ウェストハム、在籍11年のニュージーランド代表DFウィンストン・リードの退団を発表

2021.09.22 17:55 Wed
Getty Images
ウェストハムは21日、元ニュージーランド代表DFウィンストン・リード(33)が双方合意の下で退団することを発表した。
PR
ニュージーランド出身のウィンストン・リードは10歳の頃に継父の影響でデンマークに移住し、名門ミッティランでプロデビュー。その後、2010年夏にウェストハムに移籍した。
ウェストハムでは、チームが1年でチャンピオンシップからプレミアリーグに復帰した2012-13に主力に定着し、191cmの屈強な体躯を生かして長らくハマーズの最終ラインを支え続けた。通算の公式戦出場は223試合にも上る。

しかし、2018年3月のスウォンジー戦でヒザに大ケガを負い、2018-19シーズンを全休。さらに、公式戦復帰を目前に控えた2019-20シーズン開幕前に再びヒザを負傷し、さらに3カ月の離脱を余儀なくされた。

復帰した頃にはリードの居場所はなく、2020年2月にMLSのカンザスシティにレンタル移籍。年末までプレーした後、翌年2月には当時チャンピオンシップのブレントフォードにレンタルし、リーグ戦10試合に出場した。また、昇格プレーオフでは決勝のスウォンジー戦に途中出場。クラブのプレミアリーグ初昇格に貢献していた。
代表においては、十分なデンマーク在住歴があったため、アンダー世代の同代表で何度か出場していたが、A代表はルーツであるニュージーランド代表を選択。2010年5月のオーストラリア戦でデビューし、ここまで最後の出場となっている2019年11月のアイルランド代表戦までに25試合に出場。そのうち8試合でキャプテンを務めた。

また、ニュージーランドでは2011年と2015年、2016年に3度の年間最優秀選手に選ばれた実績もある。

そんなウィンストン・リードはこの度、11年過ごしたハマーズ退団を決意。公式サイトを通じて感謝の気持ちを伝えた。

「クラブには本当に感謝している。我々は全員にとって良好な合意を見つけることができた」

「ファンに支えられていることを常に感じていたし、そんなファンのために常にベストを尽くそうとしてきた。結局のところ、サッカー選手は多くのファンの前でプレーすることが一番の楽しみなのだ」

「私はただ『ありがとう』と言いたい。みんなの今後の成功を願っているよ」

「年を重ねるごとに賢くなっていくものだけど、一般的には、私だけでなくクラブも良い方向に進んでいる。選手としてベストを尽くし、できる限りのことをしていれば、ここのファンはいつもそれを評価してくれる」

「私はここでプレーしたこと、クラブのために全力を尽くしたことに常に感謝している。そして、いつまでも懐かしく思うことだろう」

PR
関連ニュース

ビッグクラブ行きが期待されるも交渉進まずのアモリム監督…原因は指揮官のポリシーに?

ビッグクラブ行きの噂がありながら具体的な交渉が進展しないスポルティングCPのルベン・アモリム監督(39)だが、さまざまな原因があるようだ。 母国ポルトガルのカーザ・ピアで監督キャリアをスタートさせたアモリム監督は、2019年12月に就任したブラガでタッサ・ダ・リーガ優勝を果たして初タイトルを獲得。その後、2020年3月にスポルティングCPの指揮官に就任すると、指揮2年目のプリメイラ・リーガでクラブを19年ぶりの優勝に導き、今シーズンも首位を快走している。 そんなアモリム監督は、当然ビッグクラブが放っておかず。特にユルゲン・クロップ監督の退任が決まったリバプールは後任の最有力候補として、招へいを目指すと報じられていた。 しかし、アモリム監督もプレミアリーグ行きに乗り気と伝えられる中で、突如としてリバプール就任の話はトーンダウン。結局、クロップ監督の後任にはフェイエノールトのアルネ・スロット監督の就任が確実視されている。 また、同じくアモリム監督招へいを検討と報じられていたバルセロナも、退任を表明していたチャビ・エルナンデス監督が一転して続投を表明。こちらの話も立ち消えとなった。 ビッグクラブとの交渉が中々具体化しないアモリム監督だが、『ESPN』では指揮官が[3-4-3]のシステムにこだわっていることが原因の一つだと指摘。リバプールはクロップ監督が一貫して[4-3-3]のシステムを採用していたことから、仮にアモリム監督招へいとなると編成に大きな影響が出ることも考慮し、招へい見送りの判断をとったようだ。 また、アモリム監督招へいには何かと資金が必要なことも足枷に。1500万ユーロ(約25億円)の契約解除条項があることに加え、年俸1200万ユーロ(約20億円)程度を要求していることから、財政難のバルセロナは関心が本格化しなかったという。 それでも、アモリム監督にはロンドンで交渉するも物別れに終わったウェストハムが引き続き関心を示しているほか、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドからの接触も噂されており、今夏の去就は大いに注目されている。 2024.04.30 17:25 Tue

「粘り強いプレー」2試合ぶりの先発となった遠藤航、現地では厳しい評価に「数カ月前の素晴らしい調子からは悪い状態」

リバプールの日本代表MF遠藤航は低い評価となった。 27日、プレミアリーグ第35節でリバプールはアウェイでウェストハムと対戦した。 この試合に遠藤は2試合ぶりの先発出場。逆転優勝に向けてエバートン相手に痛恨の敗戦を喫したリバプールは、バウンスバックが求められた中、前半に失点しビハインドで後半を迎える。 すると48分にアンドリュー・ロバートソンがゴールを決め追いつくと、65分にはオウンゴールで逆転に成功。しかし、77分に失点し2-2のドロー。再び勝ち点を落とす痛い結果となった。 現在首位のアーセナルとは勝ち点差「2」。2試合消化が少ないマンチェスター・シティとは勝ち点差「1」と苦しい状況だ。 この試合も中盤でプレーした遠藤。粘り強い守備も店知恵たが、イギリス『リバプール・エコー』は6点(10点満点)をつけている。 「テンポを早めようとしたため、全てのパスが適切だったわけではない。ただ、ハーフタイム前は粘り強いプレーを見せた」 「後半はさらに落ち着きを見せた。警告をもらい途中で交代」 リバプール専門メディアの『This is Anfield』は4点(10点満点)と厳しい評価をつけている。 「最近の遠藤のくじ引き大会で当選したバージョンに戻った。ボールを扱うのが遅くて重く、思い悩み、彼のゲームには何の進歩もなかった。抑え込まれ、迂回もしていた」 「ハーフタイムの後は少し良くなったが、数カ月前の素晴らしい調子からは悪い状態になっている」 その他、『ESPN』は6点(10点満点)をつけ「いくつかのカウンターの状況でボールをうまく取り戻し、チームの中でボールに多く触れ、すぐにより高度な中盤の選手にボールを渡した」としている。 <span class="paragraph-title">【動画】2試合ぶりの先発となった遠藤航、ウェストハム戦プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HlaTELV2TNE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 12:58 Sun

試合中に指揮官とエースが火花…クロップ「もう終わったこと」、サラー「僕が話たら火がつく」

リバプールがプレミアリーグでの逆転優勝にまたも足踏みだ。 前節の黒星が響き、アーセナルとマンチェスター・シティの背中が遠ざかる3位リバプール。27日の第35節ではウェストハムをホームに迎え撃ち、仕切り直しを図ったが、2-2のドローに終わった。 イギリス『BBC』によると、優勝争いからさらに後退する結果にユルゲン・クロップ監督もイギリス『TNT Sports』で「明らかに非常に残念」と落胆。覇権争いにも「正直、それを話す気分になれない」と述べた。 そんなドイツ人指揮官は2―1でリードする76分頃からダルウィン・ヌニェス、ジョー・ゴメスとともにピッチサイドで出場に備えるモハメド・サラーと言い合いに。ヌネェスらがなだめに入った。 その件についても問われると、「ダメだ。(やりとりの内容hは言えないが、)我々はドレッシングルームですでに話をした。もう終わったことだ」と解決を強調した。 ただ、サラーの方は試合後のメディアエリアで「僕が話をしたら、火がついてしまうだろう」と多くを語らずとも意味深な発言を残したという。 逆転優勝がより厳しくなってしまったものの、まだその可能性がなくなったわけでもないリバプール。指揮官とエースの関係性が心配されるが、残り3試合にすべてをかけていきたいところだ。 2024.04.28 11:55 Sun

