バスクの絆は強く美しく…精巣ガン再発したDFジェライの支援のため同僚が粋な計らい

2017.07.08 13:24 Sat
Getty Images
▽バスク純血主義を貫くアスレティック・ビルバオの絆は強く、そして美しい。同クラブは7日、精巣ガン再発の疑いで化学療法をスタートしたU-21スペイン代表DFジェライ・アルバレスの支援のために粋な計らいを見せた。

▽ビルバオは7日、クラブの公式ツイッターを通じて、トップチームに所属するすべての選手たちが坊主になった驚きの画像を公開した。
▽この背景には、昨年12月に精巣ガンの摘出手術を受けて、一度は戦列に復帰しながらも、最近に入ってガン再発の疑いがあって、抗ガン剤による化学療法をスタートしたジェライを支援する意図があった。

▽治療に向けて髪の毛を剃るなど、再びガンとの厳しい戦いを強いられたジェライを何とか励ましたいチームメートは、同選手との連帯を示すために全員が坊主になることを了承。そして、先日にクラブハウスを訪れたジェライは、ロッカールームに整列した坊主姿のチームメートをみると、驚きと共に感極まった様子を見せていた。

▽今回の行動に関して、スペイン人MFオスカル・デ・マルコスは以下のように語った。スペイン『アス』が伝えている。
「僕たちは友人であり相棒であるジェライに関しての詳細を待たなければならない。だけど、ここではより心地よい気持ちでいてほしいと思い、今回の行動に至ったんだ。もちろん、ジェライだけでなく、この病気に苦しむすべての人たちに対して、自分たちの支援の姿勢を見せたかったんだ」

「僕たちはいつもこのチームが真の意味での“チーム”だと言ってきた。それは言葉だけでなくすべてだ。髪の毛を剃るというアイデアは、ジェライが髪を剃ったのを見たときに、彼と気持ちを共有できれば、素晴らしいことなのではないかと思ったんだ」

◆心はジェライと共に
https://twitter.com/AthleticClub/status/883399592087126020

◆素晴らしい仲間に支えられるジェライ
https://twitter.com/AthleticClub/status/883337500617560064

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スペイン『エル・ムンド』によって、驚愕の契約内容がリークされたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、その話題を払拭する完璧なゴールを記録した。 メッシは、2017年11月から契約が終了する2021年6月までの約4年の間に最大で5億5500万ユーロ(約705億円)という大型契約がリーク。この暴露が大きな話題を呼んでいた。 そんな中、1月31日に行われたラ・リーガ第21節のアスレティック・ビルバオ戦に先発出場したメッシは、20分に先制点となる直接FK弾を決めてみせた。 <div id="cws_ad"><script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=kqsnfoak9xmc10mj41b6nzl3t" async></script></div> ペナルティーアーク手前でFKを獲得すると、自らキッカーを担当。アスレティックはメッシ対策として、壁の下にFWイケル・ムニアインが寝転がり、DFジェライ・アルバレスがゴール右のコースを消そうとゴールライン近くまでカバーに入った。 しかし、メッシはジェライがジャンプしても届かないゴール右上の完璧なコースにFKを叩き込み、見事な先制点を決めた。 これがバルセロナでの通算650ゴール目となったメッシだが、このスーパーなFKには、イギリス『SPORT BIBLE』が「アスレティックの選手がライン上にいるにも関わらず、メッシがインチ(25.4mm)単位の信じられないFKを決めた」と絶賛した。 さらに、かつてバルセロナでプレーした元イングランド代表FWガリー・リネカー氏は「メッシの昇給の時期かもしれない」と述べたほか、ファンからは「バルサがメッシに支払ったすべてのユーロに値する」と、試合前の騒ぎに乗っかったコメントも寄せられた。 試合はその後、1度同点に追いつかれたものの、FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールで勝ち越したバルセロナが2-1で勝利。5連勝としてレアル・マドリーをかわし2位浮上を果たしている。 2021.02.01 11:45 Mon

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将来的にバスク代表の公式戦参加が認められることになるかもしれない。 スペインとフランスにまたがるバスク地方では以前からスペインからの独立を求める運動が続いており、フットボール界においても、1988年に設立されたバスクサッカー連盟の下でバスク代表として活動している。 国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)への加盟が認められていないため、公式戦に参加することはできないが、今月のインターナショナルマッチウィークにはコスタリカ代表と非公式のトレーニングマッチを行い、2-1で勝利を収めている。 そのバスク代表は2018年12月にFIFAとUEFA加盟を目指していたが、スペインサッカー連盟(RFEF)が強硬に拒否したことで、このタイミングでの加盟は実現しなかった。 しかし、バスクサッカー連盟のルイス・マリ・エルストンド会長は中長期的に公式戦への参加が認められる可能性があると考えている。スペイン『マルカ』が伝えている。 エルストンド会長は先日にバスクのスポーツチームの国際大会への参加に向け、スペイン中央政府とバスク政府の間で予備的な合意があったとの注目の発言を行っていた。 しかし、今回のインタビューでは「自分の表現が悪かった」とその発言を訂正。ただ、「中長期的には別のチームとして受け入れられる可能性がある」と、バスク代表の公式戦出場に向けて楽観的な態度を示している。 また、FIFAとUEFA加盟に向けて最大の障壁となるRFEFのネガティブな反応に関しても、両政府による交渉が進んでいることを理由に、「正式なステータスにどれだけ近づいているかはわからない。だが、我々は近づいている」と同じく楽観的な姿勢を貫いている。 なお、ドイツ『transfermarkt』が伝えるところによれば、現時点でバスク代表のUEFA加盟が認められた場合、代表招集資格がある選手の市場価値はUEFA内で17位にランクインすることになり、スイス代表(現17位)やウェールズ代表(18位)よりも上に入るという。 さらに、現在スペイン代表で活躍するFWミケル・オヤルサバルやMFアンデル・エレーラが加わった場合、代表チームとしての市場価値はさらに上がるという。 ちなみに『transfermarkt』が現時点で選出したバスク代表のスタメン候補は以下の通り。 GK ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) DF セサル・アスピリクエタ(チェルシー/イングランド) ジェライ・アルバレス(アスレティック・ビルバオ) イニゴ・マルティネス(アスレティック・ビルバオ) ユーリ・ベルチチェ(アスレティック・ビルバオ) MF アンデル・エレーラ(パリ・サンジェルマン/フランス) イゴール・スベルディア(レアル・ソシエダ) ミケル・メリノ(レアル・ソシエダ) FW イケル・ムニアイン(アスレティック・ビルバオ) イニャキ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) 2020.11.25 00:25 Wed

