公式戦10連勝を逃したセビージャ、指揮官はポジティブな要素を見出し意気込む「野心と熱意を持って向かう」

2021.02.18 12:05 Thu
Getty Images
セビージャのフレン・ロペテギ監督が、ドルトムント戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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セビージャは17日にチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグでドルトムントをホームに迎えた。
公式戦9連勝、7試合連続クリーンシートと絶好調を維持していたセビージャだったが、この試合はドルトムとの前に苦戦。開始7分でスソが先制ゴールを奪い幸先良い展開になると思われたが、アーリング・ハーランドに2ゴールを許すなど、前半だけで1-3とアウェイゴールを3つも与えてしまう展開となる。

終盤にルーク・デ・ヨングが1点を返すも、2-3で敗れたセビージャ。1月12日にラ・リーガでアトレティコ・マドリーに負けて以来1カ月ぶりの敗戦について、ロペテギ監督は良くないとしながらも、2ndレグでの巻き返しを誓った。

「結果は良くない。ドルトムントにホームで負けることは決してポジティブなことではないが、残りの試合は1つあり、そこに可能性を保ったつもりだ」
「我々は野心と熱意を持って向かう。敗戦に値するものではないが、彼らには世界で最高の選手の1人がいて、違いを生み出し、それは重すぎる罰だった」

「後半、チームは立ち直り、しっかりと締めて、引き分けのチャンスもあった。すぐに立ち上がり、これからのためにしっかりと回復する必要がある」

後半は追いつくチャンスがありながらも敗れたセビージャ。立ち上がりが良くなかったと振り返った。

「引き分けに値したと思うし、いくつかのゴールが奪えただろう。前半、彼らはゴールに迫るたびに我々に罰を与え、レフェリーも非常に高いレベルのジャッジをしてくれたので、すぐに適応する必要があった。その後、我々は良くなっていった」

それでもチームにはポジティブな要素があったとのこと。アウェイでの2ndレグへ改めて意気込みを口にした。

「回復する時がやってきた。敗戦は良くないので、気を取り直さなければいけない。ただ、反撃を許さないなど前向きなことはあった」

「結果以外にもポジティブなことはある。良くなかったが、私が言ったように野心と熱意を持って、彼ら倒すために向かう」

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