【J1参入プレーオフプレビュー】10年を超えるJ2生活を抜け出し磐田への挑戦権を掴むのは《横浜FCvs東京V》
2018.12.01 19:00 Sat
▽2日、2018 J1参入プレーオフの2回戦が行われる。
▽明治安田生命J2リーグ3位〜6位のチームと明治安田生命J1リーグ16位のクラブが争うプレーオフ。1回戦でJ2・5位の大宮アルディージャを0-1で下したJ2・6位の東京ヴェルディがJ2・3位の横浜FCとニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。
◆待ち構える横浜FC、壁を乗り越えた東京V
▽J1参入PO1回戦で、1人退場者を出しながらも大宮を下した東京V。3連勝しかJ1復帰への道がない中で、見事に初戦を制した。
▽序盤から大宮を圧倒した東京Vは良い状態で横浜FC戦に臨める状況。一気にJ1の舞台まで駆け上がりたいところだ。
▽対する横浜FCは、J2最終節から2週間が空いた。大宮、東京Vとどちらが勝ち上がってくるかで戦い方を変えることはないが、1週間の準備ができるはず。上位のアドバンテージを前に屈した大宮を反面教師とするだろう。
▽今シーズンの対戦成績は、横浜FCの1分け1敗と東京Vに分がある状況。果たしてどのような結末が待っているのだろうか。
▽横浜FCが最後にJ1で戦ったのは2007年。12年ぶりのJ1に復帰するチャンスが迫っている。
▽昨シーズンはJ2で10位と低迷したが、今シーズンは中盤以降しっかりと勝ち点を積み上げ、最終節の時点では優勝の可能性も。最終的には3位でフィニッシュした。
▽守備が組織化され、安定した成績を残すとともに、前線のFWイバ、MFレアンドロ・ドミンゲスが攻撃を牽引。彼らの輝き無くしてこの順位はなかったはずだ。
▽ここ2シーズン東京V相手に勝利がないものの、3分け1敗の成績。決着がつきにくい両チームの対決であれば、上位チームのアドバンテージを生かすことも可能だ。しっかりと守備から入り、決定機をしっかりと仕留めて勝利を掴みたい。
◆任務を遂行し2つ目の壁を乗り越えられるか~東京ヴェルディ~
▽前述の大宮戦では、勝つしかない状況で数的不利に陥ってしまった。窮地に追い込まれたと思われたが、選手たちは動揺することなく、セットプレーで1点をもぎ取り勝利を収め、2回戦に駒を進めた。
▽MF内田達也が退場してしまったものの、選手たちの狙いはハッキリしており、そのプランは横浜FC戦でも同様のはず。勝利しか道が残されていない以上、戦い方はより明確になる。
▽堅守の横浜FCを相手に、得意のボールを握るサッカーで崩すことはできるのか。試合の入り方を間違えなければ、勝機は見出せるだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜FC[3-3-2-2]
DF:川崎裕大、田代真一、カルフィン・ヨン・ア・ピン
MF:北爪健吾、佐藤謙介、永田拓也
MF:瀬沼優司、齋藤功佑
FW:レアンドロ・ドミンゲス、イバ
監督:タヴァレス
▽J1復帰へ向けた大事なPO初戦は終盤戦で起用してきたメンバーをそのまま送り出すと予想する。2トップには、イバとレアンドロ・ドミンゲス、シャドーにFW瀬沼優司、FW齋藤功佑をおき、両サイドにDF北爪健吾、DF永田拓也、ボランチにMF佐藤謙介を置くと予想する。終盤の4連勝の勢いがどこまで残っているか。東京Vを下し、J1への挑戦権を手にしたい。
◆東京ヴェルディ[3-3-2-2]
DF:田村直也、井林章、平智広
MF:奈良輪雄太、井上潮音、香川勇気
MF:渡辺皓太、梶川諒太
FW:林陵平、レアンドロ
監督:ミゲル・アンヘル・ロティーナ
出場停止:内田達也
▽東京Vは変則的なシステムで臨むと予想する。[3-4-2-1]で臨んだ大宮戦から、[3-3-2-2]の変則システムに変更と予想する。内田の代わりにはレアンドロを起用し、林陵平と2トップを組むと予想。1トップにする場合は、MF渡辺皓太がシャドーからボランチに下がり、[3-4-2-1]にすると予想する。シャドーには、MF佐藤優平に代えてMF梶川諒太が起用される可能性もあるだろう。
