2点リード守れなかった4位アストン・ビラ、ブレントフォードとの打ち合いはドロー【プレミアリーグ】

2024.04.07 01:20 Sun
Getty Images
アストン・ビラは6日、プレミアリーグ第32節でブレントフォードと対戦し3-3の引き分けに終わった。

3日前に行われたマンチェスター・シティとの上位対決で敗戦した4位アストン・ビラ(勝ち点59)が、8試合勝利のない15位ブレントフォード(勝ち点28)をホームに迎えた一戦。
立ち上がりからポゼッションで上回るビラだが、しっかりと守備ブロックを敷くブレントフォードを攻めあぐねると、前半半ばを過ぎても決定機はおろかシュートすら放てない苦境が続く。

それでもビラは最初のチャンスを生かして先制する。39分、バイタルエリア右からマッギンがゴールに向かうクロスを上げると、ゴール前のワトキンスがヘディングシュート。右ポストの内側に当たったボールはGKフレッケンに掻き出されたが、ボールはゴールラインを越えており、ゴールが認められた。

1-0で迎えた後半、ビラは開始34秒で追加点を奪う。ティーレマンスの縦パスをボックス右手前で受けたロジャーズがそのままボックス中央まで切り込み、ゴール右へシュートを突き刺した。
幸先良くリードを広げたビラだったが59分、左クロスが流れたところをボックス右で回収したダムスゴーアが折り返すと、ザンカは右足のシュートを空振るも軸足に当たったボールがゴール右に吸い込まれた。

1点を返されたビラは、その2分後にもスルーパスで左サイド深くまで抜け出したレギロンにダイレクトクロスを上げられると、これをボックス中央のエンベウモに右足ボレーで叩き込まれ、試合を振り出しに戻された。

その後も逆転を狙うブレントフォードに劣勢を強いられたビラは68分、相手の素早くリスタートに対応が遅れると、イェンセンのサイドチェンジをボックス左で収めたレギロンの折り返しをウィサに流し込まれた。

逆転を許したビラは、69分にロジャーズを下げてザニオーロを投入。すると80分、右サイド深くまで切り込んだベイリーのクロスをワトキンスがヘディングで叩き込み、同点に追いつく。

さらに90分には、マッギンの右クロスをコンサが頭で合わせると、折り返しとなった浮き球をディーニュがジャンピングボレーで狙ったが、シュートは枠の上に外れた。

結局、試合はそのまま3-3でタイムアップ。後半だけで5ゴールの生まれた壮絶な打ち合いは痛み分けの結果に終わった。
関連ニュース

コウチーニョが母国に帰る? カタールでも輝けず…古巣復帰の意思を示し、アストン・ビラと交渉へ

カタールのアル・ドゥハイルでプレーする元ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(31)だが、母国へ帰還する可能性が高まっている。スペイン『アス』が伝えた。 インテルやエスパニョール、リバプール、バルセロナ、バイエルン、アストン・ビラでプレーしたコウチーニョ。リバプール時代の輝きは凄まじく、大きな期待が寄せられたものの、バルセロナでは大きく期待を裏切る形となってしまった。 今シーズンはアストン・ビラからレンタル移籍でアル・ドゥハイルでプレー。カタール・スターズリーグでは16試合で3ゴール2アシスト、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では3試合で2ゴール1アシストを記録するに終わっていた。 期待外れと言える結果に終わったコウチーニョ。アストン・ビラにレンタルバックされた中、クラブとの契約解除の話し合いを進めているという。 コウチーニョは、かつて自身が所属したヴァスコ・ダ・ガマに加入する可能性が高く、クラブのフットボール部門のディレクターを務めるペドロ・マルチンス氏は、5ガツ31日の記者会見で「彼が来ることは保証できないが、選手が期待という事実は基本的なことであり、楽観視している」とコメント。コウチーニョが復帰を望んでいることを明かした。 ただ、ヴァスコ・ダ・ガマは豊富な資金があるわけではないため、コウチーニョがアストン・ビラと交渉。フリーでの移籍が可能になるかどうかがポイントとなるようだ。 今シーズンのアストン・ビラはウナイ・エメリ監督の下で躍進。プレミアリーグでは4位に入り、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得していた。 居場所がなかったコウチーニョが戻る場所はもはやないともいえるなか、どういった話し合いが行われるか注目だ。 2024.06.01 23:35 Sat

アトレティコから減俸提示でフリー退団決意…エルモソがナポリと契約交渉へ

アトレティコ・マドリーの元スペイン代表DFマリオ・エルモソ(28)がナポリと契約交渉へ。 エルモソはレアル・マドリーの下部組織出身で、同クラブと友好関係にあるエスパニョールへの移籍で才能が開花。その後、ステップアップ先にアトレティコを選んだという28歳だ。 ポジションはセンターバック(CB)か左サイドバックで、ここ2年のシメオネ・アトレティコではCBに専念。今季の公式戦出場45試合中42試合がスタメンと、指揮官の信頼は厚い。 ただ、契約が今季限りで、クラブから減俸を提示されたことにより、移籍を決意。今月上旬にファブリツィオ・ロマーノ氏が報じた。 そこから約1カ月、イタリア『カルチョメルカート』によると、ナポリの新SD、ジョバンニ・マンナ氏がエルモソの代理人と毎日連絡。エルモソは、就任ほぼ確実とされるアントニオ・コンテ新監督(仮)が好むタイプのディフェンダーだという。 ただ、契約への障壁はやはり条件面。エルモソが年俸600万ユーロ(約10.1億円)を求める一方、サラリー上限を設けるナポリが提示しているのは350万ユーロ(約5.9億円)とされる。 その裏では、来季CL参戦のアストン・ビラがエルモソをリストアップし、資金力の突き抜けた某サウジアラビアクラブに至ってはエルモソへオファーを提示済みとのこと。 だからと言って、エルモソがナポリを排除しているということはなく、年俸要求の引き下げも全く問題ないと考えている模様。6月で29歳、“それなりに大きなクラブ”へ移籍できるチャンスは今夏が最後と踏んでおり、その中でナポリも大きな選択肢として捉えているという。 2024.05.31 15:20 Fri

