エバートン、在籍12年の主将DFジャギエルカの退団を発表

2019.06.05 04:59 Wed
Getty Images
エバートンは4日、元イングランド代表DFフィル・ジャギエルカ(36)が退団することを発表した。

2007年に加入して以降、在籍12年を数えるトフィーズとの契約満了を発表したジャギエルカは、自身のインスタグラムで以下のようなコメントを残している。
「残念ながら僕とエバートンの旅は素晴らしい12シーズンの末に終わりを迎えた。僕は380試合以上に出場し6シーズンもキャプテンを務められたことをとても幸運に思っている」

「僕はここで共にプレーした仲間や僕を助けてくれたすべてのスタッフ、素晴らしいファンに感謝を伝えたい。この特別なクラブにかかわってくれた皆の今後の成功を心から祈っているよ」

2007年にシェフィールド・ユナイテッドからエバートンに加入したジャギエルカは、在籍12年間で公式戦385試合に出場し、19ゴール11アシストを記録。2013-14シーズンからはキャプテンとしてチームをけん引したが、今シーズンはリーグ戦7試合の出場に留まっていた。

フィル・ジャギエルカの関連記事

元イングランド代表DFジャギエルカが41歳で現役引退…エバートンやシェフィールド・Uで活躍

エバートンやシェフィールド・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFフィル・ジャギエルカ(41)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでチャンピオンシップ(イングランド2部)のストーク・シティを退団し、以降フリーの状況が続いていた41歳DFは、イギリス『スカイ・スポーツ』でスパイクを脱ぐ決断を下したことを明かした。 「自分のキャリアについて、あまり不満はないと思うよ」 「タイミングを見ればわかるように、誰かが私に契約の機会を与えてくれないかどうかを確認するために、もう少し自分自身をそこに置こうとしていたけど、彼らはそうしなかったし、僕はそれを理解している」 「40歳でもプレーできたことをとても誇りに思うよ」 「15歳か16歳のころ、実力が足りないと言われた自分を座らせて、40歳で得点を決め、40歳でプレーし、今のようなキャリアを歩んできたと早送りで振り返れば、あまり不満はないと思うよ」 ジャギエルカはシェフィールド・ユナイテッドでプロキャリアをスタートし、2006年にはプレミアリーグ昇格に貢献。その後、2007年にエバートンへ完全移籍で加入し、12年間に渡ってプレー。2013年からクラブのキャプテンも務めた。 2019年夏にエバートンとの契約が満了した後、プレミアリーグへ昇格した古巣ブレイズに復帰。古巣での2年間のプレー後はウェイン・ルーニー監督率いるダービー・カウンティと短期契約し、その後はストークで1年半プレー。23年間のクラブキャリア通算では750試合以上に出場している。 また、2008年にデビューを飾ったイングランド代表では通算40試合に出場。ユーロ2012と2014年のブラジル・ワールドカップという大舞台も経験した。 2023.11.28 22:34 Tue

39歳ジャギエルカ、新天地は元チームメイトのルーニー率いるダービーに!

元イングランド代表DFフィル・ジャギエルカ(39)が、ダービー・カウンティ加入で合意した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。 スリーライオンズで40キャップを誇るジャギエルカは、2007年から2019年にかけてエバートンで活躍したセンターバック。同クラブでは公式戦385試合に出場しており、その後、12年ぶりに復帰した古巣のシェフィールド・ユナイテッド時代も含めて、プレミアリーグで通算376試合に出場するなど、長らく第一線に立っていた。 だが、昨季はプレミアリーグ10試合の出場にとどまり、シェフィールド・ユナイテッドも最下位でチャンピオンシップへ降格。今夏でフリーとなっていた。 加入が正式に決まれば、ダービーを率いるウェイン・ルーニー監督とは、エバートンで共闘した2017-18シーズン以来の再会に。今度は3歳年下のルーニーが監督という奇妙な立場となる。 なお、ジャギエルカがチャンピオンシップでプレーするのは、シェフィールド・ユナイテッドに在籍していた05-06シーズン以来、16年ぶりとなる。 2021.08.17 14:51 Tue