【注目選手】
◆MFレアンドロ・ドミンゲス(横浜FC)
◆DF井林章(東京ヴェルディ)
◆J1クラブへの挑戦権を獲得するのは
▽この試合を勝ち上がった方が、J1昇格をかけての最終決戦に臨むことができる。1日に行われたJ1最終節は劇的な結末に。ジュビロ磐田が16位となり、プレーオフに出場することが決定した。
▽その磐田と対戦するのは横浜FCと東京Vのどちらか。12年ぶりのJ1復帰を目指す横浜FCと11年ぶりのJ1復帰を目指す東京V。互いに長くJ2に居過ぎてしまった。
▽順位、ホームゲームとアドバンテージがある横浜FCだが、積極的な姿勢を保たなければ、敗れる可能性も高い。1週間前の1回戦での大宮の戦い方をしっかりと分析し、良い教材として臨む必要があるだろう。アグレッシブに試合に入り、守備的になりすぎないことが求められる。
▽一方の東京Vは、堅い横浜FCの守備をどう崩していくかがカギとなる。システムの穴を作るために[3-4-2-1]の並びを変える可能性は高く、サイドと中央を上手く使って綻びを作りたいところだ。
▽J1クラブとして待ち構える磐田への挑戦権を掴めるのはたったの1チーム。果たして90分間の激闘を制するのはどちらのチームか。試合は2日(日)の13時にキックオフを迎える。
▽明治安田生命J2リーグ3位〜6位のチームと明治安田生命J1リーグ16位のクラブが争うプレーオフ。1回戦でJ2・5位の大宮アルディージャを0-1で下したJ2・6位の東京ヴェルディがJ2・3位の横浜FCとニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。
◆待ち構える横浜FC、壁を乗り越えた東京V
▽J1参入PO1回戦で、1人退場者を出しながらも大宮を下した東京V。3連勝しかJ1復帰への道がない中で、見事に初戦を制した。
▽対する横浜FCは、J2最終節から2週間が空いた。大宮、東京Vとどちらが勝ち上がってくるかで戦い方を変えることはないが、1週間の準備ができるはず。上位のアドバンテージを前に屈した大宮を反面教師とするだろう。
▽今シーズンの対戦成績は、横浜FCの1分け1敗と東京Vに分がある状況。果たしてどのような結末が待っているのだろうか。
◆2007年以来のJ1へ~横浜FC~
▽横浜FCが最後にJ1で戦ったのは2007年。12年ぶりのJ1に復帰するチャンスが迫っている。
▽昨シーズンはJ2で10位と低迷したが、今シーズンは中盤以降しっかりと勝ち点を積み上げ、最終節の時点では優勝の可能性も。最終的には3位でフィニッシュした。
▽守備が組織化され、安定した成績を残すとともに、前線のFWイバ、MFレアンドロ・ドミンゲスが攻撃を牽引。彼らの輝き無くしてこの順位はなかったはずだ。
▽ここ2シーズン東京V相手に勝利がないものの、3分け1敗の成績。決着がつきにくい両チームの対決であれば、上位チームのアドバンテージを生かすことも可能だ。しっかりと守備から入り、決定機をしっかりと仕留めて勝利を掴みたい。
◆任務を遂行し2つ目の壁を乗り越えられるか~東京ヴェルディ~
▽前述の大宮戦では、勝つしかない状況で数的不利に陥ってしまった。窮地に追い込まれたと思われたが、選手たちは動揺することなく、セットプレーで1点をもぎ取り勝利を収め、2回戦に駒を進めた。
▽MF内田達也が退場してしまったものの、選手たちの狙いはハッキリしており、そのプランは横浜FC戦でも同様のはず。勝利しか道が残されていない以上、戦い方はより明確になる。
▽堅守の横浜FCを相手に、得意のボールを握るサッカーで崩すことはできるのか。試合の入り方を間違えなければ、勝機は見出せるだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜FC[3-3-2-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:南雄太DF:川崎裕大、田代真一、カルフィン・ヨン・ア・ピン
