元イタリア代表監督ヴェントゥーラ、セリエA昇格に失敗でサレルニターナ指揮官を辞任

2020.08.02 01:00 Sun
Getty Images
セリエBのサレルニターナの指揮官を務めていたジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督(72)が1日、辞任を発表した。

トリノで実績を上げ、2016年にはイタリア代表監督にも就任した経歴を持つヴェントゥーラ監督は、昨年夏にサレルニターナの監督に就任。
第36節終了時には昇格プレーオフ圏内の8位に位置していたが、最終節のスペツィア戦を落として10位に後退し、セリエA昇格の可能性が潰えていた。

サレルニターナは14勝10分け14敗で今季を終えたが、サレルニターナの会長を務めるクラウディオ・ロティート会長によるヴェントゥーラ監督への公の場での侮辱もあり、辞任を決断したと報じられている。

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イタリア代表のマンチーニ監督が突如辞任…ユーロ制覇もカタールW杯出場を逃す

イタリアサッカー連盟(FIGC)は13日、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督(58)の辞任を発表した。 2018年5月、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の下、ロシア・ワールドカップ(W杯)の出場権を逃したイタリア代表の監督に就任したマンチーニ監督は、ユーロ2020で見事に優勝を果たした。 しかし、期待されたカタールW杯予選はまさかのグループ2位でプレーオフに。すると、北マケドニア代表に1回戦で敗れ、2大会連続でのW杯出場を逃していた。 それでも、2026年まで契約を結び、2024年のユーロ、2026年の北中米W杯出場を目指して行くこととなったマンチーニ監督だったが、12日の夜に辞任を申し出。FIGCはこれを受理したという。 マンチーニ監督はイタリア代表で61試合を指揮し、39勝13分け9敗。最後の式は、6月に行われたUEFAネーションズリーグ3位決定戦のオランダ代表戦で、2-3で勝利していた。 これまでのキャリアでは、フィオレンティーナで監督キャリアをスタート。ラツィオ、インテル、マンチェスター・シティ、ガラタサライ、ゼニトで指揮をし、2018年5月にイタリア代表監督に就任していた。 なお、イタリア代表は9月にユーロ2024予選を控えており、数日中に新監督を発表するとしている。 2023.08.13 21:30 Sun

前イタリアサッカー連盟会長のカルロ・タヴェッキオ氏が逝去…

かつてイタリアサッカー連盟(FIGC)の会長を務めたカルロ・タヴェッキオ氏(享年79)が28日、肺の病気で入院中だったブリアンツァの病院で逝去した。 イタリアの政財界に幅広い人脈を持つタヴェッキオ氏は、1999年から15年間に渡りレーガ・ナツィオナーレ・ディレッタンティ(アマチュアリーグ)の会長を務めてきた実績を生かして、2014年8月からFIGCの新会長に就任。 しかし、人種差別や女性蔑視といった舌禍事件に加え、自身を支持する一部クラブへの便宜や保守的すぎる姿勢など、在任期間に多くの批判に晒されていた。 そして、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選ではプレーオフでスウェーデン代表に敗れ、1962年大会から14大会連続で継続していた本大会出場を逃し、60年ぶりの大失態を演じた。 その後、当時の指揮官であるジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を解任した一方、任命責任として辞任を求められたタヴェッキオ氏は、「すべてはヴェントゥーラのミス」と自身に責任はないと主張。最終的に自身の非を認めて2018年に辞任を決断したが、当時は“イタリアサッカー界の老害”とも揶揄されていた。 在任期間に多くの批判に晒された一方、同氏の後任としてFIGCの会長を務めるガブリエーレ・グラヴィーナ氏は、故人を偲ぶと共にその功績を称えている。 「カルロ・タヴェッキオのような真のフットボールファンが亡くなったことに、深く悲しんでいます。 彼は、素晴らしい人間性を持ち、社会事業に非常に熱心で、アマチュアクラブに声と尊厳を与えることができ、革新することを決して諦めなかった」 「イタリアの女子フットボールが男子プロクラブとの提携によって発展するきっかけとなったこと、ゴールライン・テクノロジーやVARがイタリアで導入されたこと、そして国際的な分野でUEFAやFIFAの現トップマネジメントをサポートするという選択をしたことは、彼の優れた直感によるものでした」 なお、タヴェッキオ氏の訃報を受け、今週末にイタリア国内で開催されるすべての試合前には同氏への1分間の黙とうが実施される。 2023.01.28 23:13 Sat

老将ヴェントゥーラ氏が引退を発表!イタリア代表では60年ぶりのW杯出場逃す失態…

イタリア人指揮官のジャンピエロ・ヴェントゥーラ氏(73)が、イタリア『Tuttomercatoweb』で監督業を引退することを発表した。 1976年にサンプドリアユースで指導者キャリアをスタートさせたヴェントゥーラ氏。長い監督歴の中で、サンプドリアやカリアリ、ウディネーゼ、ナポリ、トリノなど、イタリアで数多くのクラブを率いてきた。 また、2016年7月からは前任のアントニオ・コンテ氏を引き継ぐ形でイタリア代表に就任。しかし、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフに回ると、そのプレーオフでスウェーデン代表に敗れ本大会行きを逃し解任。1962年大会から14大会連続で本大会に出場し続けていたアズーリにとっては、60年ぶりに予選敗退となる大失態となった。 直近では、2019年7月から当時セリエBに所属していたサレルニターナの指揮官を務めたが、2019-20シーズンでのセリエA昇格に失敗。クラウディオ・ロティート会長との確執もあり、翌年8月に辞任していた。 『Tuttomercatoweb』のインタビューの中で、ヴェントゥーラ氏は次のように語っている。 「私は(監督業を)引退することに決めた。もう現場の話はしたくないからね。37年間のサッカー人生で、多くの満足といくつかの失敗を経験し、引退する時が来たと思っている」 「最も残念だったのはアッズーリで2018年ワールドカップの出場権を得られなかったことだ」 「私はマンチーニのアッズーリがワールドカップ出場を決めて、優勝できるように祈っているよ」 2021.11.13 00:10 Sat

W杯予選でイタリアは足踏みも…前大会予選敗退を招いた元指揮官は楽観視 「このチームは必ずや成功する」

元イタリア代表監督であるジャンピエロ・ヴェントゥーラ氏が、母国のカタール・ワールドカップ(W杯)出場に太鼓判を押している。『フットボール・イタリア』が伝えた。 今夏に開催されたユーロ2020で53年ぶり2度目の優勝を達成したイタリアは、現在2大会ぶりのW杯出場を目指して欧州予選を戦っている。しかし、2日に行われたカタールW杯欧州予選グループC第4節のブルガリア代表戦をドローで終えたチームは、第5節のスイス代表戦もゴールレスドローに終わり、2試合続けて勝利を逃した。 この結果、イタリアは現在グループ2位のスイスとは勝ち点差「4」となっているが、スイスが未消化試合を2つ残していることもあり、グループ首位の座は危うくなっている。 こうした状況から、再びW杯出場権を逃す懸念も生じているが、2018年に同チームを率いて60年ぶりのW杯予選敗退を招いた張本人であるヴェントゥーラ氏はイタリア『Adnkronos』で、今回は間違いなく本戦に出場できると断言した。 「夏季休暇明けのチームが苦戦するのは予想できたことだ。それでも私はこのチームが、W杯の予選で問題を起こすことはないと確信している」 「予選通過を確実にするためには、これからすべての試合に勝つ必要があるだろう。そしてこのチームは、必ずやそれに成功すると思っているよ」 「ユーロで優勝を果たした後、このチームは成熟して非常に高い国際的価値を持つようになった。秋に行われる次の代表戦では、また違った展開になるだろうね」 2021.09.07 11:32 Tue

イタリア代表、マンチーニ監督と2026年まで契約延長! W杯予選敗退の失態から立て直した手腕を評価

イタリアサッカー連盟は17日、同国代表を率いるロベルト・マンチーニ監督(56)との契約を2026年まで延長したことを発表した。 マンチーニ監督の現行契約は2022年6月末となっていたが、今回結んだ長期契約により、来夏に1年延期されたユーロ2020、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に加え、ドイツで開催されるユーロ2024、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共同開催の2026年W杯までイタリア代表を指揮することになった。 これまでフィオレンティーナやラツィオ、インテルなどのイタリア国内クラブに加え、マンチェスター・シティ、ガラタサライ、ゼニトなど国外トップクラブの指揮官を歴任したマンチーニ監督は、2018年5月にジャンピエロ・ヴェントゥーラ前監督の解任を受けてイタリア代表監督に就任。 2018年ロシア・ワールドカップ出場を逃す失態を犯したイタリアを立て直し、ユーロ2020の予選では10戦全勝で本戦への出場権を獲得。また、UEFAネーションズリーグ2020-21ではオランダ代表やポーランド代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表が同居した中、無敗で決勝ラウンド進出まで導く見事な手腕を発揮。ここまでの通算戦績は19勝2敗7分けとなっている。 2021.05.18 01:20 Tue

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