チュニジアに惨敗の日本、森保一監督は「選手たちの責任ではない」とトライを続けた選手たちを評価、課題も浮き彫りに

2022.06.14 23:30 Tue
©超ワールドサッカー
日本代表の森保一監督が、チュニジア代表戦を振り返った。

14日、キリンカップサッカー2022の決勝で日本はチュニジアと対戦した。
20年前の同じ日、日韓ワールドカップ(W杯)のグループステージ第3戦で対戦した両国。偶然の一致とはいえ、同じ日、同じ大阪(当時は長居スタジアム)での同じカードとなった。

立ち上がりから日本がボールを握りビルドアップをしながら攻撃を仕掛け、チュニジアは中盤にボールが入った時には強いプレスをかけるという展開に。

徐々に日本が主導権を握り始めると、大きくサイドを使った攻撃から伊東純也が何度もあわやというクロスをあげる。しかし、飛び込んだ鎌田大地は空振り、浅野拓磨は僅かに合わず、南野拓実はシュートを決めたがオフサイドとゴールを奪えない。
ゴールレスで後半を迎えるとチュニジアも得意のサイドを起点とした攻撃を仕掛ける。すると55分に吉田麻也の裏にパスを送ると、これがファウルとなりPKを獲得。モハメド・アリ・ベン・ロムダーネがしっかりと決めて先制する。

先にゴールを許した日本は、攻撃の形が作れず。選手を入れ替えても攻撃が活性化しないでいた中、三笘薫が投入されると左サイドを蹂躙。それでも決定機を作れないでいると、76分には再び吉田の裏が狙われ、GKシュミット・ダニエルとの呼吸が合わずに相手にボックス内でボールを奪われると、最後はフェルジャニ・サッシが決めて追加点。さらに、後半アディショナルタイムにはイサーム・ジェバリに持ち込まれミドルシュートを叩き込まれ、0-3で惨敗を喫した。

森保監督は試合後の記者会見で「まずはホームで戦うということ、チュニジアに勝ってこのシリーズを終えること、優勝してサポーターの皆さんに喜んでいただくということを考えていましたが、残念な結果になってしまいました」とコメント。敗戦を悔やんだが「手たちのトライに関しては、よくやってくれたなと思っています」とパフォーマンスを評価した。

「結果だけ見ると0-3で敗戦ということ、もちろん課題はありますが、毎試合選手を変える中で戦うことは選手たちにとっては難しいこと。その中で、選手たちにプレーしてもらったので、選手たちの責任でこういう結果になったわけではないと思います」と語り、多くのトライをした結果が招いたものだとした。

また「難しい設定の中、選手たちが我慢強く戦ってくれたことを評価したいと思いますし、勝負の分かれ目としては難しい戦いの中、自分たちのペースにしながら決定機が最初あったと思いますので、そこが決めきれず、相手に流れを持っていかれたという部分では、決定力を今後つけていけるようにしなければいけないと思います」と、前半の得点チャンスを生かせなかったことが要因だと振り返った。

W杯に向けての4連戦は2勝2敗。今回の4試合で見えた課題については「課題としてはアタッキングサードでどう攻撃の形を作っていくか、シュートに持っていくかはさらにやらないといけないですし、ビルドアップの部分でも、もっともっとミスを少なくして、相手を動かせるボールの動かし方をしながら、チャンスを作れるようにしなければいけないと思います」とコメント。「難しい状況の中で自分たちでボールを動かしながら、ロストして相手の狙いであるカウンター攻撃を受けてしまって難しくしてしまったので、ビルドアップを含めてシュートに持っていくクオリティをもっと上げないといけないと思います」と、攻撃面での大きな課題に直面したとした。

システムとしては「[4-1-4-1]の課題は、我々の良い時間帯は相手も同じ形でやってきて、上回れたところもあると思います」とコメント。「ミスマッチでも上回ることが必要ですし、我々が受け身になった時に、[4-1-4-1]から[4-2-3-1]に変えたりという部分は、選手に私の方から指示をしたり、選手たちが対応できるように試合の展開によって準備しなければいけないと思います」とし、ピッチ上での対応力ももっと身につける必要があるとした。

