守備的MFの確保目指すミラン、フランス方面の2名に注目

2024.03.30 22:02 Sat
ミランが目をつけているケフラン・テュラム(左)とユスフ・フォファナ
Getty Images
ミランが目をつけているケフラン・テュラム(左)とユスフ・フォファナ
ミランが守備的MFの獲得を目指している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
PR
昨夏はイタリア代表MFサンドロ・トナーリを放出した一方、元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークやオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスら、中盤の選手を複数獲得したミラン。今夏はここにより守備的な選手を加えたいようだ。
候補に挙がっているのは、それぞれニースとモナコの中盤を支えるフランス代表MFケフラン・テュラム(23)と、フランス代表MFユスフ・フォファナ(25)。特にフォファナに関しては、経験と若さを兼ね備える25歳という年齢が理想的とのことだ。

また、両者ともにクラブとの契約が2025年6月まで。昨夏、契約が残り1年となっていたアメリカ代表MFクリスチャン・プリシックやナイジェリア代表MFサミュエル・チュクウェゼを移籍金2000万ユーロ(約32億7000万円)で獲得したのと同じように、フリーとなる前の比較的安価での売却をニースやモナコに迫る可能性がある。

さらに、フォファナの所属するモナコに関しては、ミランのチーフスカウトを務めるジェフリー・モンカダ氏の前所属先という繋がりが。補強における重要な権限を持っていることから、積極的に交渉を進めることもありえそうだ。
192cmと長身を誇るケフラン・テュラムは、元フランス代表MFリリアン・テュラム氏の息子かつインテルのフランス代表FWマルクス・テュラムの弟で、今シーズンここまで公式戦22試合に出場。185cmとこちらも大型ボランチのフォファナは、公式戦27試合でプレーしている。

PR
関連ニュース

サポーターは大反対! それでもミランの次期監督はロペテギ氏でほぼ決まりに…ウェストハムには断り

ミランの新指揮官はフレン・ロペテギ氏(57)になることが濃厚のようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。 今シーズンはセリエAでインテルにスクデットを奪われたミラン。2位につけている中、チャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得が確定した。 来シーズンのCLには上位5チームが出場可能。5位のローマ、6位のアタランタは数字上はミランを抜く可能性があるが、両者は直接対決が残っており、両チームが追い抜くことは不可能。そのため、ミランは最低でも5位でフィニッシュすることが確定した。 しかし、チームを指揮するステファノ・ピオリ監督は今シーズン限りでチームを離れることが濃厚に。その後任として浮上しているのロペテギ氏だ。 スペイン代表やレアル・マドリーなどで指揮したロペテギ氏は、2023年8月まではウォルバーハンプトンを指揮。しかし、今シーズンはフリーの状態が続いていた。 後任監督として濃厚とされる一方で、ミランのファンは大反対。オンラインでの署名活動を行った結果、多くのファンがロペテギ氏の監督就任を望んでいないという結果となった。 しかし、ミランとしては招へいを検討。データを見ても、ロペテギ氏は、監督としてイタリアのチームに一度も負けたことがないという驚愕の事実。代表でもクラブでもイタリアには負けなしという状況だ。 ミランとは年俸400万ユーロ(約6億7000万円)の3年契約で基本合意しているとのこと。ピオリ監督とほぼ同じ条件だとされている。 また、デイビッド・モイーズ監督の去就が不透明なウェストハムもロペテギ氏に関心を寄せているとのこと。ただ、ロペテギ氏はミランの監督就任を望んでいるとのことで、ウェストハムには断りを入れたという。 ロペテギ氏は7月からミランの指揮を執る準備ができているとのこと。さらにスペイン語はもちろんのこと、英語、フランス語、ポルトガル語、そしてイタリア語も少し話せるため、選手たちとのコミュニケーションも問題はない。 2024.04.29 22:55 Mon