MF:北爪健吾、佐藤謙介、永田拓也
MF:瀬沼優司、齋藤功佑
FW:レアンドロ・ドミンゲス、イバ
監督:タヴァレス
▽J1復帰へ向けた大事なPO初戦は終盤戦で起用してきたメンバーをそのまま送り出すと予想する。2トップには、イバとレアンドロ・ドミンゲス、シャドーにFW瀬沼優司、FW齋藤功佑をおき、両サイドにDF北爪健吾、DF永田拓也、ボランチにMF佐藤謙介を置くと予想する。終盤の4連勝の勢いがどこまで残っているか。東京Vを下し、J1への挑戦権を手にしたい。
◆東京ヴェルディ[3-3-2-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:上福元直人DF:田村直也、井林章、平智広
MF:奈良輪雄太、井上潮音、香川勇気
MF:渡辺皓太、梶川諒太
FW:林陵平、レアンドロ
監督:ミゲル・アンヘル・ロティーナ
出場停止:内田達也
▽東京Vは変則的なシステムで臨むと予想する。[3-4-2-1]で臨んだ大宮戦から、[3-3-2-2]の変則システムに変更と予想する。内田の代わりにはレアンドロを起用し、林陵平と2トップを組むと予想。1トップにする場合は、MF渡辺皓太がシャドーからボランチに下がり、[3-4-2-1]にすると予想する。シャドーには、MF佐藤優平に代えてMF梶川諒太が起用される可能性もあるだろう。
【注目選手】
◆MFレアンドロ・ドミンゲス(横浜FC)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽横浜FCの注目選手はMFレアンドロ・ドミンゲスだ。今シーズンの横浜FCの躍進を支えたのは、得点数でチームトップに立ったFWイバではなく、ゲームメイクを任されたレアンドロ・ドミンゲス。自身も11得点を記録しているが、周りを生かすプレーが冴え渡り、柏レイソルでJリーグを席巻していた当初を彷彿とさせるプレーを見せ14アシストを記録した。東京Vを相手にも守りに入ることなく、しっかりと隙を狙ったパス、シュートでゴールに迫るだろう。◆DF井林章(東京ヴェルディ)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽東京Vの注目選手は、ディフェンスリーダーのDF井林章だ。大宮戦でもチームの完封に貢献。1人少なくなった状態でも、最終ラインから集中を切らすことなくチームを支えた。勝利が必要な東京Vにとっては得点が必須だが、安定した守備があってこそ。ガマンした戦いをいかに続けられるか。井林が最終ラインからどうチームを牽引するかが勝利のカギを握るだろう。◆J1クラブへの挑戦権を獲得するのは
▽この試合を勝ち上がった方が、J1昇格をかけての最終決戦に臨むことができる。1日に行われたJ1最終節は劇的な結末に。ジュビロ磐田が16位となり、プレーオフに出場することが決定した。
▽その磐田と対戦するのは横浜FCと東京Vのどちらか。12年ぶりのJ1復帰を目指す横浜FCと11年ぶりのJ1復帰を目指す東京V。互いに長くJ2に居過ぎてしまった。
▽順位、ホームゲームとアドバンテージがある横浜FCだが、積極的な姿勢を保たなければ、敗れる可能性も高い。1週間前の1回戦での大宮の戦い方をしっかりと分析し、良い教材として臨む必要があるだろう。アグレッシブに試合に入り、守備的になりすぎないことが求められる。
▽一方の東京Vは、堅い横浜FCの守備をどう崩していくかがカギとなる。システムの穴を作るために[3-4-2-1]の並びを変える可能性は高く、サイドと中央を上手く使って綻びを作りたいところだ。
▽J1クラブとして待ち構える磐田への挑戦権を掴めるのはたったの1チーム。果たして90分間の激闘を制するのはどちらのチームか。試合は2日(日)の13時にキックオフを迎える。
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