「あんな良いボールが来るとは」貴重な先制ゴールの松木玖生、数的不利での勝利に「勝ちで終われて本当に良かった」

2024.04.17 00:50 Wed
先制ゴールを決めた松木玖生
Getty Images
先制ゴールを決めた松木玖生
貴重な決勝ゴールを記録したU-23日本代表のMF松木玖生(FC東京)が、U-23中国代表戦を振り返った。16日、パリ・オリンピック出場を目指す日本は最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップで中国と対戦した。
8大会連続8度目のオリンピック出場を目指す中、試合は8分に松木が山田楓喜(東京ヴェルディ)のクロスに合わせて先制する。

しかし、17分に西尾隆矢(セレッソ大阪)が相手をヒジ打ちしたとして一発退場。70分以上を数的不利で戦う中、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)のビッグセーブやその他の選手たちのハードワークもあり1-0で勝利。白星スタートとなった。

厳しい戦いを勝利で終えた日本。試合後のフラッシュインタビューに応じた松木。自身のゴールを振り返り「うまくサイドからボールが来て後は合わせるだけで、早い時間帯に点数が取れて本当に良かったです」とコメント。「(山田)楓喜君がインスイングで来る時にあそこは絶対入ろうと練習からやっていて、本番であんなに良いボールが来るとは思わなかったですけど、そこを冷静に決め切ることができて良かったです」と、山田からのクロスは予想通りだったものの、しっかりと決め切れたことを喜んだ。
一方で先制してすぐに数的不利に。「結構早い段階だったので、ちょっとこの時間を守るのは厳しいかなと思ったんですけど、自分たちもタフに戦い続けて守り続けて、あわよくばセットプレーでもう1点取りたかったですけど、そういったところも自分たちの強さが出たところだと思います」とコメント。しっかりと対応して戦い抜けたとした。

声掛けについては「まずは失点しないことを大前提に、相手が結構ロングボールを使ってきたので、そこの対処とセカンドボールの回収、プレスのことも話していました」と語った松木。攻守に渡って奔走し、豊富な運動量を見せつけていたが「この苦しいゲームを勝ち切れたことは大きですし、次に繋がったと思います」と勝利に繋がったことを喜び、「リーグ戦で勝ちで終わるのと、引き分けで終わるのは全く別のようなものなので、勝ちで終われて本当に良かったです」と、勝ち点3でリードを奪えたことを喜んだ。

次は中2日でU-23UAE代表との試合が待っている。「次の試合も当然タフになるだろうし、今日はアクシデントありましたけど、自分たちも11人でしっかりサッカーができるところを色々な国に見せたいです」と意気込みを語り、「次もしっかり勝って、中2日ですけど、コンディションも整えてやっていきたいと思います」と、しっかりと準備して臨みたいと語った。

UAE戦は19日(金)の24時30分キックオフ。DAZNとNHKで生中継される。

1 2
関連ニュース

「日本を驚かせたかった」プランを用意も日本に敗れたイラク指揮官、3位決定戦での五輪出場へ意気込み「チャンスはまだある」

U-23イラク代表のラディ・シェナイシル監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝でイラクは日本と対戦。勝利した方がパリ・オリンピックの切符を掴むという大一番となった。 準々決勝でU-23サウジアラビア代表を下したイラク。日本戦には5バックで臨んだが、前半に細谷真大、荒木遼太郎にゴールを許し2点ビハインド。さらに高さに期待して起用したサリム・アフメド・アルバンダルが、足を負傷して前半で交代するなどエクスキューズがあった。 キャプテンも出場停止となり不在だったイラクは、後半はシステムを変え、ロングボール主体に切り替えたが、日本はしっかりと守り切り2-0でイラクは敗戦。3位決定戦にパリ五輪の切符を委ねることとなった。 シェナイシル監督は試合後の記者会見で、日本相手の戦い方が難しく、プラン通りに行かなかったと認めた。 「今日はサウジアラビア戦と同じような試合をしたが、システムはサウジ戦では機能していた。今日、我々は異なる2つの形で前後半プレーしようとした。前半を引き分けて終え、後半で日本を驚かせたかった」 「しかし、残念ながら日本と対戦する場合、これはとても難しいことだった。後半はリスクがあり、日本は我々よりも得点するチャンスが多かった」 また、五輪の切符を懸けて日本と戦うことの難しさに言及。それでも後半の戦い方を称え、残り2度のチャンスがある五輪切符を掴むと意気込んだ。 「特に上位4チームに入った後は、厳しい試合になると予想していた」 「日本には素晴らしい選手がいて、フィジカルコンディションが良いことはわかっていたが、我々はこのチームに対して対等にプレーするために最善を尽くした」 「いくつかのミスはあったが、後半は良いプレーができたので、選手たちの後半のパフォーマンスを称賛したい」 「我々はオリンピックに行くためにここに来たが、決勝に進出するなどとは一度も言っていなかった。我々は今の状況に満足しており、この試合を忘れて、オリンピックに進んでいくチャンスはまだある」 3位決定戦の相手は躍進するU-23インドネシア代表。ケガ人を含め、しっかりとコンディションを整えて戦いたいとした。 「今、我々は選手たちとフィジカル面で協力する必要がある。数人のケガに悩まされており、選手を変えなければいけなかった」 「インドネシアは非常に難しいチームであることを理解しており、グループステージで好成績を収めたため、上位4チームに入っている。インドネシアと対戦し、勝利することを楽しみにしている」 2024.04.30 15:58 Tue

「マジで欲しい」ゴールへの意欲を語る高井幸大、最年少の19歳でもチームの軸に「良い経験ができた」

パリ・オリンピック出場を決めたU-23日本代表のDF高井幸大(川崎フロンターレ)が、U-23イラク代表戦を振り返った。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝で日本はイラクと対戦。この試合に勝てばパリ・オリンピックの切符を掴む大事な一戦となった。 8大会連続12度目のオリンピック出場を懸けて戦った日本。28分に細谷真大が2試合連続ゴールを決めると、42分には荒木遼太郎が追加点。後半は攻め込みながらも、しっかりとイラクに対応して2-0で勝利。見事にオリンピック出場を決めた。 チーム最年少である高井。大会を通じて落ち着いたプレーを見せてパリ行きに大きく貢献した。 試合後のフラッシュインタビューに応じた高井は「本当に嬉しいですし、本当に頑張ってきて良かったなと思います」とパリ五輪行き決定を喜んだ。 内野航太郎と共に19歳(誕生日を考慮すると高井が最年少)で出場となった高井。「年齢は関係ないですけど、もちろん凄く大事な大会で、凄く緊張しましたし、良い経験ができたと思います」と、世代が上の大会でもしっかりと戦えたことをプラスに捉えた。 CBでは木村誠二(サガン鳥栖)が2ゴールと気を吐いており、高さのある高井も「マジで欲しいです(笑)」と、今大会でのゴールが欲しいと思いを語った。 次は決勝。アジア制覇が懸かっている中、「この決勝は気持ちの戦いだと思うので、頑張りたいと思います」とコメント。優勝への想いをぶつけたいところだ。 決勝の相手は2大会連続ファイナリストのU-23ウズベキスタン代表。5月3日(金・祝)の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。 <span class="paragraph-title">【動画】細谷真大が巧みなトラップ&反転で流し込み先制!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="12BxyH07K4s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】藤田譲瑠チマのダイレクトパスを荒木遼太郎が落ち着いて沈める!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="sLN6xLyicEA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.30 14:30 Tue

「凄く良い守備ができた」守備と2ゴールでパリ五輪行き貢献の木村誠二、イラク戦での決定機逸を悔やむ「決めていれば真大より上だった」

パリ・オリンピック出場を決めたU-23日本代表のDF木村誠二(サガン鳥栖)が、U-23イラク代表戦を振り返った。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝で日本はイラクと対戦。この試合に勝てばパリ・オリンピックの切符を掴む大事な一戦となった。 8大会連続12度目のオリンピック出場を懸けて戦った日本。28分に細谷真大が2試合連続ゴールを決めると、42分には荒木遼太郎が追加点。後半は攻め込みながらも、しっかりとイラクに対応して2-0で勝利。見事にオリンピック出場を決めた。 今シーズン前に負傷し3月の親善試合は不在だった木村。今大会に招集されると、初戦のU-23中国代表戦では緊急出場を果たして守備を支え、ディフェンスの軸となった。 試合後のフラッシュインタビューに応じた木村は、パリ五輪行きの切符を掴んだことに「パリの出場権を目指してこの大会に来ているので本当に嬉しいです」とコメント。喜びながら、試合を振り返った。 「僕らがボールを持てる時間が多い試合がたくさんある中で、僕らはリスク管理を徹底して、なんとか失点をゼロにしたいと話していました」 「今日も無失点に抑えられましたし、凄く良い守備ができていたと思います」 今大会は守備でも安定したプレーを見せた一方で、セットプレーから2ゴールを記録。攻撃面でもチームに貢献した。 「セットプレーは羽田さん(羽田憲司コーチ)を筆頭にみんなで考えて毎回練習していることなので、それを上手く実行できたので、僕だけの力ではないです」 「2本とも(山本)理仁から良いボールが入っているので感謝したいです」 「今日はCK1本目でフリーで外してしまったので、あれは本当に悔しいですし、決めていれば(細谷)真大より得点上だったなと思います。次も出るとなったらゴールを少し狙っていきたいです」 山本理仁の好クロスに打点の高いヘッドは日本の武器に。優勝に導くゴールにも期待したい木村。「僕らはずっと優勝を目指してこの大会を戦ってきているので、最後まで23人全員で戦って、優勝をもぎ取って帰りたいです」とコメント。アジア制覇への強い思いも口にした。 決勝の相手は2大会連続ファイナリストのU-23ウズベキスタン代表。5月3日(金・祝)の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。 <span class="paragraph-title">【動画】細谷真大が巧みなトラップ&反転で流し込み先制!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="12BxyH07K4s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】藤田譲瑠チマのダイレクトパスを荒木遼太郎が落ち着いて沈める!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="sLN6xLyicEA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.30 14:20 Tue

「ホッとしてます」果敢な左サイドの仕掛けが光った平河悠、優勝へ意気込む「得点を狙いつつ貢献できれば」

パリ・オリンピック出場を決めたU-23日本代表のFW平河悠(FC町田ゼルビア)が、U-23イラク代表戦を振り返った。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝で日本はイラクと対戦。この試合に勝てばパリ・オリンピックの切符を掴む大事な一戦となった。 8大会連続12度目のオリンピック出場を懸けて戦った日本。28分に細谷真大が2試合連続ゴールを決めると、42分には荒木遼太郎が追加点。後半は攻め込みながらも、しっかりとイラクに対応して2-0で勝利。見事にオリンピック出場を決めた。 この試合では左ウイングとしてイラクの脅威となり、果敢に仕掛け続けた平河。フラッシュインタビューでは大会を振り返り「チームとしてパリ・オリンピックの出場権を獲得するという1番の目的をチームとして同じ方向を向けてスタートできたので、それを達成できて良かったです」とコメント。「もう1戦残っているので、今はそこに向けて切り替えています」と、決勝に向けて意気込みを語った。 改めて五輪の切符を掴んだことについては「一番はホッとしていますけど、この試合に対する準備は23人がしっかりやっていましたし、自分も与えられたタスクをしっかりやればチームの勝利に貢献できると思っていたので、少しでも貢献できていればと思います」と、謙虚に語りつつも、やるべきことをやったと自信を窺わせた。 次はタイトルがかかった大一番。「まだ点が取れていないので、得点を狙いつつ、優勝に貢献できればと思います」とコメント。チャンスメイクだけではなく、ゴールを目指すと意気込んだ。 決勝の相手は2大会連続ファイナリストのU-23ウズベキスタン代表。5月3日(金・祝)の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。 <span class="paragraph-title">【動画】細谷真大が巧みなトラップ&反転で流し込み先制!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="12BxyH07K4s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】藤田譲瑠チマのダイレクトパスを荒木遼太郎が落ち着いて沈める!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="sLN6xLyicEA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.30 14:10 Tue

準決で「チームは生き物だと改めて感じた」 宮本恒靖JFA会長がパリ行きのU-23日本代表を称賛! 「敬意を表します」

U-23日本代表がオリンピック8大会連続12度目の出場を決めた。 大岩剛監督のもと、パリ・オリンピックを目指すU-23日本代表はアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップで勝てば出場決定の準決勝まで勝ち進み、29日にU-23イラク代表と対戦。前半のうちに細谷真大と荒木遼太郎のゴールで2点のリードに成功し、そのまま勝ち切った。 日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖氏は協会を通じて労いの言葉。自身も現役時代にシドニー・オリンピックを戦い、その後にフル代表のキャプテンも務めた47歳のJFA新会長は1996年のアトランタ大会からの連続出場を成し遂げた後輩たちを称賛している。 「8大会連続でオリンピック出場を決めた監督、スタッフ、選手、関係者のこれまでの努力に敬意を表します。また、FIFAマッチデーではない大会期間にもかかわらず、選手を派遣してくれたクラブの皆様にも心から感謝をしています」 「イラクとの準決勝ではチームは生き物だと改めて感じた試合でした。大会が進み、試合を重ねるごとにチームが成長していることをとても感じています。この勢いで決勝も戦って優勝して欲しいと願っています」 パリ行きの切符を掴みとったU-23日本代表は3日の決勝戦でU-23ウズベキスタン代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】U-23日本代表vsU-23イラク代表</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="NpGyB1NtSYg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.30 11:00 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly