【質疑応答①】森保一監督が“2チーム編成”の理由を説明「同じメンバーで戦うことも考えたが…」《カタールW杯アジア2次予選》

2019.11.06 18:30 Wed
©超ワールドサッカー
日本サッカー協会(JFA)は6日、11月に行われる14日にアウェイでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選及びキリンチャレンジカップ2019のメンバーを発表した。

W杯アジア2次予選で3連勝中の日本代表。今月の代表ウィークでは、14日にアウェイでアジア2次予選のキルギス代表戦を戦った後、19日にパナソニックスタジアム 吹田で行われるキリンチャレンジカップ2019のベネズエラ戦に臨む。
会見にはJFAの関塚隆技術委員長と、日本代表を率いる森保一監督が出席。森保監督はメンバー発表後、メディア陣からの質疑に応対し、FW大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)の招集を見送った理由や、2試合のメンバーを分けた理由を明かした。

◆森保一監督(日本代表)
「今回の日本代表としての活動で、ワールドカップ予選のキルギス戦、キリンチャレンジカップが吹田でベネズエラ代表と対戦させてもらいます。一戦一戦勝利を目指して最善の準備をしながら、準備を進めていきたいと思います。まず、アウェイで行われるキルギス戦は環境を含めて、厳しい戦いになることを覚悟しながら、我々が最後に勝って終われるように、ワールドカップの2次予選をより良い形で進められるように、結果を求めながら戦っていければと思います」

「そして、その後の国内に戻っていて吹田で行われるベネズエラ戦に関しては、選手が何人か入れ替わっての戦いとなります。そのメンバー選考という意味では、これまでの日本代表の活動に招集できなかった選手を招集させていただいて、彼らを新たな日本代表の戦力として戦術等々、理解をしてもらう活動にしてもらいたいと思っています。まだまだ、これまでの日本代表の活動で招集しきれていなかった素晴らしい選手たち、力を持った選手たちがいるということを、このベネズエラ戦で私自身も選手と共に活動しながら感じたいと思いますし、ここに居るメディアの皆さんにも、メディアの皆さんを通して日本代表の活動を見ていただける方にも、まだまだ良い選手がJリーグをはじめとするチームにいるということを確認して頂ければなと思います」
「冒頭でもお話したように、一戦一戦勝利を目指して戦って参りたいと思います」

──FW大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)を招集しなかった理由は
「大迫の招集についてですが、彼の直近の試合は映像で確認して、メディカルスタッフが所属チームと連絡を取ってくれ、状態を把握しました。プレーもしているので招集も可能だったかもしれないですが、よりコンディションが良い選手を招集させてもらおうということで、招集を見送りました」

──ここまでのW杯予選で3連勝を達成しているが、感じている修正点は
「3連勝したことについては、我々はこの2次予選を全勝で突破したいということを私自身も選手も、チームとしても考えています。その中で、多くの方が勝って当たり前の戦いだと思われている中、選手たちが油断や隙を見せずに、我々がやるべきことを集中力を持ってハードワークし続けてくれて、3連勝できたということは、次のキルギス戦もまずは相手のことを知った上で、我々がどれだけ力を発揮できるかということ。どんな対戦相手でも我々が成長できるようにという思いを持って戦いに臨みたいと思います」

「修正点については、ワールドカップの2次予選で直近の試合でタジキスタンと戦いましたが、その時に相手のプレッシャーがかなり強い時間帯で難しい戦いを強いられた中でも、もっと良い形でボールを動かして、相手のゴールに迫っていくという攻撃のクオリティをあげなければいけないというのがあったと思います」

「攻から守に切り替わった時の、選手が相手にプレッシャーをかけてくれたと思いますが、そこに少し迫力を欠いて、圧力、プレッシャーがかからずに、局面を突破されたというところがあり、後手を踏んだ部分があるので、基本的な切り替えを早くするとか、相手にプレッシャーをかける時には、相手にとって圧力に感じる迫力のある守備をできなければいけないかなと思っています」

──この2試合でメンバーを分けた狙いは
「この日程が出た時から、色々な事を考えてスタッフとも話をしてきて、ポイントはいくつかあると思います。まずは、キルギス戦に向けて、戦った後ヨーロッパ組の選手のコンディション等々を考慮してより良い状態でチームに戻ってもらい、自分のポジションでポジションをしっかりと掴んでもらう事であったり、パフォーマンスを上げて、チーム内で存在を発揮してもらうという事で、予選が終わってからヨーロッパに帰ってもらいたいです」

「その他の選手たちは日本に戻ってきて、それから国内で合流する選手たちと一緒になって、このベネズエラ戦に向かいます。そこでは、なかなか招集機会のなかった選手や初招集の選手も含めて、活動する中で選手たちの特徴を知るということ。そして、個人としても代表としても経験値を上げて、さらに日本代表のレベルアップをしていくということ。経験の浅い選手たちにとっては、貴重な代表の経験になると思います。個のレベルアップにも繋がっていくと思うので、個のレベルアップ、チームのレベルアップがこのベネズエラ戦でさらにできること、それが日本のサッカーの全体的なレベルアップ、底上げになっていくと考えています」

──MF浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード/セルビア)、MF鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)がMF登録になっているが、前回のFW登録から変更した理由は
「前回は浅野、鎌田はFWの登録という事でしたが、試合で出場したポジションは浅野はサイドハーフという事でした。鎌田はトップだけでなく、トップ下でもプレーしてもらうという事で、彼らは攻撃的なポジションで中盤もできればトップの役割もできるということで、今回バランスを見てポジションの部分では中盤に記載させていただきました。これはFWでの永井、鈴木、ベネズエラ戦ではオナイウも含めて、彼らがこれまでやってきたことはFWだけではないですし、私自身も起用の仕方をFWだけとは考えていません。中盤の攻撃的なポジションもできるかなとスカウティングして、特徴として捉えています。ここではFWや中盤というくくりにしていますが、どちらもあると理解してもらえればと思います。

──戦術の浸透よりも底上げが大事だと考えての2チーム編成になるか
「チーム作りという事を重要に考えています。ワールドカップの2次予選もチーム編成を見て、色々なご意見があると思いますが、その中でもチーム作りということの観点、個人の成長とチームの成長を考えてということでやってきました。そのままキルギスから基本的に同じメンバーで日本に戻って来て、ベネズエラ戦を戦うことももちろん選択肢の1つとしては考えて来ました」

「ただ、今代表がやらなければいけないことと、今後さらに代表の強化をしていく、さらに発展させていくという事を考えると、限られた代表の活動の中で、ここで試したり、新たな選手を見させてもらったり、代表になかなか来れなかった選手たちに、今代表がやっている戦術的な事を知ってもらうことが、今後に生きてくるかなと思って判断しました」
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