財政問題抱えるチェルシーはやはりギャラガー売却考慮か…6月末までにPL2クラブ中心に争奪戦へ

チェルシーのイングランド代表MFコナー・ギャラガー(24)は、やはり今夏売却される可能性が高いようだ。イギリス『インデペンデント』が報じている。 トッド・ベーリー新体制移行後の常軌を逸した補強策によって、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)の違反の可能性が盛んに取り沙汰されるチェルシー。 その違反によっては来シーズンの勝ち点剥奪も見込まれる中、クラブは6月30日までに主力数選手の売却によって収支を均衡させる必要がある。その中で獲得コストがゼロで、売却益をすべて収入に計上できるホームグロウン選手の売却は必須事項とみられる。 そして、予てより約5000万ポンド(約99億6000万円)程度の金額での売却が可能なギャラガーは、有力な売却候補となっている。 前指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ監督は中盤の絶対的な主力、ゲームキャプテンを務めたダイナモの残留をクラブに強く求めていたが、クラブ首脳陣はファン・サポーターの反発を押し切ってでもギャラガーの売却を強硬に主張。その意見の相違がアルゼンチン人指揮官の退任の大きな要因のひとつとも言われる。 ギャラガーは依然としてブルーズ残留を希望しているものの、現状では泣く泣くクラブを去る以外に選択肢はないようだ。 そういった中、現在同選手に対してはアストン・ビラ、トッテナムの国内2クラブに加え、バイエルンやサウジアラビアからも関心が寄せられている。 とりわけ、ウナイ・エメリ監督がその能力を高く評価するアストン・ビラは、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を交渉材料にギャラガー本人を口説き落としたい考えだ。 対して1年前から獲得に動いているトッテナムは、アンジェ・ポステコグルー監督の下でのエキサイティングなプロジェクトと、才能豊かなスカッドという環境面によって、より選手の能力を引き上げられるという部分やクラブとしての競争力という部分で争奪戦を制したいと考えているようだ。 2024.05.30 17:10 Thu

ゲンドゥージが指揮官に不満でラツィオを退団か…側近らはエメリと接触中

フランス代表MFマテオ・ゲンドゥージ(25)がラツィオを1年で退団か。また、アストン・ビラ移籍の可能性もあるようだ。 アーセナル時代にその名が知れ渡ったゲンドゥージ。素行不良もあって次第に居場所をなくすと、マルセイユへのレンタル移籍で復活し、完全移籍移行を経て、今季買い取りオプション付きの1年レンタルでラツィオへやってきた。 マウリツィオ・サッリ監督体制下では80〜90分間出場が常の主軸としてプレーし、今年3月にイゴール・トゥドール監督が就任後も基本的には主力の座をキープ。しかし、セリエAのラスト2試合はベンチスタートなった。 これが理由かは定かではないが、ゲンドゥージは来季も続投するトゥドール監督に対し、小さくない不満を抱いているとのこと。ラツィオのお膝元、首都ローマに本社を構える『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。 親族らで構成されるゲンドゥージの側近は、かつてアーセナルで同選手を重宝したウナイ・エメリ監督が率いるアストン・ビラと、昨年1月に続いて接触中。移籍の実現性はさておき、先方の反応は良好だったとのことだ。 なお、昨夏のラツィオへのレンタル加入は、条件付きで買い取り義務に移行する買い取りオプションが付帯していたとされるゲンドゥージ。現在までに買取義務発生の公式発表はないが、マルセイユではなく、“ラツィオの選手”として扱われている。 2024.05.29 20:00 Wed

アストン・ビラ、CL出場に導いたエメリ監督と2029年まで契約延長

アストン・ビラは27日、ウナイ・エメリ監督(52)と2029年6月まで契約延長したことを発表した。これまでの契約から2年更新した格好だ。 2022年10月、プレミアリーグで17位と低迷していたビラの指揮官に就任したエメリ監督は昨季7位と躍進させ、ビラにとって13シーズンぶりの欧州カップ戦参戦となるカンファレンスリーグ(ECL)出場に導いた。 そして今季はECLベスト4、プレミアリーグで4位とさらに好成績を挙げ、チャンピオンズリーグ出場を果たした。 新契約を結んだエメリ監督は「ビラを率いる責任を負えることをとても嬉しく思う。ビラとは素晴らしい相性がある。ファンの応援もまるで自分の家に居るような感覚だ。夢に向かって限界のない旅を続けることができて本当に興奮している」と喜んだ。 2024.05.28 06:00 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly