「前半は今シーズン最高」圧倒した前半から一転…痛恨の敗戦となったアーセナル、アルテタ監督は前を向く「信じ続けてできることをやるだけ」

2024.04.15 09:05 Mon
痛恨の敗戦を喫したアルテタ監督
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痛恨の敗戦を喫したアルテタ監督
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、アストン・ビラ戦の敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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14日、プレミアリーグ第33節でアーセナルはホームにアストン・ビラを迎えた。
首位のアーセナルと4位のアストン・ビラの上位対決。試合前にはマンチェスター・シティが暫定首位に立った一方で、リバプールが敗れるという状況となった。

そのアーセナルは前半はアストン・ビラを圧倒。ゲームを支配していく中で、決定力に欠いてしまいゴールを奪えないまま折り返す。

すると後半は一変。アストン・ビラが勢いを持ってやってくると、押し込まれ続けたアーセナルは終盤に失点。取り戻そうとした瞬間、連続失点を喫し、0-2で敗戦。後半は良いところがないまま痛恨の首位陥落となった。
試合後の記者会見に臨んだアルテタ監督。タイトル争いは続くものの、一方後退してしまった中、この先も紆余曲折あるかという質問に答えた。

「その可能性はあるだろう。今ある現実だ。数カ月前も同じだった。我々はこの瞬間が来るかもしれないことを理解していた。今はそれに反応し、信じ続け、できることをやっていくだけだ」

首位にはリバプールが立っていた中、シティと三つ巴で優勝を争ってきたアーセナル。周りが取りこぼすことはこの先もあるとしながら、勝ち続けなければいけないとした。

ただ、ここから一気に崩れていく可能性もゼロではない。ショッキングな敗戦を受けてのメンタルコントロールについてもコメントした。

「1つの結果でこうなるのであれば、我々は十分に強くないということだ。それは非常に簡単なことだ。本当に良いチームを相手に、前半は今シーズン最高のパフォーマンスを見せた。3つか4つ、あるいはそれ以上のゴールが取れていたはずだ」

「ただ、後半はそれが起こらず、勢いが変わり、前半でできたことをコントロールして生み出すことができなかった」

「我々は苦戦し、非常に酷い形で2つのゴールを許し、試合に負けた。だから、相手を祝福したいと思う」

「そして今こそ、リーダーとして、自分自身を価値ある人物として考える人が立ち上がる時だ。なぜなら、勝ち続けて4カ月も勝ち続けている時はとても簡単だ。今、それをすべき瞬間だ」

しっかりとこの敗戦を受け入れた、再び立ち上がる必要があるというアルテタ監督。中2日ではチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルンとベスト4を懸けて戦う中、チャンスを生かす必要があるとした。

「試合に負けた後はイライラしており、悲しい気持ちだ。しかし、我々には素晴らしいチャンスがあり、チャンピオンズリーグの準決勝に進むという、このクラブが14年間実現できなかったチャンスがある。これ以上に良いタイミングはない」



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