13分間の出場が致命的…ムニル、スペイン→モロッコ代表への鞍替え断念か
2018.03.24 19:52 Sat
▽元スペイン代表のアラベスFWムニル・エル・ハダディの、モロッコ代表に鞍替えするという夢が潰えようとしている。スペイン『アス』が報じた。
▽バルセロナ下部組織出身のムニルは、2014年9月に行われたユーロ2016予選のマケドニア代表戦でスペイン代表デビュー。13分間の出場機会を得たが、それ以降は代表でチャンスが与えられず。両親のルーツがあるモロッコへの国籍変更を希望していた。
▽国際サッカー連盟(FIFA)のルール上では、コソボのような新しい国家が誕生するなど例外を除き、公式戦に1試合でも出場した場合、その後の国籍を変えることができないとしているが、ムニルの代表鞍替えを支持するモロッコサッカー協会が抗議。FIFA側も、代表キャップ1~2試合であれば国籍の切り替えを許可できるよう、ルールの緩和を検討していた。
▽しかし14日、FIFAはモロッコの訴えを却下。スペインのような競争力のある試合を行う代表で出場したことを考慮し、例外として認めなかったという。
▽ムニルは今後もFIFAに対して食い下がることが可能だが、ロシア・ワールドカップ(W杯)出場を決めているモロッコ代表のエルヴェ・ルナール監督は、本大会で同選手をプランに含めない方針を示している。
「私たちが彼に代表デビューの場を与えたことで、状況は複雑になったと思う。権力者(=FIFA)には、より柔軟な対応を望んでいる」
▽W杯本大会では、スペインと同じグループBに振り分けられたモロッコ。スペイン選手の特徴をよく知るムニルの“補強”が叶えば戦力アップになることは間違いないが、残り約3カ月で状況を変えることは難しそうだ。
▽バルセロナ下部組織出身のムニルは、2014年9月に行われたユーロ2016予選のマケドニア代表戦でスペイン代表デビュー。13分間の出場機会を得たが、それ以降は代表でチャンスが与えられず。両親のルーツがあるモロッコへの国籍変更を希望していた。
▽しかし14日、FIFAはモロッコの訴えを却下。スペインのような競争力のある試合を行う代表で出場したことを考慮し、例外として認めなかったという。
▽ムニルは今後もFIFAに対して食い下がることが可能だが、ロシア・ワールドカップ(W杯)出場を決めているモロッコ代表のエルヴェ・ルナール監督は、本大会で同選手をプランに含めない方針を示している。
▽関連して、スペインでムニルに13分間の出場機会を与えたデル・ボスケ元監督は以下のようにコメントし、罪悪感を抱えていることを認めた。
「私たちが彼に代表デビューの場を与えたことで、状況は複雑になったと思う。権力者(=FIFA)には、より柔軟な対応を望んでいる」
▽W杯本大会では、スペインと同じグループBに振り分けられたモロッコ。スペイン選手の特徴をよく知るムニルの“補強”が叶えば戦力アップになることは間違いないが、残り約3カ月で状況を変えることは難しそうだ。
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