この試合では吉田の背後が狙われ、中盤では遠藤航へのパスを徹底的に狙われた。日本をスカウティングすれば相手も狙える部分ではあるが、「チュニジアが良いチームで我々のミスを確実に逃さずに決定機に持っていく力があったと思います」と、相手が上回っていたと語った。

ただ、「ホームということもありますし、我々は敗戦があってはいけないというのがありますが、W杯本大会で我々がこういう状況になった時に、しっかり対応できるように、今日は課題としてチュニジアの良さが出たと思います」と語り、「課題としてしっかり取り組んで本大会ではしっかり対応していきたいと思います」と、本番で同じミスを繰り返さないようにしたいと意気込んだ。

失点シーンについては「ファウルしないように足をたたんでいったと思いますが、スリッピーだったりということも含め、ペナルティエリアに相手を入らせない、ボールの出どころ、切り替えのところからしっかりとやり無駄なロストをしないようにできるしたいと思います」と、ファウルに至るまでの流れが良くなかったとした。

また、2点目はGKとの連携ミスだったが「GKに関しても、選手を入れ替えながらやってきている中、限られた選手しかできていなく、連携ができていないところは私自身が反省しなければいけないところかもしれないです」とコメント。「色々な組み合わせを試すことができて、敗戦はいけないと思いますが、選手個々とチーム全体の底上げはできたと思います」と語り、本番で結果を残すためのトライが生んだものだとした。

その点ではビルドアップ絡みのこれまでの3試合の失点も必要であったとし、「ブラジル戦は直接ビルドアップからではないですがPKに繋がったのはビルドアップのミスからでした。今日の試合の前にもそのことは話していて、チュニジア戦までの3失点は全てビルドアップからの失点だということ。ただこれは絶対やらなければいけないということ」と、失点はしているものの、ディフェンスラインからのビルドアップの重要性は選手にも伝えていたという。

「ビルドアップでカットされてしまったミスを修正して、プレッシャーを掻い潜レル、繋いで攻撃に行けるようにやっていくということを最大限トライしようと。切らなければいけない場面はあると思いますが、最初から繋ぐことを放棄して相手に渡したりクリアすればもっと相手の攻撃を受けることになり、最後はやられて失点につながる」と、簡単に蹴り出すことは避けるプランで戦っているとし、「世界と戦うために絶対にやらなければいけないこと。守から攻、ディフェンディングサードからのチャレンジだと伝えました」と、W杯で結果を残すためには、ビルドアップはやらなければいけないことだと改めて強調した。

敗戦後、ピッチ上では少し長めの円陣が組まれていた。森保監督はその内容についても言及。まずは今回の活動の評価をしたこと、そして欧州組はシーズン終了について、Jリーグ組はこれからの取り組みについてメッセージを伝えたとした。

「敗戦ということに関しては、勝って成長するということを目指してきた中で悔しい敗戦となったことで、この悔しさをバネにして、W杯本大会で結果を出せるようにしていこうという話をしました」

「この試合に向けて、今回の6月の代表ウィークの中で、結果は残念でしたが、選手たちみんなが日々努力してくれたことに関しては、『みんな最大限努力してくれたと思う』ということを伝えて、私自身はそこに何の疑念もなく、選手たちが日々努力してくれたことを評価しているということを伝えました。この努力を結果に結びつけられるように、これからも続けていこうと話しました」

「ヨーロッパ組は長いシーズンを所属チームで終えて、そのまま代表ウィークに入ってきたということで、長いシーズンが一区切りになりますので、お疲れ様でしたということ。ここから心身ともに休めてもらって、また新しいシーズンに向けて頑張ってほしいと」

「Jリーグの国内組の選手についてはこの戦いの後すぐ切り替えて、自チームに戻って、Jリーグを戦わなければいけないという部分。切り替えて自チームで活躍してほしいと」

「選手全員には自チームで存在感を発揮することが自分のために、所属チームのために、それが代表チームの強化につながると思うので、所属チームのために頑張ってほしいと伝えました」

次は国内組で臨むEAFF E-1サッカー選手権が7月に開催。ヨーロッパ組は9月の活動で再び合流する。
関連ニュース

アジア王者の日本、パリ五輪ではグループDに入りパラグアイ、マリ、イスラエルと対戦!