ビルバオ、DFジェライ・アルバレスと新契約締結! 2度の精巣ガン乗り越えた不屈の男

アスレティック・ビルバオは18日、スペイン人DFジェライ・アルバレス(24)と2026年6月30日までの新契約を締結したことを発表した。契約解除金は7000万ユーロ(約84億7000万円)に設定されている。 13歳でビルバオの下部組織に加入したジェライは、ビルバオのサードチームにあたるCDバスコニアでプロデビュー。その後、セカンドチームのビルバオ・アスレティックを経て2016年にトップチームデビューを飾った。 高い身体能力と守備センスを武器にすぐさまセンターバックの主力に定着したジェライは、アトレティコ・マドリーやバルセロナ、レアル・マドリーなど国内の強豪の関心を集める存在に。 しかし、2016年の年末を境に思わぬ形でキャリアが暗転する。ジェライは2016年12月に精巣ガンの摘出手術を受けて、一度は戦列に復帰しながらも、再発の疑いがあり2017年6月から化学療法での治療をスタート。その後、同年9月に化学療法の治療が完了した。 そして、ジェライは2018年2月4日に行われたリーガエスパニョーラ第22節のジローナ戦で先発フル出場し、9ケ月ぶりの戦列復帰を果たした。 2度に渡る精巣ガンを乗り越えてピッチに舞い戻った不屈の男は、昨シーズンのリーグ戦30試合に出場し、完全復活をアピールしていた。 2019.07.18 19:39 Thu

2度の精巣ガン乗り越えたビルバオDFジェライが9ケ月ぶりの復帰! 「人生で最も幸せな瞬間」

▽2度に渡る精巣ガンを乗り越えたアスレティック・ビルバオのスペイン人DFジェライ・アルバレスが4日に行われたジローナ戦で9ケ月ぶりの戦列復帰を果たした。同試合後、ジェライはスペイン『カデナ・セル』で喜びのコメントを残した。 ▽ジェライは2016年12月に精巣ガンの摘出手術を受けて、一度は戦列に復帰しながらも、再発の疑いがあり昨年6月から化学療法での治療をスタートしていた。その後、同年9月に化学療法の治療が完了し、そこから復帰に向けた調整を続けていた。 ▽そして、ジェライは4日に行われたリーガエスパニョーラ第22節のジローナ戦で先発フル出場し、9ケ月ぶりの戦列復帰を果たした。惜しくも試合は0-2の敗戦に終わったものの、ジェライは再びサッカーをできる喜びを噛みしめている。 「僕の人生において最も幸せな瞬間だった」 「日曜の試合(ジローナ戦)は僕にとってアスレティックでプレーした最後の試合から260日後の特別な試合だった。だから、個人的にデビュー戦を繰り返すような緊張感があったんだ」 「僕だけでなく家族にとっても厳しい時期を過ごしてきた。とくに、両親にとって22歳の息子が再びガンを患ったことを確認したのはとても恐ろしいことだったと思うよ」 ▽また、ジェライは昨年7月に化学療法をスタートした際、治療の副作用で毛髪が抜ける自身を励ますため、全員が坊主になるなど支え続けてくれたチームメートへの感謝を口にしている。 「チームメートが頭を剃った姿をみたときは、本当に素晴らしい気分だったよ。厳しい時期を通して、彼らはいつも僕の支えになってくれたんだ」 ▽2度に渡る精巣ガンを乗り越えて三度ピッチに舞い戻った不死鳥のようなジェライには、自身を支え続けてきた周囲の人たち、同じ病気を患う人たちのためにもピッチ上で躍動する姿を見せ続けてほしい。 2018.02.07 03:36 Wed

精巣ガンを患っていたビルバオDFジェライの治療が完了…復帰に向けたプログラムへ

▽アスレティック・ビルバオは21日、精巣ガンを患っていたU-21スペイン代表DFジェライ・アルバレスに関して、化学療法での治療が完了したと発表した。クラブ公式サイトが伝えた。 ▽昨年12月に精巣ガンの摘出手術を受けて、一度は戦列に復帰したジェライだったが、再発の疑いがあり6月から化学療法での治療をスタートしていた。 ▽チームメイトや他クラブからも支援のメッセージなどが送られていたジェライだが、無事に治療が完了。数日中に退院し、経過を見守ることとなるようだ。また、チームへ復帰するためのリハビリも開始されるという。 ▽ジェライは、ビルバオの下部組織出身で2016年7月にトップチームへ昇格。2016-17シーズンはリーガエスパニョーラで26試合に出場、ヨーロッパリーグでも8試合に出場していた。また、U-21スペイン代表としてもプレーしている。 2017.09.21 20:00 Thu

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