4年半ミランの最終ラインを支えたケアー、今夏の退団を代理人が認める「ふさわしいタイミングだと思う」

デンマーク代表DFシモン・ケアー(35)は今夏ミランを離れるようだ。デンマーク『bold』が伝えた。 母国デンマークのミッティランでプロキャリアを歩み始め、その後は欧州各国のクラブを渡り歩いてきたケアー。2020年1月にセビージャからミランへレンタルで加入すると、同年7月には買い取りオプションが行使され、ここまで4年半にわたりサン・シーロでプレーしている。 現在はケガで離脱中も、今シーズンもここまで公式戦24試合に出場しているケアーだが、クラブとの契約は6月に満了。2008年から代理人として支えるミッケル・ベック氏は、まもなくミランでの旅が終わると『bold』に明かした。 「この夏に契約が満了し、その後シモンはミランを去ることになる。ドラマはないし、相互理解の下での別れとなる」 「シモンが4年以上プレーを愛してきたクラブとの自然な別れだ。ふさわしいタイミングだと思う。何年も前、シモンはいつかミランでプレーしたいと私に話してくれた。そしてその夢は最も美しい形で実現した。実際、ミランはシモンが最も多くの試合に出場したクラブになった」 また、ケアーはまだまだ現役を続行するつもりとのこと。今夏のユーロを戦い終えてから新天地を求めるようだ。 「シモンにとっては完璧な状況だ。彼は今夏デンマーク代表のキャプテンとしてユーロでプレーし、その後フリーで移籍する。彼の考えは、自分と家族のためにどこで冒険を続けるかをユーロ後に自由に選択したいというものだ」 「だから私はシモンがすぐに決断を下すとは思っていない。同様に契約満了を迎えるオリヴィエ・ジルーがアメリカでのキャリア継続を選択したようにはならないだろう」 冬にはバイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)、フェネルバフチェなどのクラブが興味を示したという報道もあったが、本人はミランでの戦いだけに意識を向けていた模様。最後までチームに貢献してから袂を分かつつもりだ。 「シモンのようにクオリティや世界的な名声がある選手にはよくあることだが、ミランで今シーズンを終えることだけに集中していた。この数カ月間、シモンは選手として、そしてリーダーとして、クラブが最も好調だった時期に多くの素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」 「現在シモンは負傷しているが、クラブが良い形でシーズンを終えられるようサポートするだろうし、ユーロに間に合わせる準備はできている」 2024.04.29 22:04 Mon

ユーベ相手に粘って勝ち点1のミラン、指揮官は2位フィニッシュに繋がると前向き 「負けないことがプラス」

ミランのステファノ・ピオリ監督がドロー決着を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ヨーロッパリーグ(EL)での敗退に続き、セリエA前節のミラノ・ダービーで敗れ、目の前で宿敵インテルのスクデット獲得を許すこととなったミラン。27日の第34節では2位の座を死守すべく、3位ユベントスとの上位対決に臨んだ。 フランス代表DFテオ・エルナンデス、イタリア代表DFダビデ・カラブリア、イングランド代表DFフィカヨ・トモリを出場停止で欠いた中、試合直前にはフランス代表GKマイク・メニャンが急遽欠場となるアクシデント。終始ホームチームにチャンスを許す展開となったが、スクランブル出場のイタリア人GKマルコ・スポルティエッロを中心に耐え抜き、ゴールレスドローに持ち込んだ。 試合後、ピオリ監督は難しい状況の中でゴールを許さなかったチームのパフォーマンスを称賛。ユベントスとの勝ち点差が縮まらなかったポジティブな面に言及した。 「我々はデリケートな時期を過ごしているから、犠牲を払うという気持ちと共にこのようなリアクションを見せることが重要だった」 「順位表の上で我々に近づきたかったチーム、我々を窮地に追い込むクオリティがあったチームが相手だ。選手たちはうまく試合の流れを読んだと思う」 「フィニッシュとラストパスの観点で言えばもっとうまくやれたと思うが、犠牲を払って重要なポイントを獲得できたし、選手たちには満足している。ファンのサポートがない独特な雰囲気だったが、我々は最後まで戦った。これは良い反応だと思う」 「前半は非常に良いパフォーマンスだったと思うが、後半はエネルギーが落ちてしまった。ユーベは多くのアタッカーを投入し、我々を圧倒したが、意地と気迫で守りきった。負けないことが自分たちにとってプラスな結果だとわかっていたからだ」 また、今シーズン限りでの退任が取り沙汰されるピオリ監督は自らの将来についてもコメント。惑わされず、シーズン終了までしっかり走り抜くことを意識しているようだ。 「私は長い間何も読んでいないが、私がやめるよう頼んでもメッセージを送ってくる友人がいる」 「全ての試合で良い結果を残せるよう集中している。チームが最後まで戦い抜けるよう、冷静さを保っている。我々は2位でフィニッシュしたいし、できるだけ多くのポイントを獲得したい」 2024.04.28 14:19 Sun

