ブラジルで8人退場&中断の珍事…報復乱闘から飛び蹴りまでの大暴動に

2023.02.12 21:55 Sun
Getty Images
サッカーとは異なる方向に熱が入ってしまったようだ。5日に行われたブラジルのパラナ州選手権グループステージ第7節では、アトレチコ・パラナエンセとコリチーバのライバルクラブが激突した。
アトレチコ・パラナエンセには元マンチェスター・シティのフェルナンジーニョやセレッソ大阪でもプレー経験があるパブロが在籍し、この試合にも出場。17分に先制を許したアトレチコ・パラナエンセが、そのパブロのゴールで25分に追い付き、同点で迎えた51分に事は起きた。

アトレチコ・パラナエンセのFWダビド・テランスとコリチーバのDFマルシオ・シウバがピッチ中央付近でなにやら口論となると、仲裁中にも関わらず、ダビド・テランスの後頭部をコリチーバのFWアレフ・マンガがひじで殴打。これにアトレチコ・パラナエンセ側もDFチアゴ・エレーノらが報復し、ファイティングポーズまで取り始めた。

ベンチメンバーまでもが飛び出して完全な集団的対立となると、互いに報復行為の応酬に。荒れに荒れたのは選手らだけでなく、サポーターまでもがピッチに乱入し、選手に飛び蹴りを見舞う無法者まで現れてしまった。
ブラジル『グローボ』によると、鎮静化には14分を要し、審判団が両クラブの監督とキャプテンを招いて話し合いを行った結果、このまま1-1で試合は中断されることとなった。この件でアトレチコ・パラナエンセ側に5人、コリチーバ側に3人と、計8人にレッドカードが提示された。

また、乱入したサポーターは地元警察に拘束され、1年間の入場禁止処分を科せられたと伝えられている。

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