選手はたった9人、2週間後に開幕迎えるダービーのルーニー監督が続投を宣言「これは私にとって挑戦」

ダービー・カウンティ(イングランド2部)のウェイン・ルーニー監督が、困難な状況下でも監督続投を表明した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 8月7日にチャンピオンシップの開幕戦を控えているダービー。しかし、現在トップチームに登録されている選手は9名。そのうち2名はGKであり、主に守備的MFを務める元ポーランド代表クリスティアン・ビエリクはヒザのケガにより復帰時期が不明となっている。 加えて、ダービーはチームの財政を報告する書面を提出できず、イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)から移籍禁止措置を受けており、他のクラブから完全移籍での契約を禁止されている。しかし、EFLが昨シーズンの新型コロナウイルスの影響による「例外的な状況」を理由にルールを変更。「プロとしての立場」にある選手が23名以下の場合は、フリーエージェントの選手との1年契約か6カ月間のレンタル契約であれば補強が可能となった。 開幕を2週間後に控えた中での有り得ない状況に立たされているダービー。しかし、このような状況下でもルーニー監督は続投する意思を見せており、開幕前に契約を行うよう責任者に要求。『スカイ・スポーツ』のインタビューにて、ダービーのためにベストを尽くすことを誓った。 「私が手出しできない他の人たちが、僕よりも大きな決断をしなくてはいけない。私にできることは、このクラブに尊厳と誇りを取り戻すことだ。ここ数年でそれがなくなったことは明らかで、それを取り戻すの僕の仕事だ。他の人にも自分の役割を果たしてもらいたい」 「理想的ではないが、リーグ戦が始まる2週間後に自分のチームがどうなっているかわからないのはとても辛い。何とかしてこの問題を解決しなくてはならない」 「正直なことを言うと、私のような状況の監督が辞めるのは簡単なことだ。だが、これは私にとって挑戦であり、私は戦士だ。この機会をくれたダービーに感謝しているし、クラブがこの状況を乗り切れるように全力を尽くす」 「この2週間で選手を連れてこれなかった場合、シーズンをスタートするチームがどう戦うのか分からない」 「センターバックの選手は1人もいない。U-23とU-18には2人のとても若い選手がいる。チームを編成することは不可能だ」 また、18日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのプレシーズンマッチや24日のサルフォード・シティとのプレシーズンには、現在フリーの元イングランド代表DFフィル・ジャギエルカなど数名のフリー選手が出場しており、チームに加わる可能性があると見られている。 2021.07.26 15:30 Mon

元イングランド代表DFジャギエルカの兄・スティーブが43歳で他界、シェフィールド・ユナイテッドで共にプレー

元イングランド代表DFフィル・ジャギエルカの実兄であるスティーブ・ジャギエルカ氏が他界した。43歳だった。 ストーク・シティのユース出身のジャギエルカ氏は、ストークの他、シュルーズベリーやシェフィールド・ユナイテッドなど、イングランドの下部リーグで長年プレーしていた。 シュルーズベリーでは、176試合に出場し18ゴールを記録。その後のシェフィールド・ユナイテッドでは、弟のフィルとチームメイトとしてプレーしていた。 プロデビューを果たしたシュルーズベリーは公式ツイッターで「シュルーズベリー・タウン・フットボールクラブは、スティーブ・ジャギエルカが43歳で亡くなったというニュースを受け取って深く悲しんでいます」とツイート。「我々の気持ちは、この悲劇的な時を迎えた彼の家族や友人と一緒です」と哀悼の言葉を残した。 また、弟のフィルがプレーしていたエバートンは「43歳で元キャプテンのフィル・ジャギエルカの兄弟であるスティーブが亡くなったことを聞き、深く悲しんでいます。我々の気持ちは、この非常に悲しい時期にフィルと他のジャギエルカ一家とともにあります」と追悼している。 さらに、現在は弟のフィルが所属し、かつては兄弟揃ってプレーしていたシェフィールド・ユナイテッドも追悼。「シェフィールド・ユナイテッドは、43歳で元選手のスティーブ・ジャギエルカ(現在のディフェンダーのフィルの兄弟)が亡くなったことを聞いて深く悲しんでいます。ブレイズの全ての人の哀悼の意は、この困難な時期にフィルとジャギエルカ家族の残りの人たちと共にあります」とツイートした。 2021.03.18 11:42 Thu

