「なるべく外で我慢」ベトナム戦は左右でプレーの伊東純也、イラク戦へ意気込み「積極的に仕掛けたい」

日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)がイラク代表戦に向けて語った。

14日にアジアカップ2023の初戦を戦った日本。ベトナム代表相手に苦しんだ部分もあったが、4-2で勝利し白星スタートを切った。
17日から第2節に入ったアジアカップ。日本の第2節は19日に、インドネシア代表に勝利したイラクとの対戦を控えている。

ベトナム戦では左右のサイドでフル出場した伊東。疲労については「今日はまだ残っていますけど、中4日なので大丈夫かなと思います」とコメント。グループステージが中4日で行われることについては「選手にとっては問題ないと思います」と厳しい日程という感じではないようだ。

今日はトレーニングで裸足でランニング。「リカバリーでゆっくり走るには良いかなと。裸足の方が気持ちよくて、よりリラックスできます」と、自分なりの調整を行っていた。共に連勝を目指して戦う次戦の相手イラクについては「守備もしっかりしていて、球際も強い印象です」と語り、「直近の試合ではほとんど1-0だったり強い国とも拮抗した試合をしていると思います」と、力のある国だという印象があるようだ。

ベトナム戦の前半はなかなか良い形で右サイドを崩せなかったが「ベトナム戦は縦に仕掛けてクロスという場面がほとんどなくて、やっていても1本か2本ぐらいしかなかった」とコメント。「その回数はもっと増やさないといけないなと思いますし、もっとボールを受けて積極的に仕掛けたいと思っています」と、右サイドから積極的に仕掛けたいと語った。

ベトナム戦後にはよりサイドと背後へのボールを欲しいと語っていたが「意図的に相手がこっちのサイドを切ってきたので、そこをうまく中使ってからサイドに出したりとか、ワンタッチでもらえればという感じでした」と、よく守られた部分はありながらも、チャレンジしたい思いはあるという。

伊東は中に入ってのプレーも多かったが、「あまりボールは受けられなくて中に落ちたりしてしまったので、我慢してサイドに張っていれば良かったかなとも思いますし、そこで上手くボールを受けられれば何でもできる状態かなと思います」とコメント。「なるべく外で我慢して、味方を信じてボールを来るのを引き出せれば良いと思います」と、よりサイドを活かしていきたいとした。

組み合わせとしても後半はトップ下に久保建英(レアル・ソシエダ)が入ったが、「タケの方がボールを受けて動かしてということが得意だと思うので、よりサイドに徹底できるかなというのがあります」と語り、久保とのコンビの方がよりサイドを使えるイメージがあるようだ。

後半は左でプレーしたが、相手のペースが落ちてきたこともありプレーをしやすくなった部分はあった。伊東は「後半はより受けやすくなっていました」と語り、「前半は相手が頑張っていて、後半の60分過ぎぐらいから相手が落ちてきたのも感じていましたし、それで受けやすくなったのかなと思いました。タイ戦もそうでしたが、相手が疲れてきて最後はこっちのペースになるというのはあるかなと思います」と、相手のパフォーマンスが落ちてきたところを狙って行けるとした。

そして「初戦が難しいというのはやっぱりあったので、これからもっと良くなると思いますし、2戦目はもっとみんな良いコンディション、良いプレーが見せられると思います」と語り、イラク戦でも結果を残せると自信を窺わせた。