サッカー界を揺るがしたC・ロナウドのレイプ疑惑事件に裁判所が勧告「訴訟は却下されるべき」

2021.10.08 19:05 Fri
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの強姦疑惑を巡る訴訟に進展があった。イギリス『ガーディアン』が伝えている。
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C・ロナウドは、アメリカ人モデルのキャスリン・マヨルガさんからの告発により、2009年にラスベガスの高級ホテルのペイントハウススウィートで強姦した疑いが浮上。当人は容疑を否定していたものの、C・ロナウド側が口止め料としてマヨルガさん側に37万5000ドル(約4275万円)を支払うとの契約書の存在を公表されていた。
この件については、2019年6月にマヨルガさん側がアメリカのネバダ州裁判所への訴えを取り下げていたものの、その直後に連邦裁判所への変更を主張していた。

ネバダ州裁判所のダニエル・アルブレグツ判事は6日に、マヨルガさん側の弁護士であるレスリー・マーク・ストヴァルが盗んだ文書を使用したとし、訴訟は却下されるべきとの勧告を出した。

「彼女の弁護士の不適切な行為を理由に、今回の訴訟を却下することは厳しい結果だ」
「しかし、残念ながら、司法手続きの完全性を確保するための唯一の適切な制裁措置である」

「ストヴァルは彼と彼の職業の不利益に対して悪意を持って行動した」

一方、C・ロナウドの弁護人を務めるペーター・クリスティアンセン氏は、この勧告を受けて次のように語っている。

「裁判所の詳細な評価に満足している。そして法律を正当に適用し、ロナウド氏に対する民事訴訟の却下を推奨する」

この件を巡っては、C・ロナウドのユナイテッド復帰戦となった9月11日のプレミアリーグ第4節のニューカッスル戦で、オールド・トラッフォード上空を飛行機が通過。「キャスリン・マヨルガを信じて」というバナーが掲げられ、デビュー戦の邪魔をする形で再び引っ張り出されていた。

サッカー界屈指のスーパースターの立場が危ぶまれることとなったこの事件だが、これで最終決着となるだろうか。



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