エバートンで385試合出場のジャギエルカの息子がリバプールに加入

エバートンで公式戦385試合の出場を数える元イングランド代表DFフィル・ジャギエルカの息子がリバプールに入団したようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 2019年夏からシェフィールド・ユナイテッドに所属するジャギエルカは、2007年夏にそのシェフィールド・Uからエバートンに加入。12年の在籍でクラブ歴代5位となる、公式戦385試合に出場した。 ジャギエルカはエバートンのレジェンドと言っても過言ではないが、その息子のザック君にとっては預かり知るところではないようだ。 情報によると、13歳のザック君はこの度リバプールのアカデミーに入団。多才なアタッカーで、サッカーの他にもゴルフの才能もあるという。 父親としては子供の選択を尊重したいところだが、それがリバプールとなると複雑な心境だろう。しかし、屈指のビッグクラブであるリバプールが認めたというのであれば、その秘めた才能は凄まじいものなのかもしれない。 2021.02.20 19:37 Sat

エバートンの関連記事

ローマのオーナーがエバートンを買収か? 売却失敗の中で候補者が複数浮上

クラブ売却話が頓挫してしまったエバートン。救世主として浮上したのは、ローマのオーナーであるダン・フリードキン氏だという。イギリス『BBC』が伝えた。 エバートンは、現オーナーであるファルハド・モシリ氏がクラブの売却を考え始めると、アメリカの投資会社「777パートナーズ」に株式の94%を売却することで合意に達していた。 しかし、クラブの売却期限だった今月1日までに取引が行われず。クラブの売却は成立しなかったことが発表されていた。 そんな中、新たな買い手として浮上したのがローマを保有するダン・フリードキン氏。純資産は48億ポンド(約9629億円)とも言われているアメリカ人の実業家で、モシリ氏が持つ94%の株式を全て購入することを目指しているという。 なお、その他にも、エバートンに1億5800万ポンド(約313億8000万円)を貸し付けたMSPスポーツキャピタル、地元の実業家であるアンディ・ベル氏とジョージ・ダウニング氏も買収を目指しているとされている。 また、クリスタル・パレスの共同オーナーであるジョン・テクスター氏もエバートンに興味を示しており、クリスタル・パレスの株式45%を売却することを検討し始めたとも言われている。 いずれにしても、買い手の候補はいくつかいる中で、エバートンの将来がどうなるのか注目を集める 財政的に問題を抱えていたエバートン。2023-24シーズンのプレミアリーグでは、プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)の違反のため、勝ち点8をマイナスされていたが、なんとか残留を果たしていた。 2024.06.09 12:01 Sun

エバートンはショーン・ダイチ監督流出なら“一巻の終わり”? 元CEO「彼に感謝せよ」

「エバートンはショーン・ダイチに感謝せよ」…エバートンの元最高経営責任者(CEO)が主張した。 ファルハド・モシリ氏のオーナー就任以来、イングランドの古豪として地位を保ってきたエバートンは、一転して残留争いが常となり、何より経営状況が「最悪」と言って差し支えない。 クラブを維持するには主力の売却が必須で、大きな勝ち点剥奪を課されて生き延びた今夏は特にそう。よく名の通る主力は軒並み移籍の噂が存在する。 そんななか、1年ほど続けてきた「777パートナーズ」へのクラブ売却交渉が、とうとう6月1日で期限切れ。 イギリス『フットボール・インサイダー』のポッドキャスト番組に出演したエバートン元CEO、サッカーコンサルタントのキース・ワイネス氏は、古巣についてショーン・ダイチ監督がいなくなれば「一巻の終わり」と語る。 「エバートンの債権者もモシリも、ダイチ(監督)の多大なる働きに感謝の念を抱いていることだろう。今シーズンは選手だけでなく、彼も大活躍したと言える。来季以降も残るよう慰留に努めるべきだ」 「ないとは思うが、もしダイチが今夏でエバートンを去るようなことになれば、大きな打撃…いや、最後にして最大の打撃となる」 「まあ、彼自身にそんな願望がないだろうがね。エバートンのパフォーマンスは悪くなかったし、勝ち点剥奪がなければ48ポイントだ。立派な積み上げと言える」 2024.06.07 10:40 Fri

【2023-24 プレミアリーグベストイレブン】2季連続2位のアーセナルから最多5選手を選出

2023-24シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:ピックフォード DF:サリバ、ファン・ダイク、ガブリエウ MF:ウーデゴール、ロドリ、パーマー、ライス FW:サカ、ワトキンス、フォーデン GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:51 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留の立役者に。最多クリーンシートのラヤやヴィカーリオ、マルティネスの活躍も光ったが、リーグ2位の13試合でクリーンシートを達成したトフィーズの守護神を選出。財務違反による勝ち点8剥奪で残留争いを強いられたチームはリーグワースト2位の深刻な得点力不足に喘いだが、タルコウスキ率いるディフェンスラインと共に再三の好守で失点を防いだイングランド代表GKの活躍によって残留を勝ち取った。 DF ウィリアム・サリバ(23歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストDF。実質プレミアリーグ2年目でその才能を完全に開花させた。若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、攻守に研ぎ澄まされたプレーを披露。完全にワールドクラスの域に到達した。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:36)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 完全復活。過密日程を強いられた後半戦にややパフォーマンスを落としたが、全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲く。圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続け、新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。 DF ガブリエウ・マガリャンイス(26歳/アーセナル) 出場試合数:36(先発:34)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最少失点に貢献。判断、安定感の部分で昨季以上の進化を見せてサリバと共に鉄壁のセンターバックコンビを形勢。地対空の圧倒的な対人戦の強さで相手のエースを封じ込め、ビルドアップの部分でも大幅にミスが減った。攻撃時のセットプレーでは常に相手の脅威に。 MF マルティン・ウーデゴール(25歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズ牽引のスキッパー。指揮官アルテタからピッチ上の指揮官として全幅の信頼を受け、ハイインテンシティとハイクオリティを両立させたパフォーマンスで攻守に安定をもたらした。8ゴール10アシストの数字に加え、キーパスや崩しの起点の仕事、プレッシングのスイッチ役と目に見えない貢献度が非常に高かった。 MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:34)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 4連覇王者の心臓。シーズンMVPはフォーデンに譲る形となったが、その活躍と遜色ない圧巻のパフォーマンスでシティ優勝に大きく貢献。現時点で世界最高のホールディングMFという評価を確立しており、攻守両面での安定感は異次元のレベル。加えて、セットプレーやミドルシュートを武器に8ゴールを挙げる得点力、勝負強さは驚異的だ。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:22 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で大爆発。期待の若手との評価にとどまったマンチェスター・シティを離れて加入したチェルシーでリーグ屈指のアタッカーに急成長。シーズン序盤は高精度の左足にPKの巧さにスポットライトが当たっていたが、中盤戦以降は試合ごとに進化を示し、組み立ての能力、局面打開力、アタッキングサードでの圧倒的なクオリティを示し、いずれもリーグトップクラスの22ゴール11アシストを記録。不調のブルーズを6位まで押し上げた原動力に。 MF デクラン・ライス(25歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:37)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MVP級の輝き。最終結果によってMVPには選出しなかったが、パフォーマンスとチームへの影響力という部分ではフォーデン、ロドリと同等の評価だ。守備では傑出したデュエルの強さにカバーリング能力、攻撃では質の高い繋ぎに推進力で起点役を担い、後半戦はプレースキッカーとしても能力の高さを示した。さらに、7ゴールを挙げるという文句なしの活躍ぶりだった。 FW ブカヨ・サカ(22歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感抜群のガナーズのエース。幾つかのビッグマッチで消えた試合もあったが、35試合ほぼフル稼働で常に攻撃の起点を担ってきたタフさと安定感は素晴らしかった。16ゴール9アシストというスコアポイントに加え、時にダブルチームで対応される中でも右サイドで質的優位を生み出し続け、周囲の味方に自由を与えるエースとしての仕事も光った。 FW オリー・ワトキンス(28歳/アストン・ビラ) 出場試合数:37(先発:37)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストストライカー。リーグ4位タイの19ゴールにリーグ最多の13アシストと32ゴールに関与する驚異的なスタッツを記録。シーズンを通して多くの選手と前線でコンビを組みながら、チャンスメーカー、フィニッシャーとしてハイレベルのプレーを披露。得意のオフ・ザ・ボールの動き出しとシュート精度を武器に、例年通りにゴールを量産しつつ、磨きをかける個人での局面打開やラストパス、クロスで味方のゴールをお膳立てし、より万能型のプレースタイルに進化を遂げる1年となった。 FW フィル・フォーデン(24歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のMVP。キャリアハイの19ゴールに加え、8アシストを記録。左右のウイングにトップ下を主戦場にゲームメーカー、チャンスメーカー、フィニッシャーとマルチタスクをハイレベルでこなし、前人未踏の4連覇の立役者に。 2024.06.06 19:05 Thu

