インテルに敗れるも好セーブ連発…33歳シュチェスニーはユベントスと“生涯契約”?

2024.02.05 17:00 Mon
ユベントスの屋台骨・シュチェスニー(左)
Getty Images
ユベントスの屋台骨・シュチェスニー(左)
ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(33)はこのままユベントスで選手キャリアを終えることになりそうだ。

4日、セリエA首位のインテル、同2位のユベントスが、インテルの本拠地ジュゼッペ・メアッツァで対戦し、1-0とホームチームが勝利。勝敗を分けたのはユベントスDFフェデリコ・ガッティのオウンゴール、ただひとつとなった。
勝利したインテルは、実にカルチョらしい戦術的工夫の詰まった戦いでイタリア・ダービーを制した格好だが、前述の通り決勝点はオウンゴール。ユベントスはゴールマウスを守るシュチェスニーが好セーブを連発し、“0-3ゲーム”と言ってよいところを最小スコアによる敗戦とした。

このシュチェスニー、今季序盤のサッスオーロ戦(2●4)で3失点に絡むミスをするなど、時折“やらかしてしまう”感がどうしても否めないが、やはり本来のシュートストップは一級品。長いシーズンを考慮すれば、勝ち点を拾えるGKと言えるだろうし、PKストッパーとしても名高い。

その契約に目を向けると、今季開幕前に2025年6月までの自動延長が決まり、本人は繰り返しクラブへの愛着を公言。イタリア『カルチョメルカート』はインテル戦後、シュチェスニーについて「引退を考えるにはもちろん早すぎるし、生涯契約がそこにあると言ってもよい」と論じる。
どうやら2025-26シーズン以降の新契約については、現状2年総額1500万ユーロ(約23億9000万円)の年俸がネックとなって交渉が停滞中。それでもクラブと選手、互いに歩み寄りの姿勢があることが判明しており、2025年6月を迎えるまでにゆっくり協議を進めれば、おのずと契約延長まで達すると考えられている。

ここ2〜3年、成績も財政も苦しいユベントスをチームリーダーの1人としてピッチ内外で支えてきたシュチェスニー。減俸を伴う契約延長はごく自然な流れといったところか。
関連ニュース

キエッリーニ氏がユベントス復帰へ! 配属不明瞭もダイレクター職に就く模様

元イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ氏(39)がユベントスへ復帰する見通しになった。 ユベントスのバンディエラ、キエッリーニ氏。名門トリノ大学を卒業し、経営学の学位とフットボールMBA(経営学修士)をおさめた知性派で知られる名センターバックは現在、現役最後のクラブとなったロサンゼルスFCで技術部門(育成コーチ)に身を置いている。 1月にはインタビューで「将来必ずユーベに戻る。いつになるかわからないけど」と語っていたなか、どうやら数カ月以内の帰還が内定している模様。配属は不明瞭だが、何らかのダイレクター職に就くとされる。 本件はイタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』と『トゥット・スポルト』が報じたものだが、両紙の主張は異なるもの。 前者は「キエッリーニ氏はクリスティアーノ・ジュントリSDの配下となり、トップチームとの関係も密接な役割。補強にも関与する」と報じるが、後者は「ユーベは長期的視野でキエッリーニ氏を信頼。まず育成年代に配置し、最初はトップチームの役割ではない」とする。 どちらが正しいかはわからぬが、後者『トゥット・スポルト』はユベントスのお膝元であるトリノに本社を置くメディア。また、双子の弟クラウディオ・キエッリーニ氏は、リザーブチーム「Next Gen」でテクニカル・ディレクター(TD)を務めている。 いずれにせよ、キエッリーニ氏のイタリア帰国、ユベントス復帰が現実味を帯びているのは、間違いなさそうだ。 2024.05.23 20:55 Thu

チアゴ・モッタ監督のユベントス行き確実に…ボローニャが今季限りでの退任認める

ボローニャは23日、チアゴ・モッタ監督(41)の今シーズン限りでの退任を認めた。 パリ・サンジェルマンU-19チームで監督キャリアをスタートしたモッタ監督は、ジェノア、スペツィアを経て2022年9月にボローニャの新指揮官に就任。就任2年目となった今シーズンは最終節を前に、セリエAでの5位以内を確定させ、中堅ボローニャを1964-65シーズン以来60年ぶりとなる欧州最高峰の舞台へ導いた。 クラブとしては当然のことながら、その偉業を成し遂げた指揮官の全力慰留に努めてきた。しかし、同監督に対してはマッシミリアーノ・アッレグリ前監督の後任として、2年+1年の延長オプションの好条件のオファーを掲示したユベントスとの口頭合意も伝えられていた。 そういったなか、モッタ監督はジョーイ・サプート会長に対して、今季限りでの退任の意向を伝えた。 ボローニャは23日、「今朝、チアゴ・モッタはボローニャとの契約を更新しない意向をクラブに伝えました。クラブはこの決定を受け止め、同監督の並外れた仕事に感謝し、残りのキャリアの幸運を祈っています」と、同監督の今季限りでの退任を認めた。 さらに、サプート会長は「この2年間で私は常に準備が整い、そして勝利のメンタリティを持った監督に出会いました。彼はチームに素晴らしいプレーモデルを与えてくれました。チャンピオンズリーグ出場権獲得という偉業は、彼とすべてのプレーヤーをクラブの歴史に名を残すことになります。私は彼にボローニャに残ってほしかったが、この素晴らしいシーズンを過ごさせてくれた彼と彼のスタッフに感謝するほかなく、彼の今後の幸運を祈るばかりです」と、改めてクラブに大きな成功をもたらした指揮官への感謝の思いを伝えた。 これにより、モッタ監督のユベントス新指揮官就任はほぼ確実となるはずだ。 2024.05.23 20:50 Thu

モラタ去就は再び不透明? 古巣関心伝えられる中、イタリア帰還を考慮か

アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWアルバロ・モラタ(31)の去就が不透明になりつつあるようだ。 ここ数年、ディエゴ・シメオネ監督との間に微妙な空気があり、2022年夏と昨夏と古巣ユベントスやローマといったイタリア帰還の可能性も取り沙汰された。 ただ、今シーズンはラ・リーガ開幕から好調を維持すると、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでは5ゴールを挙げる活躍で首位通過に貢献。今年1月末まではゴールを量産した。ここまで公式戦47試合21ゴールと申し分のない活躍を見せているが、2月以降は負傷の影響などでコンディションが落ちると、直近3カ月半ではわずかに2ゴールと急失速。チーム内の序列も低下している。 こういった状況からクラブは、条件次第で2026年まで契約を残すストライカーの売却を容認する構えを見せつつあり、選手自身も再び移籍の可能性を真剣に考慮している模様だ。 スペイン『Cadena SER』によると、モラタは妻の出身地でもあるイタリアへの帰還を検討しており、同選手に対しては古巣ユベントスが引き続き関心を示しているという。 なお、モラタの契約解除条項は1500万ユーロ(約25億5000万円)に設定されており、ユベントスやその他の強豪クラブであれば決して支払えない額ではあるが、年俸面に関しては選手サイドの努力が必要となるかもしれない。 2024.05.23 18:07 Thu

ナポリの指揮官人事が動き出す…ユベントスから招き入れた35歳新SDが“タイトル請負人”と直接交渉へ

ナポリはアントニオ・コンテ氏(54)の招聘に動いていると見て間違いない。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝える。 昨夏のルチアーノ・スパレッティ監督退任が分岐点となってしまったナポリ。王者らしからぬ戦いを続け、シーズン中に指揮官を2度も更迭した失意の今季1年が、もうすぐ終わる。 現職のフランチェスコ・カルツォーナ監督(55)はスロバキア代表との兼任かつ暫定ボス。今夏のユーロ2024、ひいては26年W杯を見据え、来季以降の続投に興味がない。 そんななか21日、ライバルのユベントスでは、リザーブチーム「Next Gen」のスポーツ・ディレクター(SD)を務めたジョバンニ・マンナ氏(35)が契約解除。 実はマンナ氏、今夏ナポリの新SDに就任すると以前から伝えられており、水面下で早くもナポリでのチーム編成業務に手をつけていることが明らかになっているのだ。 マンナ新SDはナポリの新監督として、ユベントスで栄光の時代を築いた“タイトル請負人”“超リアリスト”コンテ氏を想定。今後自ら交渉に臨む予定だという。 アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はアタランタでEL優勝のジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督(66)を招聘したいようだが、来季CL復帰のクラブから引き抜くのは流石に望み薄か。 マンナ新SDの最優先はコンテ氏。次点としてミランを去るのがほぼ確実なステファノ・ピオリ監督(58)。ナポリはマンナ新SDの到着に先立ってコンテ氏と協議を開始し、顔合わせとなるミーティング予定も漕ぎつけた模様。ナポリのコンテ氏招聘作戦が本格化する。 2024.05.23 13:35 Thu

ユベントス「Next Gen」マンナSDが契約解除…ナポリの新SDに就任へ

ユベントスは21日、リザーブチーム「Next Gen」のスポーツ・ディレクター(SD)を務めたジョバンニ・マンナ氏(35)との契約解除を発表した。 マンナ氏は1988年生まれの現在35歳。プロサッカー選手歴はなく、イタリア下部リーグでチームマネジメントのキャリアを開始し、スイス1部・ルガーノのダイレクター職を経て、2019年にユベントス入りした。 ユベントスでは下部組織の役職を担当。U-19チームのマネージャー、23歳以下の選手を中心に構成される「Next Gen」でSDを務め、契約を来月末まで残していたが、双方合意でこのタイミングでの退任となった。 マンナ氏は3月下旬ごろよりナポリのトップチームSD就任で話がまとまっていると報じられており、ナポリでの今夏の移籍市場におけるリクルート活動を見据えての早期契約解除に、ユベントス側が同意した形とみられている。 2024.05.21 18:55 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly