中山雄太は欠場…6月4連戦もラスト、20年前と同じ大阪でのチュニジア戦に森保一監督「勝利を掴み取りたい」

2022.06.13 17:40 Mon
©超ワールドサッカー
日本代表の森保一監督が、キリンカップサッカー2022決勝のチュニジア代表戦に向けて意気込みを語った。

カタール・ワールドカップ(W杯)に出場する日本は、6月の3試合でパラグアイ代表、ブラジル代表、ガーナ代表と対戦し2勝1敗。10日にはキリンカップサッカー2022準決勝でガーナに4-1と勝利し、チュニジアとの決勝に駒を進めた。
カタールW杯にも出場する3カ国との対戦となる中、森保監督は最後の試合も勝利し、タイトルを勝ち取りたいとした。

「キリンカップの決勝戦、明日のチュニジア戦に向けて、まずは明日の試合、勝利で、キリンカップ優勝でサポーターの皆さんに喜んでいただけるように頑張って、サポーターの皆さんに喜んでもらえる結果を出したいと思います」

「チームとしてはこれまで積み上げてきたものを、さらに明日の試合の中で出せるようにしていきたいと思っていますし、選手たちには何よりも勝利を目指しながらも個の力を100%出し切ること、チームのため、仲間のために走って戦う姿をサポーターの皆さんに見ていただき、元気や勇気を試合を見ながら感じてもらえればと思います」
これまでとのスタンスを変えることなく、結果を求めに行くと語った森保監督。12日には上田綺世(鹿島アントラーズ)が離脱したほか、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)がケガのため、柴崎岳(レガネス/スペイン)が新型コロナウイルスの検査の結果待ちということでトレーニングに参加していなかった。また、ここまで出番がなかった冨安健洋(アーセナル/イングランド)もここにきて全体練習に合流しているが、森保監督はケガ人の状態についても明かした。

「冨安ですが、長期離脱している中で、今回の代表活動に来てもらい、試合にも出られるかもしれないという見通しがある中で参加してもらい、明日の試合に向けてはチームの全体練習には合流していますので、出られる可能性も考えて、今日の練習後にメディカルスタッフ、ドクターと相談したいと思います」

「しかしながら、いきなり国際試合の高いインテンシティのなかで、2、3日の調整でできるかというとリスクになるので慎重にやっていきたいです」

「試合に出られなくても今回の活動に参加してもらったことで、チームの考え方であったり、現在地であったりを他の選手たちとコミュニケーションを取りながら把握できたことは、チームにとっても彼にとってもプラスになったと思います」

「(ガーナ戦で相手選手に首や背中を踏まれた)伊東純也はプレー可能です。中山雄太は右足首を痛めているので、明日プレーすることはできません。柴崎岳については、今日コロナの陰性判定を受けて、トレーニングができるという報告を受けています」

今回の4試合では、起用する選手の組み合わせを変えてバリエーションを増やしている日本。システムのチョイスについては、選手の判断もあると明かした。

「今回の代表活動においては、我々がカタールW杯に向けてよりベースを強固に浸透させていくという部分と、戦う選択肢を増やしていくこと、選手個々をより多く起用していきながら、パフォーマンスを見極めていくという目的で活動しています」

「基本的には[4-1-4-1]でプレーしており、選手の対応能力、個々のパフォーマンスを見ます。ただ、試合の中で相手とのマッチアップで、[4-2-3-1]と選手たちが判断をして変えるのであれば認めたいですし、意図的に我々から指示をして変えることもありました」

「これから先の戦いに関してはW杯本大会に関しては、我々の強みを出せるようにと考えながら、相手との噛み合わせを考えてシステムを使い分けていきたいと思っています」

多くのことを試すこととなった4試合。選手の組み合わせの変化については「システム的には大きな変化はないと思いますが、人という意味ではチームのオプションを増やせるようにという意味で考えています」とコメント。「直近のガーナ戦からはまた大幅にメンバーを変えていきたいと思いますし、色々な組み合わせが見られて、色々な融合が見られるかなと思っています」と、4試合目の選手起用もまた変更する予定だと語った。

また、ガーナ戦のシステム変更についても「私の方からシステムというところを変える指示も選手たちに出したいと思いますが、私が嬉しい、選手たちを評価したいのは、チームの戦い方の方向性がなければ、[4-1-4-1]という入りをしても、相手のアンカーに合わせて、[4-2-3-1]に変えて、柴崎や(遠藤)航が状況を見て、タケ(久保建英)をトップ下にして、相手を抑えながら良さを出すということをしてくれました」とコメント。「明日の試合もまた、選手も入れ替わる中、選手たちが生きるように勝つために、局面で上回るための判断力をみたいと思います」とし、ベースを決めながらも選手たちのピッチ上での判断も見てみたいと期待を寄せた。

このメンバーが次に集まる活動は9月。3カ月時間が空くことになり、その後2カ月で本番を迎える。

最後に試したいことについては「戦術的なところで言えば、守備から攻撃に移った時のより効果的なボールの動かし方、プレス回避、縦に行く、そうでなければサイドの広いところにボールを持っていく、プレッシャーがかけられてもボールを保持してもう一度組み立てるというところ。最後ビルドアップから、速攻も含めて攻撃を奪う形を作る、得点を奪うということをピッチの中でみたいと思います」と語り、その局面に合わせた判断によってしっかりと攻撃の形を作りたいとした。

また、「守備の部分ではボールを奪うことをしっかり考えつつ、前から奪いに行った方が良いのか、一旦形を作って、ミドルゾーンからボールを奪ってカウンターに行くのか。守備のボールを奪うに行くところと、形を作って奪いに行くところの使い分けの部分を攻守共にできるかどうかをみていきたいと思います」とし、守備に関しても状況判断をして動いてもらうことに期待を寄せた。

カタールW杯では大会前に長期間のキャンプ期間を設けることができない。そのため、長い時間を取れるのはここが最後。チームマネジメントについては「今回も2週間以上になりますけど、W杯に向けても長期間チームの活動がある中で、試合に満足に出られる選手、そうでない選手となってしまい、全員に平等に出場機会を与えられるわけではないので、選手たちはどういうモチベーションを保って、ストレスと向き合って、チームの一員として過ごしてくれるかはこれまで見させてもらいました」と語り、「選手全員がチーム全体で支えられる方になっても支える方になっても、チームとして自分たちの立ち位置からできることをしっかりやる、チームのためにもやってくれていたので、マネジメントでも選手の頑張りに満足している部分はあります」と、ピッチの上以外でも手応えをしっかりと感じたようだ。

明日はチュニジア戦。20年前の2002年6月14日に日韓W杯で日本代表は大阪(長居スタジアム)でチュニジアとグループステージ第3戦で対戦している。ちょうど20年に同じ大阪の地でチュニジアとの対戦となる中、森保監督はしっかりとした姿を見せたいとした。

「20年前の日韓W杯と同じような結果、明日のチュニジア戦で勝利を掴み取りたいと思っています。そこが一番です。20年の時を経て、日本のサッカーが成長しているところであったりを見ている方に感じてもらえればと思います」

「同時に、カタールW杯に向けて我々が積み上げてきたもの、6月の代表活動で積み上げてきたものを明日の試合でチームとしても、見ていただいているサポーターの皆さんにも感じてもらえるようにと考えています」
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