補強着々の初昇格モンツァ、フリーのカバーニにも触手か

2022.07.08 15:10 Fri
Getty Images
積極補強のモンツァがウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(35)にも触手を伸ばそうとしているようだ。イタリア『スカイ』が報じた。

シルヴィオ・ベルルスコーニ会長とアドリアーノ・ガッリアーニ最高経営責任者(CEO)という元ミランコンビからなる上層部を基軸にチーム力を高め、セリエA初昇格を決めたモンツァ。クラブとして大きな挑戦となる来季に向けて、精力的な補強を続ける。
DFアンドレア・ラノッキアや、GKアレッシオ・クラーニョ、MFステファノ・センシや、MFマッテオ・ペッシーナといった新旧のイタリア代表勢を獲得するなど、余念なしの強化策に打って出るなか、新たなターゲットにカバーニも含んでいるという。

ガッリアーニ会長は攻撃面の強化を進めたく、そこで昨季限りでマンチェスター・ユナイテッドと契約満了のカバーニに着眼。ナポリ時代にフィニッシャーとしてセリエAを席巻した同選手の代理人と会談し、獲得の可能性を探り出そうとしている模様だ。

ユナイテッド2年目の昨季こそケガの多さが目立ったが、これまでの実績からしても多方面から誘いがあるとされるカバーニ。今年11月にカタール・ワールドカップが迫り、じっくりと時間をかけて新天地を決めたい意向を示しているといわれるが、いかに。
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ミランが元U-20イタリア代表FWダニエル・マルディーニ(22)を手放す可能性もあるようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 マルディーニ一族3代目のミラン選手、ダニエル・マルディーニ。今季前半戦はエンポリ、後半戦はモンツァへレンタル移籍し、モンツァではセリエA11試合4得点をマークした。 今夏ひとまずミランに戻るわけだが、どうやら複数のクラブがダニエルに関心を寄せているようで、代理人のジュゼッペ・リソ氏が頻繁にミラン以外と連絡を取り合っているという。 リソ氏に電話をかけるのはローマとアタランタ、また完全移籍移行を真剣に望むモンツァ。ダニエル自身はミランでキャリアを積む意向だが、ミランは少なからず今夏の売却を視野に入れているとのことだ。 『カルチョメルカート』いわく、モンツァへ完全移籍の実現性は低く、ミランは1000万ユーロ(約17.1億円)前後のオファーで売却に応じる可能性が。一方で、25年6月までとなっている契約を延長したうえで再びレンタル移籍という道もある模様。 ひとつわかるのは、ミランがダニエル・マルディーニを戦力にカウントしていないということだ。 2024.06.03 15:25 Mon

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ガッリアーニ・モンツァの新監督候補にネスタ&ピルロ…現職パッラディーノは退任確実

モンツァの新監督候補に、CEOの盟友たちが並ぶ。ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏がレポートする。 セリエA初昇格から2年目、今季もしっかり残留を果たしたモンツァ。故シルヴィオ・ベルルスコーニ前会長とアドリアーノ・ガッリアーニCEOが二人三脚で築いた、中堅クラブとしては充実のスカッドが眩しい。 来季に向けては、昨季途中からの躍進を支えたラッファエレ・パッラディーノ監督(40)が、契約満了に伴う退任が確実。同監督はフィオレンティーナと就任交渉中だとされる。 そこでガッリアーニCEOは複数の後任候補をリストアップ。ミラン時代、当時世界最高峰の選手にして、自身も全幅の信頼を置いた元イタリア代表のアレッサンドロ・ネスタ氏(48)、アンドレア・ピルロ氏(45)だ。 ネスタ氏とピルロ氏は今季、それぞれセリエBのレッジャーナ、サンプドリアで指揮。どちらもセリエA昇格を逃したなか、ネスタ氏は契約満了が目前に迫り、ピルロ氏は手腕がそれなりに評価されつつも退任の噂が。 また、ガッリアーニCEOはエラス・ヴェローナでの職務を切り上げる見通しだというマルコ・バローニ監督(60)もリストアップ。ユベントスを去った元ミラン指揮官、マッシミリアーノ・アッレグリ氏(56)にコンタクトをとったことも確認されている。 来季で昇格3年目のガッリアーニ・モンツァ。新監督やいかに。 2024.06.02 14:20 Sun