レーティング:ユベントス 0-0 ミラン【セリエA】

セリエA第34節、ユベントスvsミランが27日に行われ、0-0で引き分けた。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価。 ▽ユベントス採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240427_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 シュチェスニー 6.0 枠内シュートは0。冷静な繋ぎが目立った DF 4 ガッティ 6.5 レオンとのマッチアップで粘り強く対応。抜かれることはなかった 3 ブレーメル 6.5 ジルーに厳しく当たり、仕事をさせず 6 ダニーロ 6.0 ブレーメルと共にジルーを封じた MF 22 ウェア 6.0 カンビアーゾと共に攻守に良い連係ができていた (→マッケニー -) 27 カンビアーゾ 6.5 サイドではなくインサイドで先発。精力的なプレーが光った 5 ロカテッリ 6.0 正確なパスワークでリズムを作る 25 ラビオ 6.0 尻上がりに好プレーが増えていった 11 コスティッチ 5.5 前半は左サイドを打開しきれずクロス精度も欠いた。後半立ち上がりに強烈なシュートでゴールに迫る (→キエーザ 6.0) 左サイドからの仕掛けが光った FW 9 ヴラホビッチ 5.5 直接FKでゴールには迫ったが、流れの中ではチャウに封じられた (→ミリク 5.5) 好機はあったが仕留めきれず 15 ユルドゥズ 5.5 仕掛ける姿勢は見せていたが、打開はしきれなかった (→ミレッティ -) 監督 アッレグリ 6.0 内容は上回っただけに何とか勝ち切りたかった ▽ミラン採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240427_3_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 57 スポルティエッロ 7.0 メニャンのウォーミングアップ中の負傷を受けて急遽先発。前半終了間際のヴラホビッチの直接FKを止め、後半立ち上がりのピンチをファインセーブで凌いだ DF 80 ムサ 6.0 本職ではない右サイドバックで先発。キエーザには苦戦も攻守によく対応した (→ゼロリ -) 46 ガッビア 6.0 トモリの出場停止を受けて先発。十分な働きぶり 28 チャウ 6.5 ヴラホビッチとの重量級マッチアップで上回った 42 フロレンツィ 6.0 テオ・エルナンデスの出場停止を受けて左サイドバックで先発。ベテランらしくそつなくこなす MF 11 プリシック 5.0 インパクトを残せなかった (→チュクウェゼ -) 14 ラインデルス 5.5 アドリと縦関係を築き、組み立てに参加しようとしたがうまくは行かず 8 ロフタス=チーク 6.0 際どいミドルを放つ。ミラン攻撃陣の中では目立っていた部類 (→バルテサーギ -) 7 アドリ 5.5 バックラインに下りてビルドアップで貢献 (→ベナセル 5.5) 無難にボールを散らした 10 レオン 5.5 ウェアとカンビアーゾのダブルチームでの守備に苦戦。左サイドを打開しきれず FW 9 ジルー 5.0 ブレーメルとのフィジカルバトルで上回れず (→オカフォー -) 監督 ピオリ 5.5 守備陣に欠場者多数だったが、スポルティエッロの活躍で勝ち点1を獲得 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! スポルティエッロ(ミラン) バックラインに3人の出場停止者が居た中、急遽の先発で大活躍と申し分なし。 ユベントス 0-0 ミラン 2024.04.28 02:58 Sun

急遽先発のスポルティエッロが躍動、3位ユベントスと2位ミランは譲らずゴールレスドロー【セリエA】

セリエA第34節、ユベントスvsミランが27日に行われ、0-0で引き分けた。 前節カリアリ戦を辛くもドローとした3位ユベントス(勝ち点64)は、4日前に行われたコッパ・イタリアではラツィオに終始劣勢を強いられた中、1-2として1stレグのアドバンテージを生かし決勝に進出した。そのユベントスはヴラホビッチとユルドゥズが2トップを形成した。 一方、前節ミラノ・ダービーに敗れて眼前でインテルに優勝を決められた2位ミラン(勝ち点69)は退場したテオ・エルナンデスとカラブリアが、累積でトモリがそれぞれ出場停止となった。さらに守護神のメニャンがウォーミングアップ中のアクシデントで欠場となり、ディフェンスの主軸4枚を欠く中、ムサが右サイドバックでスタメンとなった。 立ち上がりからややユベントスが押し込む流れで推移すると8分、ヴラホビッチがGK強襲のシュートを浴びせた。さらに22分、ボックス右からカンビアーゾがシュートに持ち込むも枠を捉えきれない。 前半半ば以降も互いに隙を見せない展開が続いた中、追加タイム2分にユベントスに決定機。ボックス手前左で得たFKをヴラホビッチが直接狙うと鋭いシュートが枠を捉えたが、GKスポルティエッロの好守に阻まれゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半、開始5分にもユベントスに先制のチャンス。コスティッチがボックス左で前を向きGK強襲のシュートを浴びせ、ルーズボールに反応したダニーロが詰めたが、GKスポルティエッロのファインセーブに阻まれた。 その後は互角の攻防が続いた中、ミランは66分、ロフタス=チークが際どいミドルを浴びせると、ユベントスは73分、キエーザの左クロスからミリクのヘディングシュートが枠を捉えたが、ここもGKスポルティエッロの好守に阻まれた。 終盤の86分、押し込むユベントスに好機。マッケニーのヘディングシュートを再三好守を見せてきたGKスポルティエッロがファンブル。ルーズボールをラビオがプッシュしたが、チャウのブロックに阻まれた。 直後のCKでミリクのヘディングシュートがわずかに枠を外れた中、ユベントスがゴールに迫り続けたものの得点は生まれずタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。 2024.04.28 02:57 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly