元エースが古巣ユベントスの状況に見解「多くの選手がピッチで混乱している」

2021.05.11 12:25 Tue
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ユベントスの元エースであるダビド・トレゼゲ氏が、ミラン戦の完敗について見解を述べた。

ユベントスは9日、セリエA第35節でミランと対戦。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う直接対決という大事な一戦だったが、0-3で敗戦。当該成績が順位に影響するセリエAにおいて、ユベントスはかなり厳しい状況に立たされることとなった。
セリエA10連覇を逃した上、来シーズンのCL出場権すら失う可能性があるユベントス。古巣の混沌とした状況について、トレゼゲ氏はクラブの『Twitchチャンネル』でコメント。ミラン戦の敗戦について考えた。

「大きな敗北だった。ミランは勝利に値したし、ユベントスが試合に対してすべき準備をしていなかったことは明らかだ」

「リーダーが出てきて、チーム全体に冷静さを与えるべきだった。今は難しい時期だろう。ユベントスは9ポイントが必要だが、適切な解決策を見つけ、この状況を好転させる時間はまだあると思う」
そのユベントスは12日に第36節でサッスオーロと対戦。残り3試合で3連勝をしなければいけないと語ったが、ピッチ内で選手たちが混乱していると見解を示した。

「水曜日の試合はとても難しいだろうが、ユベントスはどんな犠牲を払っても勝たなければならない」

アンドレア・ピルロが解決策を見つけられると信じている。考える時間はないが、勝つためだけだ。C・ロナウドとモラタが25分に1回だけボールに触れるのは普通ではない。これは正常ではないが、頻発している」

「攻撃のアクションを構築する方法や守る方法がわからないまま、多くの選手がピッチで混乱しているように見えることがわかった」

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