U-23日本代表は3日、AFC U23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。 今大会無失点のウズベキスタン相手に苦しんだ中、後半アディショナルタイムに山田楓喜(東京ヴェルディ)が左足ミドルシュートで先制ゴールを奪った。 ついにウズベキスタンの無失点を打ち破ったが、その後に大ピンチ。ハンドによりPKを取られたが、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が横っ飛びでセーブ。日本の絶体絶命のピンチを救った。 この勝利で日本はアジア王者に。この結果、パリ・オリンピックではグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと同居することが決定した。 初戦は7月24日(水)の24時から、ブラジルを予選で下して勝ち上がったU-23パラグアイ代表と対戦。第2戦は7月27日(日)の28時から、3月に国内で対戦したU-23マリ代表と対戦。第3戦は7月30日(火)の28時からU-23イスラエル代表と対戦する。 また初のオリンピック出場を果たした準優勝のウズベキスタンは、グループCに入り、スペイン、エジプト、ドミニカと同居する。 3位でパリ五輪切符を掴んだイラクはグループBに入り、アルゼンチン、モロッコ、ウクライナと対戦する。 なお、4位となったインドネシアはアフリカ予選4位のギニアとの大陸間プレーオフで最後の切符を懸けて戦うことに。勝者はグループAに入り、開催国のフランス、アメリカ、ニュージーランドと対戦することとなる。 パリ・オリンピックのサッカー競技は、初戦が7月24日、決勝は8月9日に行われる。 <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中 <a href="https://t.co/0QRyjjBEfC">pic.twitter.com/0QRyjjBEfC</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1786452111535800451?ref_src=twsrc%5Etfw">May 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.04 08:30 Sat

「選手たちがよくやってくれた」見事なアジア制覇のU-23日本代表、大岩剛監督がファン・サポーターへ「また我々の背中を押してほしい」

U-23日本代表の大岩剛監督が、AFC U23アジアカップの優勝を喜んだ。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウズベキスタン。2年前の前回大会は準決勝で対戦し、ウズベキスタンが2-0で勝利していた。 アジア王者を懸けた戦い。今大会無失点のウズベキスタンを相手に日本は前半はシュート1本という苦しい展開に。後半立ち上がりに攻め込むも、その後は押し込まれていくこととなった。 ゴールレスで90分が終了。長いアディショナルタイムに入った中で、日本は相手陣内でのボール奪取から最後は山田楓喜が左足ミドルを決めて先制。このまま勝利かと思われたがその後にウズベキスタンにPKを与えるも、GK小久保玲央ブライアンがビッグセーブ。1-0で日本が勝利し、見事に優勝を掴んだ。 試合後、フラッシュインタビューに応じた大岩監督は「非常に厳しい試合で、選手たちが非常に良く頑張ってくれたと思います」と優勝を喜んだ。 選手たちに対しては「選手だけじゃなく、スタッフ含めて全員で戦ってきましたので、大いに喜んでパリ・オリンピックに向かいたいです」と語った。 苦労も絶えなかった大会だったが「全部です。苦労しました。本当に選手たちがよくやってくれました」と、大変な戦いの連続だったと振り返った。 最後に、現地に多く集まったファン・サポーター、そして日本からも深夜に声援を送ってくれたファン・サポーターへメッセージを送った。 「国民の皆さんに非常に心配させたり、ヒヤヒヤさせたりしたと思いますけど、アジアチャンピオンとしてパリ・オリンピックに向かいますので、また再度我々の背中を押していただければ大変嬉しいです。よろしくお願いします」 この勝利で日本はアジア1位となり、パリ・オリンピックではグループDに入ることに。パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦することが決まった。 <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中 <a href="https://t.co/0QRyjjBEfC">pic.twitter.com/0QRyjjBEfC</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1786452111535800451?ref_src=twsrc%5Etfw">May 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.04 03:10 Sat

選手採点&寸評:U23日本代表 1-0 U23ウズベキスタン代表【AFC U23アジアカップ】

3日、AFC U23アジアカップの決勝、U-23日本代表vsU-23ウズベキスタン代表が行われ、1-0で日本が勝利。これにより、2016年以来2度目の優勝を果たした。 超WSの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20240503_jpn_uzb_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©️超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 小久保玲央ブライアン 7.0 ミドルシュートにも落ち着いた対応。いつになく仕事は多かったが冷静。絶体絶命のPKのピンチを完璧なセーブで優勝に導いた。 DF 4 関根大輝 6.0 前半はあまり上がれなかったが、後半は攻撃に顔を出す。最後のPKは仕方なかったが救われた。 5 木村誠二 6.0 ロングボール対応はしっかり。強力な攻撃陣を相手に冷静なプレーを続けた。 21 大畑歩夢 6.0 序盤は積極的に前にボールを運ぶ。タイトなマークで競り合いでも負けない。 (→16 内野貴史 -) 出場時間が短く採点なし。 22 高井幸大 6.5 高さでは負けない。運び出すプレーも。後半ATには見事なボール奪取から先制点に繋げる。 MF 7 山本理仁 6.0 バランスを取りながらビルドアップに参加。タイトな前からの守備も。後半は見事なターンで決定機を演出。 (→6 川崎颯太 6.0) 難しい試合に入っていったが、アグレッシブさとテンポを作る。 8 藤田譲瑠チマ 6.5 効果的な縦パスを入れてリズムに変化。狭い局面でも上手く繋ぎを見せる。守備ではセカンドボールを上手く回収。 17 松木玖生 6.0 ゴールへ向かうアグレッシブなパスを出す。豊富な運動量でチームに貢献。後半は見事な連係からチャンスを作るシーンも。 (→13 荒木遼太郎 6.0) 終盤にビッグチャンスもシュートに行けず。相手GKと激突するアクシデントも、先制点時には落ち着いて繋いでアシスト。 FW 9 藤尾翔太 5.5 右サイドを積極的に仕掛ける。前半はなかなか上手くいかず、後半立ち上がりは関根大輝を使って何度かチャンスメイク。 (→20 平河悠 6.0) 右に左に積極的に仕掛けた。守備でもアグレッシブにプレスをかけて貢献。 10 佐藤恵允 5.5 前半の決定機でシュートをミートできず。ハードワークはしていたが攻撃面では効果的なプレーできず。 (→11 山田楓喜 6.5) 投入後のビッグチャンスでヘディング合わず。それでも91分には得意の左足で見事な先制ゴール!日本を優勝に導いた。 19 細谷真大 6.0 体を張って前線でプレー。シュートを打つチャンスはなかったが、ファーストディフェンダーとしての制限をしっかり行った。 監督 大岩剛 6.5 見事なマネジメントを見せて大会制覇。これまでの競争というフェースからチームとしての完成度を上げていき、全員の力で見事に優勝。この試合では采配も的中し決勝ゴールが生まれた。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 小久保玲央ブライアン(日本) 今大会4度目のクリーンシート。多くのシュートを打たれながらも冷静にプレー。極めつけは後半アディショナルタイムの絶体絶命のPKを完璧にセーブし、チームを優勝に導いた。 U-23日本代表 1-0 U-23ウズベキスタン代表 【得点者】 1-0:90分+1 山田楓喜(日本) <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中 <a href="https://t.co/0QRyjjBEfC">pic.twitter.com/0QRyjjBEfC</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1786452111535800451?ref_src=twsrc%5Etfw">May 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 02:50 Sat

U-23日本がウズベキスタンとの激闘制して見事優勝! 山田楓喜の後半AT弾に守護神・小久保が殊勲の土壇場PKストップ【AFC U-23アジアカップ】

U-23日本代表は3日、AFC U-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1-0で勝利した日本が2016年大会以来2度目の優勝を果たした。 準決勝でU-23イラク代表を相手に、今大会ベストパフォーマンスで2-0の勝利を収めてパリ・オリンピック出場権を獲得した日本。大きなミッションを達成した大岩剛監督率いるチームは、アジア制覇と共にパリ五輪本大会のポット分けにおいても重要な決勝で難敵ウズベキスタン撃破を狙った。 大岩監督はこのファイナルに向け、引き続き[4-3-3]の布陣を採用した中で先発3人を変更。 GKに小久保玲央ブライアン、4バックは関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢。中盤は藤田譲瑠チマのアンカーに、山本理仁と松木玖生のインサイドハーフ。3トップは右から藤尾翔太、細谷真大、佐藤恵允という並びとなった。 [4-2-3-1]で臨んだウズベキスタンとシステムが完全にかみ合う形となった中、立ち上がりは長いボールも使いながら慎重な入りを見せた日本。中央で仕掛けた山本と佐藤の連携でポケットを取る良い形もあったが、以降は強度の高いウズベキスタンの前からのプレスに苦戦。自陣や中盤で引っかけられる場面も目立ち、ミドルレンジのシュートやクロスから際どいシーンを作られる。 20分を過ぎた辺りから相手の前線からの圧力が弱まったことで、低い位置では落ち着いてボールを持てるようになった日本。サイドチェンジなど幅を使いながら攻め手を窺うが、なかなか効果的に深い位置まで入り込めない。28分には前線からの連動したプレスで相手のミスを誘うと、ペナルティアーク左で佐藤が右足のミドルシュートを放つが、これは枠の左に外れる。 このファーストシュートをきっかけに流れを掴みたいところだったが、以降も立ち上がりからの問題は解決されず。過密日程の影響もあって味方に選択肢を与えるプレーが少なく、ボールの循環が停滞。厳しい状態でパスを受ける中盤や前線の選手がボールロストを繰り返す場面が散見された。 何とか粘りの守備で失点を免れたものの、相手のシュート9本に対してシュート1本のみと攻撃の形を作れぬまま前半を終えた。 後半も同じメンバーで臨んだ日本はより勢いを持って入る。立ち上がりから相手陣内でのプレーを増やす中、52分にはロングカウンターから右の藤尾に預けて中央に走り込んだ藤田がボックス手前からダイレクトシュートを放つが、これはGKネマトフの守備範囲。 主導権を握るまでには至らず、徐々に押し返されると、日本のベンチが動く。62分、松木と藤尾を下げて荒木遼太郎、平河悠を同時投入。だが、この交代直後には相手の波状攻撃を浴びてGK小久保のセーブや守備陣の身体を張った対応で難を逃れる。 69分には相手陣内中央での山本の鮮やかなターンから局面を打開し、右サイドでボールを受けた平河がカットインから左足を振るが、これはポケットへのランニングを試みた山本に当たってしまい、決定機には繋がらない。 直後の71分には山本、佐藤を下げて川崎颯太、山田楓喜を同時投入。これで山田楓が2列目の右、平河が左に入る。74分にはその平河、川崎の2人で左サイドを攻略し、川崎の浮き球のクロスをボックス右でフリーの山田楓が頭で合わすが、これはボールを上から叩けず。シュートはクロスバーの上を越えた。 ウズベキスタンの消耗も目立ち始めた後半終盤は押し込むことに成功し、ゴールの匂いをさせ始める日本。すると、選手交代やウズベキスタンGKの治療の影響で11分が加えられたアディショナルタイムに“黄金の左足”が値千金の先制点をもたらす。 91分、高井の狙いすましたインターセプトからショートカウンターに持ち込むと、藤田、荒木を経由したボールがボックス手前右の山田楓の足元に繋がる。ここで山田楓は短い左への持ち出しから左足を鋭く振り抜くと、相手DFの股間を抜けたグラウンダーシュートがゴール右下隅に突き刺さった。 山田楓の今大会2点目で先制に成功した日本は、直後に大畑を下げて内野貴史を投入し、逃げ切り態勢に入る。だが、右クロスに対して被ったDF関根の左手にオディロフのヘディングシュートが直撃すると、オンフィールド・レビューの結果、ハンドでのPK献上に。 土壇場での逃げ切り失敗かに思われたが、この窮地で頼れる守護神がビッグプレーを見せた。99分、キッカーのラクモナリエフが左下隅を狙った鋭いシュートを完璧な読みと驚異的な伸びで反応したGK小久保がはじき出した。 その後もウズベキスタンの決死の猛攻をチーム一丸となった守備で撥ね返し続けた日本は、後半半ばの接触プレーの影響で荒木が担架でピッチを後にしたことで10人での戦いを強いられたものの、このまま1-0で試合をクローズ。 この結果、決勝まで14得点無失点のウズベキスタンとの激闘を制した日本が、2016年大会以来2度目の優勝を果たした。 U-23日本代表 1-0 U-23ウズベキスタン代表 【日本】 山田楓喜(後45+1) ◆U-23日本代表出場メンバー GK 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 関根大輝(柏レイソル) 高井幸大(川崎フロンターレ) 木村誠二(サガン鳥栖) 大畑歩夢(浦和レッズ) →94分 内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) MF 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) →71分 川崎颯太(京都サンガF.C.) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 松木玖生(FC東京) →62分 荒木遼太郎(FC東京) FW 藤尾翔太(FC町田ゼルビア) →62分 平河悠(FC町田ゼルビア) 細谷真大(柏レイソル) 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) →71分 山田楓喜(東京ヴェルディ) <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 02:42 Sat

優勝懸けたウズベキスタンとの決勝はゴールレスで前半終了…シュート1本と攻撃の形作れず【AFC U-23アジアカップ】

U-23日本代表は3日、AFC U-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、前半を0-0で終えた。 準決勝でU-23イラク代表を相手に、今大会ベストパフォーマンスで2-0の勝利を収めてパリ・オリンピック出場権を獲得した日本。大きなミッションを達成した大岩剛監督率いるチームは、アジア制覇と共にパリ五輪本大会のポット分けにおいても重要な決勝で難敵ウズベキスタン撃破を狙った。 大岩監督はこのファイナルに向け、引き続き[4-3-3]の布陣を採用した中で先発3人を変更。 GKに小久保玲央ブライアン、4バックは関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢。中盤は藤田譲瑠チマのアンカーに、山本理仁と松木玖生のインサイドハーフ。3トップは右から藤尾翔太、細谷真大、佐藤恵允という並びとなった。 [4-2-3-1]で臨んだウズベキスタンとシステムが完全にかみ合う形となった中、立ち上がりは長いボールも使いながら慎重な入りを見せた日本。中央で仕掛けた山本と佐藤の連携でポケットを取る良い形もあったが、以降は強度の高いウズベキスタンの前からのプレスに苦戦。自陣や中盤で引っかけられる場面も目立ち、ミドルレンジのシュートやクロスから際どいシーンを作られる。 20分を過ぎた辺りから相手の前線からの圧力が弱まったことで、低い位置では落ち着いてボールを持てるようになった日本。サイドチェンジなど幅を使いながら攻め手を窺うが、なかなか効果的に深い位置まで入り込めない。28分には前線からの連動したプレスで相手のミスを誘うと、ペナルティアーク左で佐藤が右足のミドルシュートを放つが、これは枠の左に外れる。 このファーストシュートをきっかけに流れを掴みたいところだったが、以降も立ち上がりからの問題は解決されず。過密日程の影響もあって味方に選択肢を与えるプレーが少なく、ボールの循環が停滞。厳しい状態でパスを受ける中盤や前線の選手がボールロストを繰り返す場面が散見された。 何とか粘りの守備で失点を免れたものの、相手のシュート9本に対してシュート1本のみと攻撃の形を作れぬまま前半を終えた。 U-23日本代表 0-0 U-23ウズベキスタン代表 ◆U-23日本代表出場メンバー GK 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) DF 関根大輝(柏レイソル) 高井幸大(川崎フロンターレ) 木村誠二(サガン鳥栖) 大畑歩夢(浦和レッズ) MF 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 松木玖生(FC東京) FW 藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 細谷真大(柏レイソル) 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 2024.05.04 01:20 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly