レアル・マドリーのレジェンドたちが、フランス代表FW
キリアン・ムバッペの加入説に異論を唱えている。
先日に突如噴出したムバッペの
パリ・サンジェルマン退団論。今夏に契約延長したばかりの同選手がクラブの現状に不満を抱いており、冬の移籍市場での移籍を求めていると、著名ジャーナリストや複数メディアが一斉に報じた。
真偽はさておき、ムバッペほどの大物が移籍するとなれば、その移籍先もそれなりのクラブに限られる。その中で最も可能性が高いとされているのが、今夏にも噂されたマドリーだ。
マドリーは今夏、ムバッペ獲得に迫ったが、23歳が翻意したことで目前で失敗。それでも将来的な加入の可能性はあると見込まれていた。
そのチャンスが予想より早く回ってきそうな流れだが、マドリーのレジェンドらはムバッペの加入に首をかしげているようだ。
現在はマドリーの下部組織でコーチを務める
グティ氏がスペイン『El Chiringuito』にて、「私はムバッペよりもハーランドがここに来ることを望む」と発言すれば、90年代後半のマドリーでラ・リーガとチャンピオンズリーグ制覇したビクトル・サンチェス・デル・アモ氏も「レアル・マドリードはムバッペを必要としていない」とコメント。
デル・アモ氏はまた、ムバッペのサッカー選手としての能力を称賛しながらも、「彼が来ると、今非常にうまくいっていることが台無しになってしまう恐れがある」と、その異様な存在感がチームに悪影響を与える可能性を懸念した。
なお、今回の一件に関しては、ディレクターのルイス・カンポス氏やクリストフ・ガルティエ監督が火消しに走っており、グティ氏も「サッカーに集中し、他のことは忘れるべきだ」と助言を送っている。