セリエC、セリエB、セリエAで最優秀GK賞…叩き上げのディ・グレゴリオがユーベ移籍へ準備万端「今後動きがある」

モンツァのイタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)は、ユベントス移籍へ心の準備ができているようだ。 ミラノ生まれでインテルの下部組織にて育ち、通算5回ものレンタル放出、セリエBおよびセリエCでの修行期間を経て、完全移籍先のモンツァで正守護神となったディ・グレゴリオ。 今季セリエA33試合出場で14回ものクリーンシートが評価され、24日発表のセリエA最優秀GK賞に選出。実はインテル保有の時代にレンタル先でセリエBとセリエCでも最優秀GK賞を受賞しており、イタリアのトップカテゴリー3つで個人タイトルを獲得した叩き上げだ。 そんなディ・グレゴリオ、ここ最近は移籍金総額2000万ユーロ(約34.1億円)前後でユベントスへの完全移籍が近いと報じられており、一部ではヴォイチェフ・シュチェスニーの定位置を譲り受ける前提との見立ても。 イタリア『Sportitalia』の取材に応じた代理人、アルベルト・ベッローニ氏は、「まだ決まっていない」としつつも、本人ともどもユベントス行きの準備が整っていることを明かした。 「来季はまた違うことになるだろうが、少なくとも今季の彼は、ヨーロッパの全GKでトップ5に入るパフォーマンスだった。統計がそれを証明し、彼自身も納得感を持つ。真に素晴らしい選手の仲間入りを果たしつつあるね」 「注目度の高まりにも冷静に対処してきたようだ。報じられるなかで唯一の小さな真実は、ユベントスと話し合いを進めてきた、というもの。交渉がまとまったとは言ってない。今は全てのクラブが人事面を整理する時期…ミケーレは休暇に入る」 「何か具体的な動きはおそらくあるだろう。モンツァを離れる可能性があり、彼はそうなることに前向きだ」 2024.05.29 16:25 Wed

ユベントスで残念な終わり方も…引く手数多な様子のアッレグリ氏

ユベントスを去ったマッシミリアーノ・アッレグリ氏(56)。次なる指揮官職を希望するなら選択肢は少なくないようだ。 コッパ・イタリア決勝における投げやりな言動・行動で即刻解任されたアッレグリ氏。もとより今季着任のクリスティアーノ・ジュントリSDと関係が悪く、リーグ戦の不調ぶりも際立っており、シーズン後の解任ならある意味妥当だったろうが、やはり残念な終わり方である。 ともあれ、カルチョにおける長い指導者キャリアで培った人脈があり、次なる指揮官職を希望するなら選択肢は少なくない模様。 イタリア『コリエレ・デラ・セーラ』いわく、モンツァの最高経営責任者(CEO)を務めるアドリアーノ・ガッリアーニ氏が、ミラン時代の仲間に対し、ユベントスでの解任劇を笑い飛ばしながら「ウチの監督ポストが空くから頭に入れておいて」と電話をかけたという。 モンツァは躍進の立役者となったラッファエレ・パッラディーノ監督(40)が、来月の契約満了に伴う退任を決意。ガッリアーニCEOは水面下で後任を探し、アレッシオ・ディオニージ氏(44)、アレッサンドロ・ネスタ氏(48)とともに、アッレグリ氏も候補の1人とされる。 また、高待遇を求めるならサウジアラビア行きという選択肢も。つい先日、アッレグリ氏のマネージメントを担当する代理店が、リヤドでアル・イテハドとミーティング。会談内容の詳細こそ不明も同クラブはマルセロ・ガジャルド監督(48)との契約解除が確実視される。 アッレグリ氏の“師匠”であり、個人アドバイザーも担うイタリアサッカー界の長老、ジョバンニ・ガレオーネ氏は最近、自身の一番弟子について「欧州内でオファーがあるだろうけどね」とコメントしつつ、来季いきなりの現場復帰については否定的な見解を寄せた。 振り返ると、アッレグリ氏はユベントスで第1次政権を終えたあと、2年間のブランクを経て再登板。ここ10年、ユベントス以外で指揮を執ったことがない。 再登板後はユベンティーノにほとんど良い印象を与えなかったアッレグリ氏だが、純粋に、他クラブで指揮を執ってどのような采配を振るうか、見てみたい。 2024.05.27 20:50 Mon
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