独代表指揮官フリック、3試合連続ドローに「今夜は結果もプレーぶりも少し後退」

2022.06.12 14:40 Sun
Getty Images
ドイツ代表のハンジ・フリック監督が落胆した。欧州サッカー連盟の公式サイト『UEFA.com』が報じている。この代表ウィークでUEFAネーションズリーグ(UNL)の4試合が組まれるドイツ。リーグAグループ3の初戦から内容こそ悪くないものの、ここまで2試合連続で引き分けに終わるなか、11日にハンガリー代表との敵地戦に臨んだ。
前節のイングランド代表戦から先発4選手を変更したチームは開始6分で先制を許したが、9分にMFヨナス・ホフマンの2戦連発となるゴールで同点に。さらに畳みかけにかかったが、勝ち越しとはならず、1-1のドローに終わった。

この試合も65%のボールポゼッションをもって、攻めに転じたが、1本のオンターゲットにとどまり、3試合連続で勝ち点1どまりのフリック監督はハンガリー戦を振り返るなかで、不満を示した。

「金曜日(10日)のプレスカンファレンスで、この4試合で最もタフなゲームになると予想していた。非常に組織的で、堅守を誇る相手との対戦だったんだ。我々はプランを遂行できなかった。ミスを連発して、相手を楽にさせてしまったね」
「7本のシュートを放ったが、それだけじゃ足りない。(7日に行われ、1-1のドローに終わった)イングランド戦のときと比べれば、準備期間が1日長かったし、あれ以上を期待していたんだ。今夜は結果もプレーぶりも少し後退した感がある」

また、「今はメンヘングラートバッハでのイタリア戦で3ポイントを掴むことにフォーカスしている」と14日のイタリア代表戦に意識を向けつつ、改めて3試合連続で1ゴールを決めるにとどまるチーム状況を嘆いた。

「確信に欠け、自信のないプレーもしてしまった。明らかなチャンスがあったにもかかわらず、シュートを決めきれなかった場面が多かったんだ。プレーも強度に欠けるものだった。これだけ長いシーズンなら、残念ながら起こり得ることだがね」

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