補強の達人ナポリ、今夏はわずか15億円でコソボ代表FWを獲得か

2023.05.26 17:12 Fri
Getty Images
ナポリがリールからコソボ代表FWエドン・シェグロヴァ(24)の獲得に乗り出しているようだ。

国際的に無名もしくは安価ながらも確かな実力を持つ、という選手の獲得に長けたナポリ。今季加入のジョージア代表MFクヴィチャ・クワラツヘリアはその最たる例であり、このアタッカーが前線で猛威を振るったナポリは33年ぶりにセリエAを制している。実に補強が上手なチャンピオンだ。
これまで補強を主導してきた敏腕スポーツ・ディレクター(SD)、クリスティアーノ・ジュントリ氏が今夏で退任しそうなのは痛手だが、この路線は継続していく模様。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、今夏も無名かつ安価なアタッカーに大きく注目しているという。

その選手がシェグロヴァだ。ドイツ生まれのコソボ代表プレーヤーは右ウイングを本職としており、昨年1月にバーセルからリールへと移籍。今季のリーグ・アン21試合で3ゴール5アシストを記録している一方、スタメンと途中出場が半々で、リールでは準レギュラーといったところだ。

それでも、リールはナポリの絶対的エース・ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの古巣。ナポリはオシムヘンの獲得以来、リールと良好な関係を保っており、昨夏はアルジェリア代表MFアダム・ウナスをリールへ売却している。シェグロヴァの移籍金は1000万ユーロ(約14億9000万円)に満たないと考えられている。
前述の通り、シェグロヴァはリールで主力になりきれていない選手。それでも、ナポリはそんなシェグロヴァに何か光るものを感じているのかもしれない。
関連ニュース

クワラツヘリアの直接FK弾で追いついたナポリ、指揮官は2失点嘆くも「全体的なパフォーマンスは良かった」

ナポリのフランチェスコ・カルツォーナ監督が2-2の引き分けを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 5試合勝ちなしと苦境が続く中、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得を目指す9位ナポリ。17日のセリエA第37節では、ECL出場権を争う8位フィオレンティーナとのアウェイゲームに臨んだ。 試合は開始早々から動き、左CKからコソボ代表DFアミル・ラフマニがヘディングで決めて8分にナポリが先制。しかし、イタリア代表DFクリスティアーノ・ビラーギの鮮やかな直接FKで前半のうちに追いつかれると、その2分後には逆転を許してしまう。 1点ビハインドで迎えた後半、今度はジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアがお返しと言わんばかりの見事な直接FKを沈めて試合は振り出しに。その後もゴールに迫った両チームだが追加点は生まれず、2-2のドローで決着した。 試合後、失点に関する課題を指摘したカルツォーナ監督だが、チームの戦いぶりには一定の評価。後半のパフォーマンスには満足している。 「チームは良い試合をした。得点を奪いきれず、その後ブラックアウトする瞬間があったのが残念だ。最初の30分はソリッドでコンパクトだったが、その後バラバラになり、前半の終盤は致命的だった」 「フリーキックとクリアミスから失点した。フィオレンティーナには3つの決定機があり、そのうち2つをものにした。残念ながら、相手が作ったチャンス数に比べ、我々の平均失点数は常に非常に高い」 「後半はもっとボールやピッチを支配して立ち直らなければならなかった。選手たちはそれを理解し、よく反応してくれた。そのため後半は秩序を持って高い位置でプレーすることができた」 「残念ながら、ここ数カ月で限界があることが明らかになった。しかし、今日の全体的なパフォーマンスは良かったし、満足している」 2024.05.18 10:59 Sat

来季のECL出場を争うフィオレンティーナvsナポリは痛み分けのドロー決着【セリエA】

セリエA第37節でフィオレンティーナvsナポリが17日に行われ、2-2の引き分けに終わった。 来季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場権を争う8位フィオレンティーナ(勝ち点53)と9位ナポリ(勝ち点51)による一戦。 試合は開始早々にセットプレーからスコアが動く。ナポリは8分、ポリターノの左CKをボックス中央で競り合ったラフマニがヘディングでゴール左に流し込んだ。 その後は一進一退の展開が続くなか、フィオレンティーナは40分に試合を振り出しに戻す。ペナルティアーク右手前で獲得したFKからボナヴェントゥーラが直接ゴール狙うと、クロスバーの内側に跳ね返ったボールがゴールネットに吸い込まれた。 さらにフィオレンティーナは、42分にも敵陣でのハイプレスを仕掛けたエヌゾラがボックス左横でポリターノのミスパスをカットすると、そのままボックス内へ切り込みシュート。これがゴール右隅に決まり、逆転に成功した。 迎えた後半、再びスコアを動かしたのは1点を追うナポリ。57分、バイタルエリア左でクワラツヘリアが倒されてFKを獲得すると。これをクワラツヘリア自身が直接ゴール左上に突き刺した。 同点弾で勢いづくナポリは、63分にも右サイドを持ち上がったマッツォッキの折り返しをボックス中央右に走り込んだポリターノがダイレクトシュートでゴールを脅かしたが、これは右ポストを直撃した。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。するとフィオレンティーナは80分、ニコラス・ゴンサレスのパスに反応したベロッティがボックス右でロボツカに倒されると、主審はPKを宣告。しかし、オンフィールドレビューの末にノーファウルと判定が覆り、PKは取り消された。 終盤にかけても一進一退の攻防が続いたが、最後までスコアは動かず。来季の欧州カップ戦出場を争う両者の一戦は、痛み分けのドローに終わった。 2024.05.18 05:50 Sat

オシムヘン後釜探すナポリ、今季プレミアで13ゴールの大型FWに関心か

ナポリが、クリスタル・パレスのフランス人FWジャン=フィリップ・マテタ(26)に関心を示しているようだ。フランス『レキップ』が報じている。 今夏の移籍市場でナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの流出が濃厚と見られるナポリは、すでにその後釜探しに動いている。 そういった中、クラブは今夏のステップアップも噂される大型ストライカーへの関心を強めているようだ。 シャトールーの下部組織で育ったマテタは、2016年にリヨンへ完全移籍。ル・アーブル(フランス2部)へのレンタル移籍を経て、2018年夏にマインツへ加入。マインツでは、公式戦71試合に出場し、27ゴール1アシストを記録。その後、2021年1月に加入したパレスへ加入した。 イーグルスでは直近2シーズンでリーグ戦7ゴールと思うような結果を残せずにいたが、今シーズンは34試合13ゴール4アシストと覚醒。192㎝の体躯を生かした確度の高い空中戦、ポストプレーに加え、オープンスペースではサイズを感じさせないスピードにも優れるストライカーは、控えアタッカー陣が軒並み所属クラブで苦戦するフランス代表入りを期待する声が挙がるなど、その評価を高めている。 なお、マテタは『レキップ』のインタビューで、シーズン終わりにクラブの監督および首脳陣と会談する予定であることを明らかにし、「その理由はわかるだろう(笑)」と自身の去就に含みをもたしている。 2024.05.15 09:00 Wed

噂に挙がるも1年以上フリーのコンテ氏、副官が本人の意思明かす「ピッチに戻りたいという強い願望を…」

長らくアントニオ・コンテ氏のアシスタントコーチを務めたクリスティアン・ステッリーニ氏が、コンテ氏や自らの考えを語った。『フットボール・イタリア』が伝えた。 2023年3月にトッテナムを去って以来、1年以上フリーの状況が続くコンテ氏。ナポリを始め、ミランやユベントスなど新指揮官の招へいに動くクラブからの関心が噂される。 一方、コンテ氏の前時代的な戦術やネガティブな気質、高年俸などがネックなようで、各クラブは招へいに神経質になっているとも。そんな中、ユベントスやインテル、トッテナムでコンテ氏のアシスタントを務めたステッリーニ氏が、コンテ氏自身の意向や近況をイタリア『Telelombardia』に明かした。 「ピッチに戻りたいという強い願望を抱いているが、アントニオは常に自分自身を向上させたいとも思っている。そのため、我々はこの1年間外野を気にせず仕事に取り組み、最新の情報を得るのに費やしてきた」 「次の冒険があるならば、戦術的な変化が見られるだろう。我々はそこに一生懸命取り組んだ。コンテは自身のサッカーにさらなる予測不可能性や現代性をもたらしたいと考えている」 また、コンテ氏は行く先々でクラブに積極的な補強を求めるが、ステッリーニ氏は「特定の選手ではなく、野心的なプロジェクトを求める監督だった」とこの見方を否定。唯一明確に要求した選手は、インテル時代のベルギー代表FWロメル・ルカクだけだったという。 さらに、ステッリーニ氏は、コンテ氏が逆オファーをかけた噂もあるミラン行きについても言及。情報の真偽は語らなかったが、ミランを復権させることができる人材だと主張した。 「ミランは順位表で2位に位置する強いチームだ。ただ、インテルとの間には埋めるべき溝がある。ステファノ・ピオリは素晴らしい功績を残したが、コンテの歴史を振り返れば、彼はいつだってそういった溝を埋めることができた」 「コンテはミランがトップに立っている時にユーベで向かい、ユーベは勝利の道を取り戻した。ユーベが9連覇を達成した後、彼はインテルに移ったが、この状況も覆されることになった」 2024.05.14 16:55 Tue

ナポリ撃破のボローニャがCL出場へ大きく近づく【セリエA】

ボローニャは11日、セリエA第36節でナポリとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。 前節トリノ戦をゴールレスドローで終えた4位ボローニャ(勝ち点64)は、60季ぶりの欧州最高峰の舞台返り咲きが迫る中、ザークツィー、エンドイエ、オドゴールの3トップで臨んだ。 8位ナポリ(勝ち点51)に対し、オープンな入りとなると9分に先制する。ザークツィーのシュートのルーズボールをボックス右ゴールライン際のオドゴールが見事なトラップからクロス。これをエンドイエが頭で押し込んだ。 さらに3分後、ボローニャに追加点。CKの流れからニアのカラフィオーリが頭で逸らすと、ファーサイドのポッシュが頭で合わせた。 その後、20分にPKを献上したボローニャだったが、GKラヴァーリアがポリターノのシュートを見事セーブ。 ハーフタイムにかけてはナポリの攻撃を受け止めたボローニャが2点のリードを保って前半を終えた。 迎えた後半も守勢の入りとなったボローニャは53分、ポリターノのカットインシュートでゴールを脅かされるもGKラヴァーリアがセーブ。 凌ぐボローニャは73分、ザークツィーをお役御免とした中、終盤にかけても集中した守備を続けてシャットアウト勝利。明日、アタランタと試合を行う6位ローマが勝利を逃すとCL出場が決まる状況となった。 2024.05.12 02:57 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly