【コロナ禍のJリーグ②】田嶋ショックでチームは困惑。取材規制の中、発信に工夫も
2020.03.22 18:30 Sun
◆千葉・佐藤寿人「長いプレシーズンを過ごしていると思えば」
もちろん柏レイソルやサンフレッチェ広島やセレッソ大阪のように通常通りの流れでトレーニングしているチームもあり、どのアプローチが功を奏するか分からない。再開後の試合日程もハッキリしていないため、どこからギアを上げていくかも難しいところだ。
ただ、佐藤寿人が「まだシーズンが始まっていないと思えばそんなに心理的負担はない。長いプレシーズンを過ごしていると思えば、自然とモチベーションが上がってくる」とベテランらしい発言をしていた通り、選手たちは空いた時間を最大限活用して、最高の準備をすることが肝要だ。
今季は「降格なし」という特例ができたとはいえ、超過密日程で1年間を戦わなければならなくなるのは事実。固定メンバーだけで乗り切ろうとしても絶対にムリなのは間違いない。この中断期間に選手層を引き上げ、戦い方のバリエーションを広げておくことが全チームの至上命題になるだろう。それができたチームだけが上位争いを繰り広げられるし、タイトルにも手が届くのだ。
先が見えない不安もあるが、今はできることをしっかりやるしかない。
「最初は高齢者がかかりやすいのかなと思っていたんですけど、体を鍛えている欧州のトップ選手でもかかってしまう。それだけみんなが予防をしっかりやらなければいけないと感じさせられますし、自分たちもクラブハウスに来てから全員熱を計ったりとか、気を使っているので、健康には本当に気を付けていかないといけないと思います」と武藤もしみじみ語っていたが、まずはJリーグの選手・関係者からコロナ感染者を出さないことに全力を傾けなければならない。それが早期のJ再開につながる。我々メディア関係者も含め、サッカーに関わる全員がそのことを肝に命じることからまずは始めたい。
【文・元川悦子】
長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。
もちろん柏レイソルやサンフレッチェ広島やセレッソ大阪のように通常通りの流れでトレーニングしているチームもあり、どのアプローチが功を奏するか分からない。再開後の試合日程もハッキリしていないため、どこからギアを上げていくかも難しいところだ。
©︎J.LEAGUE
ただ、佐藤寿人が「まだシーズンが始まっていないと思えばそんなに心理的負担はない。長いプレシーズンを過ごしていると思えば、自然とモチベーションが上がってくる」とベテランらしい発言をしていた通り、選手たちは空いた時間を最大限活用して、最高の準備をすることが肝要だ。
今季は「降格なし」という特例ができたとはいえ、超過密日程で1年間を戦わなければならなくなるのは事実。固定メンバーだけで乗り切ろうとしても絶対にムリなのは間違いない。この中断期間に選手層を引き上げ、戦い方のバリエーションを広げておくことが全チームの至上命題になるだろう。それができたチームだけが上位争いを繰り広げられるし、タイトルにも手が届くのだ。
先が見えない不安もあるが、今はできることをしっかりやるしかない。
「最初は高齢者がかかりやすいのかなと思っていたんですけど、体を鍛えている欧州のトップ選手でもかかってしまう。それだけみんなが予防をしっかりやらなければいけないと感じさせられますし、自分たちもクラブハウスに来てから全員熱を計ったりとか、気を使っているので、健康には本当に気を付けていかないといけないと思います」と武藤もしみじみ語っていたが、まずはJリーグの選手・関係者からコロナ感染者を出さないことに全力を傾けなければならない。それが早期のJ再開につながる。我々メディア関係者も含め、サッカーに関わる全員がそのことを肝に命じることからまずは始めたい。
【文・元川悦子】
長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。
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