ヴェンゲル、愛弟子コシエルニーと古巣アーセナルの対立について言及

2019.07.18 15:42 Thu
Getty Images
一昨シーズンまでアーセナルで長期政権を築いていたアーセン・ヴェンゲル氏が、愛弟子と古巣クラブの間に起きた問題に関して言及した。フランス『レキップ』が同氏のコメントを伝えた。
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アーセナルは今月11日、キャプテンを務める元フランス代表DFローラン・コシエルニーがアメリカへのプレシーズンツアー参加を拒否した事実を公表。
クラブはこの一件に関して、「我々はローランの行動に非常に失望しています。それは我々の明確な指示に反するものです。我々はこの問題が解決されることを望んでいます」との声明を発表していた。

一部報道によると、コシエルニーは今夏にボルドーをはじめフランスからのオファーが取り沙汰されており、フリーでの加入を希望する同選手はクラブに契約解消を要求し、これを拒否されたことに対する不満として前述の行動に出たと推測されている。

ヴェンゲル氏は2010年にロリアンから自ら獲得し、後にキャプテンを任せるほど厚い信頼を与えていたコシルニーと古巣との対立に関して言及。全体の事情は知らないものの、同選手が何の理由もなしに規律違反を犯すような人間ではないと擁護している。
「正直なところ、今の状況にとても驚いている。私はこの一件に関するすべてのストーリーを理解しているわけではない。しかし、私と共に仕事をしていた際、ローランの振る舞いに関して非難すべき点はひとつもなかった。そして、私は1人の人間として彼を高く評価している」

また、アーセナルとフランス代表で同僚だったチェルシーFWオリヴィエ・ジルーは、先日にイギリス『BBC』で前述の問題に関して言及。ヴェンゲル氏と概ね同じ見方をしている。

「すべての情報を得ていない段階で判断することはできない。僕を含めて多くの人がこの状況のすべてを把握していないということは確かだ」

「個人的にとても残念な気持ちでいるよ。彼は本当に素晴らしい人間だからね。メディアの人たちには彼に対する悪いイメージを植え付けないことを求めたい」

「今、僕はクラブにいない。だから、彼らの間で何が起きたかはわからない。だけど、ロロ(コシエルニー)は今回の出来事で深く傷付いていることは間違いないよ。彼は感情的な人間なんだ」

今回の騒動に関してアーセナル、コシエルニーのどちらに非があるかは不明だが、両者は来週中にそれぞれ弁護士同席の下で問題解決に向けた話し合いを行うようだ。

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