総額約924億円、ムバッペとPSGの契約内容が衝撃…スポーツ史上最大の契約か

2022.10.24 15:10 Mon
Getty Images
フランス代表FWキリアン・ムバッペ(23)とパリ・サンジェルマン(PSG)の契約は、破格の内容になっているようだ。フランス『ル・パリジャン』が伝えた。
PR
今夏の退団も噂された中、5月に2025年までの3年間の契約延長にサインしたムバッペ。レアル・マドリーへの移籍が確実視されていた中でのビッグニュースは、世界に驚きを与えた。
PSGのナセル・アル・ケライフィ会長は、ムバッペの残留こそが何よりも優先事項であると考え、エマニュエル・マクロン大統領も介入したとされるほど。パリ育ちの大スターを地元にとどめておくことは、多くの人の願いでもあった。

最も、ムバッペが重視したのはクラブのプロジェクト。自身をプロジェクトの中心に置いてもらうことを求め、ムバッペ中心のチーム作りにシフトしていくことが条件とされていた。

その中で合意した契約。当初は2年契約に1年のオプションというものだったという。また、そのオプションはムバッペ側が行使するもので、クラブに権限はないものとなり、2024年夏にフリーで退団が可能となるものだった。
一方で、ムバッペの成績やチームの成績によるボーナスはなし。悲願のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たそうが、ムバッペがバロンドールを受賞しようが、報酬は変動しないというものだった。

しかし、実際に結んだ契約は3年間。サラリーに加え、2つのボーナスが支払われるものになったという。

まず、ムバッペが受け取るサラリーは年額7200万ユーロ(約105億6000万円)、月額で600万ユーロ(約8億8000万円)というもの。税金を引けば月額270万ユーロ(約4億円)を3年間受け取るというもので、昨シーズンの3倍になるという。

そして1つ目のボーナスは、契約を結ぶことによるボーナス。3年間で1億8000万ユーロ(約264億円)。3回に分けて支払われ、毎年7月が支払いのリミットとなる。これは契約満了まで在籍するかどうかに関係なく、全額手にすることができるという。

さらにロイヤリティ・ボーナスという名目があり、これは、サラリーの高騰を抑えるための策として近年使われることが増え、バルセロナ時代のブラジル代表FWネイマール、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシにも採用されていた。欧州サッカー連盟(UEFA)のFFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)の抵触を避けるためとも言われている。

ムバッペは最初に7000万ユーロ(約102億7000万円)、2023年9月に8000万ユーロ(約117億3000万円)、2024年9月に9000万ユーロ(約132億円)を受け取る予定とのこと。合計2億4000万ユーロ(約352億円)となる。

さらに、ナイキやウブロ、EA(エレクトロニック・アーツ)、ディオール、オークリーなど、ムバッペがスポンサーシップ契約を結んでいる企業は多数あり、総額は計り知れない金額に。その中で、PSGが3年間の契約をムバッペが全うした場合に支払う最高額は6億3000万ユーロ(約923億8500万円)となり、税金を引いても2億8200万ユーロ(約413億4000万円)になるという。これはクラブの予算の4分の1に当たるようだ。

これは、サッカー以外のスポーツを考慮しても、いち選手としての史上最大の契約になっているという。早く退団すればPSGが支払う額は減っていくが、果たしていつまでPSGにいるのだろうか。

PR
関連ニュース

フランス勢対決はリヨンに軍配! PSGとの準決勝を制し、バルセロナの待つ決勝進出【UWCL】

28日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準決勝2ndレグが行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とリヨンが対戦した。 フランス勢同士の決勝進出を懸けた戦い、1stレグはリヨンが3-2で勝利していた。 試合は開始3分に動く。リヨンはCKを獲得すると、右CKからショートカウンター。パスを受けたセルマ・バシャがボックス手前から左足シュート。ニアサイドの低いコースに見事に吸い込まれ先制する。 リヨンが先にスコアを動かし2戦合計2-4となった中、41分にPSGが反撃。ボックス手前左でパスを受けたタバサ・チャウィンガがボックス内に持ち込み左足シュート。ブロックに入ったDFの股を抜いたシュートが決まり、PSGが1点差に再び戻す。 1-1で迎えた後半、52分にリヨンはビッグチャンス。GKからのロングフィードに抜け出したメルキー・デュモーネイがGKコンスタンス・ピコーと一対一になるがセーブされる。こぼれ球を拾ってもう一度シュートもDFがブロック。こぼれ球を拾ったリンジー・ホランがボックス内でシュートも、枠を捉えられない。 その後もリヨンが押し込む展開となる。65分には波状攻撃を受けるが、PSGのGKピコーが素晴らしいセーブを見せる。 それでも81分、リヨンは右サイドを崩すと、ヴィッキー・ベチョのクロスを後方から猛然と走り込んだアメル・マイリが落とし、最後はデュモーネイが決めて、リヨンがリードを広げる。 PSGは最後まで逆転を目指して攻め込むが、そのまま試合終了。1-2でリヨンが制し、2戦合計3-5でリヨンが決勝進出。バルセロナと頂点を目指して決勝で対戦する。 パリ・サンジェルマン 1-2(AGG:3-5) リヨン 0-1:3分 セルマ・バシャ(リヨン) 1-1:41分 タバサ・チャウィンガ(PSG) 1-2:81分 メルキー・デュモーネイ(リヨン) <span class="paragraph-title">【動画】フランス勢同士の決勝を懸けた戦いはリヨンに軍配!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YGhqtvO4PBQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.29 18:20 Mon

オシムヘンは今夏のステップアップ希望も…有力候補チェルシーへの移籍はルカクの去就が影響

ナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(25)の将来は、ローマのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)の去就にも左右されるようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。 度々移籍の噂が出る中、昨年12月にナポリとの契約を2026年6月まで延長したセリエA屈指のストライカー・オシムヘン。しかし、この契約には1億2000〜3000万ユーロ(約199億3000万〜215億9000万円) の契約解除条項が存在し、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長もその事実を認めている。 フランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)の退団が有力なパリ・サンジェルマン(PSG)からの関心が盛んに報じられるが、以前オシムヘンはプレミアリーグでのプレー願望を公言。昨年12月にアフリカ年間最優秀選手賞を初受賞したこのストライカーは、急いで世界の頂点に上り詰めることを夢見ており、かねてから関心が取り沙汰されるチェルシーへの移籍を望んでいる模様だ。 一方、チェルシーはローマに貸し出し中のルカクの扱いがネックに。完全移籍での売却が希望してオファーを待っているというが、高年俸が障壁となる。 ルカクをレンタル中のローマは、チェルシーがもう1年貸し出してくれることを期待。それが無理ならイングランド代表FWタミー・エイブラハムに頼る構えだという。 また、レバークーゼンからレンタル中のイラン代表FWサルダール・アズムン(29)の1250万ユーロ(約20億9000万円)での買い取りを検討中とのこと。フリーでの獲得が可能な選手にも目をつけている。 なお、ナポリのデ・ラウレンティス会長もすでに新たな9番探しに着手。リールのカナダ代表FWジョナサン・デイビット(24)がかねてからの有力候補で、フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)やジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)が後に続いている。 2024.04.29 18:01 Mon

「さらに特別なこと」12度目のリーグ・アン優勝、PSGの会長がチームを称える「非常に団結力があった」

パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長が、リーグ・アン優勝にコメントした。クラブ公式サイトが伝えた。 PSGは27日にリーグ・アン第31節でル・アヴールと対戦。3-3のドローに終わっていた。 2位につけるモナコは28日にリヨンと対戦。すると、3-2で敗れ、PSGとの勝ち点差が12に広がり、残り3試合での逆転が不可能となり、PSGの12度目のリーグ・アン優勝が決定した。 試合がない中での優勝決定。アル・ケライフィ会長は優勝を喜び、選手やルイス・エンリケ監督、スタッフ、そしてファン・サポーターへ感謝した。 「大会で優勝することは素晴らしいことだが、パリ・サンジェルマンに関わる全ての人にとって、リーグ・アンで12回目の優勝はさらに特別なことだ」 「全ての選手、ルイス・エンリケ監督とそのスタッフ、ルイス・カンポスと彼の部門、そしてクラブのメンバー全員におめでとうと言いたい」 「シーズンが始まって以来、チームには非常に団結力があり、団結していた。結果がどうであれ、素晴らしいサポーターの皆さんのことは忘れない」 「我々はファミリーとしてこの瞬間を楽しむつもりだ。そして、シーズン最後の瞬間まで、1試合1試合ハードワークを続ける」 2024.04.29 13:15 Mon

PSGが3年連続12回目のリーグ・アン制覇! シーズントレブルの可能性も

パリ・サンジェルマン(PSG)が28日、2023-24シーズンのリーグ・アン王者に輝いた。 24日に行われた延期分ロリアン戦の勝利で優勝に王手をかけていたPSGったが、27日に行われた第31節のル・アーブル戦を3-3の引き分けで終え、ホームでの自力優勝のチャンスを逃した。 それでも、28日に行われた同節で2位のモナコがリヨンに2-3で敗れたことで、残り3試合での勝ち点差が12ポイントとなり、3年連続通算12回目の優勝が決定した。 リーグ3連覇に向けてルイス・エンリケ新監督を招へいしたPSG。昨夏の移籍市場ではこれまでチームを支えたFWリオネル・メッシやFWネイマール、DFセルヒオ・ラモスらが退団したが、FWウスマン・デンベレやFWランダル・コロ・ムアニ、DFミラン・シュクリニアル、DFリュカ・エルナンデスら即戦力の補強に成功した。 しかし、開幕2試合連続ドローという低調なスタートを切ると、第5節のニース戦では初黒星を喫するなど難しい戦いが続いた。それでも、徐々に本来のパフォーマンスを取り戻すと12節のスタッド・ランス戦で首位に浮上。以降は一度たりとも首位の座を明け渡すことなく、20勝10分け1敗でタイトルレースを駆け抜けた。 なお、3シーズンぶりの決勝進出を決めているクープ・ドゥ・フランスと、準決勝まで駒を進めている悲願のチャンピオンズリーグ(CL)でタイトルを獲得した場合、トロフィーの種類は異なるものの4シーズンぶりのトレブル達成となる。 2024.04.29 07:00 Mon

リヨンとの打ち合いに敗れたモナコがリーグ戦9試合ぶりの黒星を喫す… PSGがリーグ3連覇達成!【リーグ・アン】

南野拓実の所属するモナコは28日、リーグ・アン第31節でリヨンと対戦し2-3で敗戦した。南野はフル出場している。 リーグ戦8試合負けなしの2位モナコ(勝ち点58)が、前節パリ・サンジェルマン(PSG)に惨敗した9位リヨン(勝ち点41)のホームに乗り込んだ一戦。この試合で南野は[4-4-2]の左MFで起用された。 結果次第でPSGの優勝が決定する一戦は、モナコが開始早々にネットを揺らす。22秒、ドリブルで持ち上がったアクリウシェのパスをボックス左の南野がダイレクトで折り返すと、ゴール前のバログンがフリックしたボールを最後はベン・イェデルがゴールに押し込んだ。当初はベン・イェデルのオフサイドと判定されたが、VARの介入で判定が覆って先制ゴールが認められた。 幸先良く先制したモナコは、15分にもアクリウシェのパスでDFの裏へ抜け出したバログンがボックス内まで持ち上がりゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。 徐々にリヨンにボールを握られる時間の増えるモナコは、22分に同点に追いつかれる。ドリブルで左サイド深くまで切り込んだベンラーマにクロスを許すと、ニアに飛び込んだマティッチはボールに届かなかったが、ゴール前でフリーのラカゼットが難なくゴールネットを揺らした。 さらにモナコは26分にも、カクレのスルーパスで右サイド深くまで侵入したマタにダイレクトクロスを許すと、中央に走り込んだトリソがトラップし損ねたをボールを収めたベンラーマがシュートをゴール中央に流し込まれ、逆転を許した。 ハーフタイムにかけては球際の激しい攻防が続いく中、何度かアタッキングサードまで攻め込んだモナコだったが、追加点は生まれず。前半は1点ビハンドで終了した。 迎えた後半、モナコはバログンやヴァンデウソンらを下げてエンボロやワタラらを投入する3枚替えを敢行。すると60分、右サイドからのスローインを受けたユスフ・フォファナがプレスをかけたDFと上手く入れ替わりクロスを供給。これをゴール前のベン・イェデルがヘディングでゴール右隅に叩き込んだ。 さらにモナコは78分にも、バイタルエリア中央右で獲得したFKからディアタがクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだベン・イェデルが左足ボレーでゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でノーゴールの判定に。 一進一退の展開が続く中、モナコは84分にロングカウンターから再びリードを許す。自陣からのクリアをカクレとのパス交換でラカゼットが収めるとDFの裏のスペースへロングスルーパスを供給。DFとの走り合いを制したマリク・フォファナがそのままペナルティアーク左まで切り込み、ゴール左隅にシュートを流し込んだ。 結局、これが決勝点となり、モナコは2-3で敗戦。この結果、PSGの3年連続12度目のリーグ優勝が決定した。 2024.04.29 04:20 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly