チーム復調に手応えのドルト主将ロイス「CL出場権獲得とDFBポカール優勝が目標だ」

2021.03.23 17:54 Tue
Getty Images
ドルトムントでキャプテンを務めるドイツ代表MFマルコ・ロイスが、チームの復調に手応えを掴んでいる。ドイツ『キッカー』が伝えた。
PR
ドルトムントは今シーズン、序盤から思うような成績を挙げられず、12月に3シーズン目を迎えていたルシアン・ファブレ前監督を解任。アシスタントコーチのエディン・テルジッチ氏を後任に据えたが、不振は続きリーグ7位に下降。タイトルどころか、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できるトップ4すら危うい状況だった。
しかし、2月に行われたシャルケとのダービーマッチを制してからチームは復調しており、順位は5位まで浮上。さらに、CLではベスト8に進出、DFBポカールではベスト4に進出するなど躍進している。

こうした状況を受け、インタビューに応じたロイスはチームを立て直すには時間が必要だったと説明。まだ課題はあるとしつつ、現在のチームには良い雰囲気が流れていると強調している。

「何かを成し遂げるには、一定の時間がかかるものさ。現在チームはCLの出場権獲得とDFBポカールの優勝を目指している。この2つでうまくいけば、満足するだろうね」
「思うに、僕たちはあまりにも簡単に失点を許している。こうしたことが、大事な試合やシーズンを決めてしまう可能性もあるんだ。だからこそ、改善のため時間を割くべきだと思う。今まではあまりやっていなかったが、最近はできるようになった。それが、今の姿に反映されているね」

「チームの特徴や改善点を見つけるため、監督と選手が話し合うのは良いことだ。そして、監督にまだ答えが見つからないのであれば、率直な選手の存在が重要になる。両者の意見を上手く組み合わせていければ、良い結果が得られるだろう」

また、ロイスは選手としての自身の取り組みについて言及。常に妥協せず、トレーニングや試合に臨んでいると語った。

「毎日自分を証明したいと思っており、それが僕のエゴだね。僕はトレーニングでも試合でも、向上するためピッチに立っているんだ。良い時も、悪い時もね。初日からそうだったし、この気持ちをなくした時が幕引きとなるだろう」


PR
関連ニュース

フュルクルク弾を守り抜いたドルトムントがPSGに先勝【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、ドルトムントvsパリ・サンジェルマン(PSG)が1日に行われ、ドルトムントが1-0で先勝した。 今季のグループステージでも対戦していた両チームの決勝進出を懸けた大一番。 アトレティコ・マドリーとの準々決勝を2戦合計スコア5-4の壮絶な打ち合いを制して11季ぶりにベスト4進出を果たしたドルトムントは、アトレティコとの2ndレグ同様のスタメンで臨み、3トップにフュルクルク、サンチョ、アデイェミを配した。 一方、バルセロナとの準々決勝を2戦合計スコア6-4、逆転で4季ぶりのベスト4進出としたPSGは、バルセロナとの2ndレグ同様のスタメンで臨み、3トップはムバッペ、デンベレ、バルコラが形成した。 立ち上がりの主導権争いを経て14分、ドルトムントにまずは好機。ブラントのスルーパスでボックス右のスペースを突いたザビッツァーがGK強襲のシュートを浴びせた。 前半半ば以降はPSGのポゼッションが上がっていた中、36分に先制したのはドルトムント。シュロッターベックのロングフィードに抜け出したフュルクルクがリュカに寄せられながらもシュートを決めきった。 流れを引き寄せるドルトムントは44分、フュルクルクのポストプレーからザビッツァーのボレーがGKを強襲して追加点に迫った中、1点のリードで前半を終えた。 迎えた後半、前がかるPSGは51分に同点の絶好機。CKを跳ね返したロングカウンターの流れからムバッペのコントロールシュートがポストに直撃した。さらに二次攻撃の流れからハキミの放ったシュートもポストに直撃した。 攻勢のPSGは56分、マルキーニョスのアーリークロスからファビアン・ルイスがダイビングヘッドで合わせる決定機を演出するも枠を外れてしまう。 守勢のドルトムントは60分、サンチョが右サイドを突破して絶妙クロスを上げ、フュルクルクがボレーで合わせる絶好機を演出したが枠を捉えきれず。 その後もPSGがハーフコートゲームとする中、コロ・ムアニを投入して圧力をかけ続けると80分に同点のチャンス。ヴィティーニャのロングフィードでボックス右のスペースを突いたハキミがマイナスに折り返し、フリーのデンベレが合わせたが枠を外してしまった。 結局、集中した守りでPSGの攻勢を凌いだドルトムントが1-0で逃げ切り先勝。来週行われる敵地での2ndレグを前にアドバンテージを得ている。 2024.05.02 06:02 Thu

【CL準決勝プレビュー】GSで対戦したドルトムントとPSGが決勝進出を懸けて再戦

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、ドルトムントvsパリ・サンジェルマン(PSG)が日本時間1日28:00にキックオフされる。今季のグループステージで対戦した両チームが決勝進出を懸けて再戦する大一番だ。 ドルトムントはアトレティコ・マドリーとの準々決勝を2戦合計スコア5-4の壮絶な打ち合いを制して11季ぶりにベスト4進出を果たした。敵地での1stレグを守勢の展開の中、終盤のFWアラーによる一撃で1-2として2ndレグを迎え、ホームの大観衆の前で圧巻の打ち合いを演じ、見事4-2で制した。後半のアトレティコの反撃により一時は2戦合計スコア3-4とリードを許した中、そこから2ゴールを挙げ、至高のシーソーゲームを制して見せた。 その後のブンデスリーガでは来季のCL出場権を懸けた痺れる戦いが続き、優勝したレバークーゼンに土壇場被弾で追いつかれてのドロー。そして直近のライプツィヒとのシックスポインターではMFジャンとDFマートセンを出場停止で、絶好調のMFザビッツァーをコンディション不良で欠いた中、1-4と完敗した。 対するPSGはバルセロナとの準々決勝を2戦合計スコア6-4、逆転で4季ぶりのベスト4進出とした。ホームでの1stレグを2-3と打ち負けたPSGだったが、敵地での2ndレグをDFアラウホの退場を誘発して4ゴールを奪取。バルセロナの守備の綻びをしっかり突いて勝利を掴んだ。 そのPSGはその後のリーグ・アンでリヨンとの上位対決を制すと、直近のル・アーヴル戦では勝利すれば3連覇達成となる状況だった中、後半からFWムバッペを投入して2点差を追いついての3-3ドロー。それでも2位モナコが敗れたことで3連覇を達成してドルトムント戦に向かうことができている。 両チームは今季のグループステージで対戦し、PSGが1勝1分けと勝ち越し。第1節と最終節で当たり、初戦はホームのPSGが2-0で快勝。そして最終節は既にグループステージ突破を決めていたドルトムントに引き分けたPSGが2位で決勝トーナメント進出を決める格好となっていた。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_4_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:サンチョ、ブラント、アデイェミ FW:フュルクルク 負傷者:DFベンセバイニ 出場停止者:なし アラーとマレンが戦列復帰予想でベンチ入り見込み。ドイツ『キッカー』はアデイェミではなくロイスをスタメン予想としている。 <div style="text-align:center;">◆パリ・サンジェルマン◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ドンナルンマ DF:ハキミ、マルキーニョス、リュカ、ヌーノ・メンデス MF:ザイール=エメリ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:デンベレ、ムバッペ、バルコラ 負傷者:DFキンペンベ 出場停止者:なし バルセロナに勝利した2ndレグのスタメンがベースとなる見込み。ヌーノ・メンデスが前日練習を欠席したようで仮に欠場する場合はリュカが左サイドバックに回り、ダニーロやペラルド辺りがセンターバックに入るか。 ★注目選手 ◆MFマルセル・ザビッツァー(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ドルトムントの注目選手にはアトレティコとの2ndレグで準決勝進出の立役者となったザビッツァーを挙げたい。アトレティコ戦前のボルシアMG戦で2ゴールを挙げていたザビッツァーはその勢いを持続し、アトレティコのタフな中盤の選手たち相手に走り負けず、1ゴール2アシストと圧巻の活躍を見せた。直近のライプツィヒ戦は風邪により欠場したが、その前のレバークーゼン戦でもゴールをアシストと、現在のドルトムントにおいて最もノっている選手と言える。PSG戦でも持ち前のゴール前への絡みで得点に関与することが期待される。 ◆MFウォーレン・ザイール=エメリ(PSG) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240428_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するPSGの注目選手にはザビッツァーと対面することが予想されるザイール=エメリを挙げたい。3月に18歳となったばかりの若武者だが、フランス代表のレギュラーMFにも上り詰めた末恐ろしいタレントだ。ここまで公式戦39試合の出場で3ゴール7アシストを記録し、また一段と成長を遂げたシーズンとしている。その年齢に似つかわしくない落ち着いたゲームメークと、ザビッツァー同様にゴールへも関与できる持ち出しの旨さがあり、このマッチアップの優劣が勝敗を左右するかもしれない。12月のドルトムントとの試合ではPSGを決勝トーナメント進出に導く同点弾を挙げた至宝が今度は決勝に導くことになるのか、その一挙手一投足に注目したい。 2024.05.01 18:00 Wed

ドルトはマートセンのキープなるか…契約解除金は68億円

ドルトムントがオランダ代表DFイアン・マートセン(22)の引きとめを目指すようだ。 チェルシーではなかなかまとまった出番が巡ってこずのマートセンだったが、今年1月からドルトムントにシーズンローンで加入すると、左サイドバックの一番手に。ブンデスリーガでは直近こそ出場停止で欠場したが、ドイツに渡ってから14試合連続で先発し、チャンピオンズリーグでもここまで全4試合でスタートからの出場が続く。 今夏にカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスを失う可能性に直面しているバイエルンが関心を抱くのではと報じられるが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ドルトムントも夏の予算が決まり次第、キープに努めるという。 実現させるのはマンチェスター・ユナイテッドからローン加入中のイングランド代表FWジェイドン・サンチョと同じく簡単ではないとのことだが、マートセン本人もドルトムントで満足。なお、契約解除条項の額は3500万ポンド(約68億9000万円)とみられる。 2024.05.01 17:00 Wed

「前回対戦時より充実している」CL準決勝に向けPSGのゴンサロ・ラモスは自信満々「今の僕たちはファミリー」

パリ・サンジェルマン(PSG)のポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスが、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝を前にチームへの自信を示した。『UEFA.com』が伝えている。 CL準々決勝でバルセロナ相手に逆転勝利を収め、2020-21シーズン以来となるベスト4を決めたPSG。1日に行われるCL準決勝1stレグは、敵地でドルトムントと対戦する予定になっている。 グループステージでも対戦した相手との再戦となる中、試合前日記者会見に出席したゴンサロ・ラモスは前回対戦よりチームは成長したと強調。難しい場所であろうと、臆せず臨みたいと自信を示している。 「僕たちはすでに彼らと2度対戦していて、よく知っている。そして僕らは自分たちのクオリティを信頼しているんだ。チームには落ち着きと自信がある。今シーズンは非常に良い仕事ができているし、準備万端だ!」 「前回の対戦時よりも、僕たちはよりチームになれたと思っているよ。お互いを知る時間があったからね。今の僕たちはファミリーさ!今回はチームとして充実している」 「僕たちはこのスタジアムについてよく知っているよ。アウェイ側にとっては、特別に難しい場所だろう。それでも、さらに先に進みたいなら、こうしたスタジアムでプレーする準備ができていなければならない」 2024.05.01 16:00 Wed

GSではPSGに勝てずのドルトムント、テルジッチ監督「少しでもリードを」

ドルトムントのエディン・テルジッチ監督が2ndレグに繋がる試合を望んでいる。クラブ公式サイトが伝えた。 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝では2戦合計スコア5-4のアトレティコ・マドリーとの打ち合いを制し、11シーズンぶりのベスト4進出を決めたドルトムント。1日にはグループステージでも戦ったパリ・サンジェルマン(PSG)との準決勝1stレグに挑む。 前日会見に臨んだテルジッチ監督はホームの1stレグで優位を得たいとコメント。2試合通じて競り勝つことをイメージしている。 「接戦を2試合演じたい。明日はホームアドバンテージを活かして良い結果を得るチャンスがある」 「(目標は)パリでの試合を優位に進めるため、少しでもリードを広げることだ。決勝進出という大きな夢を叶えるには、180分間最高のパフォーマンスを見せなければならない。まずはドルトムントで。来週はパリで」 また、テルジッチ監督は先日のリーグ・アンで3連覇を決めたPSGの状態にも言及。グループステージでの対戦時はアウェイで敗戦、ホームでドローに終わっていた中、ほとんど負け知らずの相手を最大限に警戒している。 「(今のPSGは)シーズンのピークにある。彼らは多くの良い結果を残しているし、2024年はたった1敗しかしていない。我々はあの時のドルトムント(グループステージのホームゲーム)でのパフォーマンスを上回らなければならない。PSGは非常に柔軟でスピードがあり、いつだって試合中にフォーメーションを修正することができる」 「我々にとって大事なのは、自分たちの原則と優先順位をはっきりさせることだ。どのエリアでボールを奪いたいのか、いつ自分のポジションから飛び出すのか、どこでお互いをサポートするのか」 「我々は彼らを痛めつけるためのプランを練っている。高い位置から仕掛け、自分たちのテンポで試合を進められれば、パリ相手でも得点チャンスを作り出せるはずだ。それが明確なミッションとなる。接戦の2試合になるだろう。接戦の良いところは、勝てる可能性があるところだ」 2024.05.01 15:59 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly