「プレミアリーグはトッテナムに大きなダメージを与えた」コンテ監督がNLダービー延期への不満表明

2022.01.19 15:21 Wed
Getty Images
トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、ノースロンドン・ダービー延期の判断を下したプレミアリーグに対して不満を露わにした。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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トッテナムは16日にホームでアーセナルとのノースロンドン・ダービーが開催される予定だったが、アーセナル側が新型コロナウイルス感染、負傷者、そしてアフリカ・ネーションズリーグへの選手派遣による選手不足を理由として、プレミアリーグに延期を要請。リーグ側がこれを受諾したことで、試合延期が決定した。
しかし、これに対してトッテナムは不満を表明。中止決定の時点でアーセナルの新型コロナウイルス感染者はMFマルティン・ウーデゴールのみであり、それを理由として延期を要請するのは不公平だと声明で怒りを示した。

19日に行われるプレミアリーグ第17節延期分のレスター・シティ戦の試合前会見に出席したコンテ監督も、プレミアリーグがノースロンドン・ダービー延期の決定をしたことについて、驚きがあったとコメントした。

「クラブは声明を出し、この決定についての我々の失望を表明していたね。あれは確かに、奇妙な決定だった」
「私の感覚で言うなら、プレーする状況があればプレーしなければならない。ケガや代表戦を理由として、試合を延期すべきではない。新型コロナウイルスについては解決すべき大きな問題であるが、パンデミックの状況でないならば延期はできないだろう」

また、コンテ監督は12月に新型コロナウイルスがチーム内で蔓延し、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の試合が延期された際、プレミアリーグがレスター戦の日程変更を拒否したことで代替日を確保できず敗退した出来事に言及。その後、レスター側に感染者が続出したことで結局試合を延期としたプレミアリーグは、トッテナムに対して敬意を払うべきだと不満を示した。

「トッテナムがECLから外されたのは、プレミアリーグがレスターとの試合を動かしたがらなかったからだ。だが、レスターからの要請を受けた彼らは延期を決めた。そして我々は、欧州カップ戦から敗退したのだ。これはとても不思議なことだろう」

「我々はサッカーが好きであり、この大会に出場するため多くの努力してきた。だから、この決定を受け入れるのは非常に難しいものだった。プレミアリーグはトッテナムに大きなダメージを与えたね。ヨーロッパでは自国のチームを守るべきところで、我々は悪い意味でペナルティーを課されたのだ」

「我々は仕事をしている。好きでやっていることではあるが、彼らは我々の仕事に対して敬意を示さなければならないだろう」


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