ネイマールがバルセロナ移籍を巡る詐欺容疑で出廷し無実を語る「交渉には参加していない」、レアル会長は証人として召喚

2022.10.19 11:40 Wed
Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが、バルセロナへの移籍に関する詐欺容疑で法廷に姿を見せ無実を語った。
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問題視されているのは2013年にネイマールがサントスからバルセロナへ移籍した際の取引。バルセロナはこの移籍に5710万ユーロ(84億円)の費用がかかり、4000万ユーロ(約58億8500万円)をネイマールの家族、1710万ユーロ(約25億1500万円)をサントスに支払ったとされていた。
しかし、調査の結果、移籍金は少なくとも8330万ユーロ(約122億5000万円)であることが判明。当時ネイマールの権利の40%を保有していた投資ファンドDIS社が提訴したことがキッカケで、今回の事態が浮上した。

今回の裁判では、ネイマールと両親、両クラブ、そしてバルセロナで会長を務めたサンドロ・ロセイ氏、ジョゼップ・マリア・バルトメウ氏、サントスの元会長であるオディリオ・ロドリゲス氏が不正に関与しているとされ、ロセイ氏とバルトメウ氏は詐欺罪に問われるという。そして、ネイマールには10月に始まる裁判で禁錮2年と1000万ユーロ(約14億7000万円)の罰金処分が求刑されると報じられていた。

そんな中、ネイマールは18日に行われた初公判に出席。交渉に自分は関与していないと否定した。
「父はいつも、そしてこれからも僕の面倒を見てくれる」

「僕は交渉には参加していない。父がサインするようにと言ったものには全てサインしている」

「バルセロナでプレーすることは、僕の子供の頃からの夢だった」

また、ネイマールの父であるネイマール・ダ・シルバ・サントス氏も法廷で語った。

「我々の意図は、彼のためにヨーロッパのキャリアプランを準備することであり、それはすでに確立されていた」

「そして、バルセロナでプレーするという彼の夢を知っていたからこそ、バルセロナとの優先的な契約にサインをした」

なお、DIS社はネイマールに対して5年の実刑判決を求めているとのこと。スペイン検察は、ネイマールに2年の実刑と、1000万ユーロの罰金を求め、ロセイ元会長には5年の実刑、バルセロナには840万ユーロ(約12億3500万円)の罰金を求めている。

また、この裁判には証人としてレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が召喚され、2011年にサントスに対して4500万ユーロ(約66億2000万円)、2013年に3600万ユーロ(約53億円)を提示していたが、ネイマールはバルセロナに移籍したと証言した。



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