明治安田J1リーグ第5節の1試合が30日に町田GIONスタジアムで行われ、ホームの
FC町田ゼルビアが
サガン鳥栖を3-1で下した。
開幕戦の引き分けから3連勝で首位に立つ町田は代表帰りの平河&藤尾ら中断前の前節と同じく先発メンバーを起用。17位の鳥栖は上夷、菊地、そしてマルセロ・ヒアンが先発した。
首位相手の敵地戦といえど、この2連敗中の流れを止めたい鳥栖だが、町田が開始5分に左サイド深くでのロングスローから先制。林のスローインは弾かれるがファーの平河が折り返すと、ゴール前の藤本が頭でプッシュした。
早々に追いかける展開を強いられてしまった鳥栖は16分に右CKから河原のキックに上夷が頭で合わせるが、GK谷の守備範囲。その場面以外でもマルセロ・ヒアンにうまくボールを出しながら、攻めの形を作り出していく。
そのなかで、次のゴールも果敢に狙っていく町田も25分にGK谷のキックをボックス中央の藤尾がうまく落とし、並走するオ・セフンにチャンス。左足で蹴り込んでいったが、相手GKの鋭い寄せもあり、仕留められない。
すると、鳥栖は34分に敵陣中央で縦パスを受けた菊地が素早く前を向いて浮き球を前線に。これに反応してうまく抜け出したマルセロ・ヒアンが右足フィニッシュでネットを揺らし、前半のうちに追いついてみせる。
突き放したい町田は44分に右サイド深くに抜け出した平河のクロスからオ・セフンが高さを生かしてヘディングシュート。当たりも悪くなかったが、このシーンもゴール内を外してしまい、チャンスをモノにできない。
互いに交代を施しての後半も拮抗した入りとなるが、54分に平河が右サイドでボールを奪ってカウンター。ボックス右からの平河の折り返しをオ・セフンが左足で押し込んでいき、町田が再びのリードに成功する。
さらに、57分にもここまで2アシストをマークする平河が右サイドから右足でクロスを送ると、オ・セフンがニアで再び反応。頭で合わせていったボールがゴール右隅に吸い込まれ、町田が連続ゴールで鳥栖を突き放した。
勝ち越された直後に突き放され、劣勢の鳥栖はさらに交代カードも切りながら反撃を試みるが、後半から昌子を入れ、バックラインを修正した町田がそれを許さず。鳥栖も最後のところまでいくが、町田の守りを崩せない。
残りの交代カードもうまく使いながら、試合を進める町田は85分に後ろからのロングボールに反応した藤尾がボックス内で山崎からファウルを受けてPKのチャンス。だが、藤尾が決め切れず、ダメ押しとはならない。
それでも、残り時間をうまく進め、最後まで反撃を許さなかった町田はこれで4連勝とし、首位キープに成功。鳥栖は3連敗となり、開幕5試合で4敗目となっている。
FC町田ゼルビア 3-1 サガン鳥栖
【町田】
藤本一輝(前5)
オ・セフン(後9、後12)
【鳥栖】
マルセロ・ヒアン(前34)