財政難のエバートン、アメリカ投資会社が期限に間に合わず買収失敗…クラブは「選択肢を検討する」

クラブの売却を進めていたエバートンだったが、振り出しに戻ってしまった。 財政的に問題を抱えていたエバートン。2023-24シーズンのプレミアリーグでは、プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)の違反のため、勝ち点8をマイナスされていたが、なんとか残留を果たしていた。 そのエバートンは、2023年9月にオーナーであるファルハド・モシリ氏が、アメリカの投資会社「777パートナーズ」に株式の94%を売却することで合意に達していた。 しかし、クラブの売却期限はイギリス時間の1日5時までだったが、取引が行われずに期限切れ。クラブの売却は先延ばしとなってしまった。 エバートンは今回の件を受けて声明を発表。この期間の支援に感謝を示しつつ、売却については新たな選択肢を模索するとした。 「777パートナーズとブルーヘブン・ホールディングスとの間で締結されたクラブの過半数株式の売買契約は本日期限切れとなりました。クラブの取締役会は、777パートナーズがここ数カ月間クラブに提供してきた多大な財政支援を認識しており、この機会に彼らに感謝の意を表したいと思います」 「クラブは、ブルー・ヘブン・ホールディングスと協力してクラブの将来の所有権に関するあらゆる選択肢を検討しながら、通常通り運営を継続します」 モシリ氏は2016年にエバートンを買収。しかし、近年は不振に陥り、降格の危機にもさらされる事態が続いていた。 一方で、買収に合意していた「777パートナーズ」だったが、プレミアリーグの要件を満たすことができず、取引が遅延。エバートンに対して2億ポンドの融資を行うなど意思を示していたが、最終的に期限が切れることとなった。 「777パートナーズ」は、セビージャ、ジェノア、ヘルタ・ベルリン、スタンダール・リエージュ、ツルヴェナ・ズヴェズダといった欧州の各クラブの大株主となっていたが、プレミアリーグに参入はできず。ただ、プレミアリーグが拒否したわけではないため、エバートンが売却したい意思を持っていれば、要件を満たせば認められることになるようだ。 2024.06.01 23:15 Sat

厳しい状態続くエバートン…クラブ売却交渉停滞ならピックフォードら主力を売却か

エバートンは今夏の移籍市場で主力数選手を売却する可能性があるようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 今シーズン、収益性と持続可能性に関する規則(PSR)違反による勝ち点はく奪に苦しんだエバートン。それでもショーン・ダイチ監督の下でチームは粘り強く戦い抜き、プレミアリーグ15位と降格は免れる形でシーズンを終えた。 しかし、クラブの財政は依然として厳しい状態のようだ。オーナーのファルハド・モシリ氏はクラブの売却を急いでいるが、話に進展がなかった場合は主力の売却が必要になるという。 仮にそうなった場合、真っ先に売却対象となるのはイングランド代表GKジョーダン・ピックフォード(30)になる模様。2017年夏にエバートンへ加入して以来、抜群の反射神経を武器に守護神の座を守り続けてきた選手には、現在も多くの関心が寄せられているとのことだ。 また、若手有望株のイングランド代表DFジャラッド・ブランスウェイト(21)やベルギー代表MFアマドゥ・オナナ(22)、ダイチ監督からの信頼厚いマリ代表MFアブドゥライエ・ドゥクレ(31)、イングランド人MFドワイト・マクニール(24)についても、相応のオファーがあれば売却に応じる方針だという。 ここ数年は常に降格の危機に立たされながらも、その度に不屈の精神を示してきたエバートン。しかし、このままの状態が続くようなら、来シーズンも厳しい戦いは避けられない見通しとなっている。 2024.05.29 15:40 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly