アヤックスは6日、スポーツ・ディレクター(SD)を務めていた
マルク・オーフェルマルス氏が辞任したことを発表した。
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クラブによると、オーフェルマルスSDが長期にわたって数名の同僚の女性に「不適切なメッセージ」を送っていたことが発覚。最高経営責任者のエドウィン・ファン・デル・サール氏および監査委員会と話し合った結果、辞任する運びとなったという。
「不徳の致すところだ。先週、自分の行いに関するレポートを突きつけられた。そして、それがどのようにして周りに伝わってしまったのか」
「残念ながら、私はこれについて自分が一線を越えていることに気付いていなかった。だが、ここ数日で明らかになり、大きなプレッシャーを感じることになった。申し訳ない」
「明らかに、私のような立場の人間にとって、この行いは許されるものではない。それも今になって痛感している。だが、遅すぎた。アヤックスを去る以外の選択肢はないと思う」
「私のプライベートにも大きな影響を与えることになるだろう。だから皆さんには、私や家族のことはそっとしておいてほしい」
監査委員長のリーン・メイヤード氏は「このような行為に対処しなければならなかった女性たちにとっても壊滅的な状況だ。このニュースを聞いたとき、私たちは直ちに行動を起こし、何が最善の策かを慎重に検討した。残念なことに、彼は一線を越えてしまい、今の職を続けるという選択肢は、彼自身が認めているようにあり得なかった。皆にとって非常に辛いこと」とコメント。また、ファン・デル・サールCEOもメイヤード氏の言葉に同調しつつ、無念のコメントを残している。
「この状況は誰にとってもぞっとするものであり、リーン・メイヤードの言葉に同意する。私は自分の役割として、同僚を助ける責任を感じている。安全なスポーツ環境と職場環境は非常に重要だ。今後はさらに注意を払うつもりでいる」
「マルクと私は、1990年代初頭からアヤックス、そして代表チームで一緒にプレーし、アヤックスの経営陣としても10年近く一緒にやってきた。それが今、突然の終わりを迎えてしまった。我々はここで非常に素晴らしいものに取り組んでいたため、このニュースはアヤックスを大切に思うすべての人にとっても打撃となるだろう」
現役時代にアヤックスやアーセナル、バルセロナでプレーし、オランダ代表としても86キャップを持つオーフェルマルス氏は、2012年にアヤックスのSDに就任。
自慢のアカデミー強化に加え、国内外の有望な若手の獲得と育成に尽力。それらの選手を国外のビッグクラブへ売却し、クラブに大きなキャピタルゲインをもたらした。その一方で、逸材を売却した資金を元手に、実力とリーダーシップに優れるベテランや中堅の獲得によってエールディビジやチャンピオンズリーグ(CL)における安定したチームパフォーマンスを維持させていた。
同氏は昨年12月に、2026年夏まで契約を更新したばかりだった。
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