「(インテル会長の)チャン氏や(CEOの)マロッタ氏、(副会長の)ハビエル(・サネッティ)が私を歓迎してくれたこと、そして試合前に彼らがくれた美しいプレゼントについてはエモーショナルであり、私は彼らに感謝するしかない。その事実は変えようがないね。インテルやその人々との関係は永遠であり、それを否定することはできない」

「しかし私は今夜、勝つためここに来た。私はローマのためここにいて、今の私の仲間はローマのファンだ。我々は試合に勝つことができなかった。最初の5分間を忘れてはならないが、もしあの5分間をどうにかして頭から遮断できたなら、我々はそこまで良くなかった相手に対して、本当に優れたプレーを見せたと言えるね」
「前半には2つの絶好のチャンスがあった。後半は、1分1秒を重ねるごとに、どんどん我々に有利になっていったと思う。明確なチャンスはあまり作れなかったが、それはインテルに1対1に強い素晴らしいディフェンダーがいるためだ。とはいえ、チームは良いパフォーマンスだった」

「2点目のゴールは明らかに試合を変え、審判にも変化をもたらしたね。0-2になるまで一定の基準でレフェリングしていたが、その後はまた別の方法でレフェリングをし始めた。審判もまた戦術に長けており、今夜はとてもクレバーだったと思う」

また、モウリーニョ監督はインテルからの贈り物の内容についても言及。心遣いを喜びつつ、それでも今の自分の心はローマにあると強調した。

「(贈り物は)銀とクリスタルでできた美しいスタジアムの模型で、『サン・シーロは君の家だ』と書かれていたよ。そう、ここは私にとって常にホームだ。だが、ローマが私のホームであることも忘れてもらいたくない。私はローマを愛しており、今夜は負けてしまってとても悲しい」

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