リバプールがハマーズ相手に痛恨ドロー…先発の遠藤航は後半半ばまでプレー【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第35節、ウェストハムvsリバプールが27日にロンドン・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。なお、リバプールのMF遠藤航は79分までプレーした。 ミッドウィーク開催となった第29節延期分のエバートンとのマージーサイド・ダービーで0-2の完敗を喫し、逆転優勝へ厳しい立場に立たされた3位のリバプール。その試合から中2日のアウェイゲームでは8位のウェストハムと対峙した。 クロップ監督はバウンスバックを図った一戦に向けて先発5人を変更。サラーやヌニェス、ソボスライをベンチに置き、遠藤、ガクポ、エリオットらを起用した。 立ち上がりからボールを握って押し込むリバプール、堅守速攻で応戦するウェストハムというお馴染みの構図に落ち着いたランチタイムキックオフの名門対決。 一進一退の攻防が続く中、14分にはボーウェンが鋭い中央突破から際どい枠内シュートを放つと、21分にはリバプールがボックス手前の好位置で得たFKをキッカーのアレクサンダー=アーノルドが直接狙うが、これは枠を外れて前節のフルアム戦の再現とはならず。 前半半ばを過ぎてリバプールに決定機。ルイス・ディアスが背後へ抜け出した流れからゴール前でスクランブルを生み出し、最後はディアスのシュートがDFオグボンナの手に直撃。だが、ハンドでのPK獲得かに思われたこのプレーは抜け出しのタイミングでの際どいオフサイド判定でお咎めなし。 このプレーをきっかけに徐々にゴール前の攻防が増え始めると、40分にはボックス左に切り込んだディアスに決定機が訪れるが、腰の捻りを利かせたシュートは左ポストを叩く。 すると、この直後の43分にはウェストハムの左CKの場面でショートコーナーからクドゥスが入れたクロスを、ゴール前の密集でうまく頭に当てたボーウェンのシュートがゴール右隅に決まった。そして、決定力で上回ったホームチームが1点リードで試合を折り返した。 後半も同じメンバーで臨んだリバプールは開始早々にスコアをタイに戻す。48分、左サイドからドリブルでボックス内に切り込んだディアスから内側で短いパスを足元に受けたロバートソンが密集地帯で左足を振ると、ゴール左隅へ向かったシュートがGKアレオラの右手、左ポストを叩いてゴールネットに吸い込まれた。 早い時間帯の同点ゴールで勢いに乗るアウェイチームは畳みかける攻めを見せる。ガクポの左クロスに飛び込んだグラフェンベルフのワンタッチシュート、より高い位置を取ったアレクサンダー=アーノルドの連続シュートで相手守備を脅かす。 以降もハーフコートゲームを展開すると、意外な形から逆転ゴールが生まれる。65分、左CKの場面でニアのDFが頭で触ったボールがファーでフリーのガクポに収まると、すかさず放ったシュートは枠を外れるも、オグボンナ、ソウチェク、GKアレオラとディフレクトしたボールがそのままゴールネットに吸い込まれ、幸運なオウンゴールとなった。 良い時間帯に勝ち越したリバプールは、前に出てきた相手を引っくり返す形で以降もディアスやマク・アリスターが3点目に迫るが、決め切ることができない。 一方、失点後にソウチェクを下げてウォード=プラウズを投入したウェストハムは、77分にエメルソンの鋭いミドルシュートでGKアリソンにファインセーブを強いて後半最初の決定機を作ると、この直後に追いつく。 77分、右サイドで仕掛けたボーウェンがボックス右角で左足インスウィングの正確なクロスを上げると、ゴール前でDFクアンサーとの駆け引きを完璧に制したアントニオがマークを振り切ってヘディングシュートを右隅へ流し込んだ。 これで勝利には再びゴールが必要となったリバプールは、失点直前に準備していたサラー、ヌニェス、ジョー・ゴメスをディアス、遠藤、アレクサンダー=アーノルドに代えて一気に投入。より攻撃的な布陣でゴールを目指す。 引き分けもやむなしと後ろ重心のホームチームに対して、リスクを冒してゴールを目指す。だが、ガクポのセットプレーからのヘディングシュートやエリオットの強烈なミドルシュートは相手DFのブロックやクロスバーに阻まれ、最後までゴールをこじ開けることはできなかった。 この結果、敵地でハマーズ相手にドロー止まりのリバプールは、2戦未勝利で見た三つ巴のタイトルレースから脱落する形となった。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】遠藤航は79分までプレー、リバプールはウェストハムと痛恨ドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lx1H2_Z_FCM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.27 22:40 Sat

「完全に間違った」スポルティング指揮官、ウェストハムとの会談をファンとスタッフに謝罪「完全に私の過ちだ」

スポルティングCPのルベン・アモリム監督が自身の行動が軽率だったと謝罪した。 日本代表MF守田英正も所属するスポルティングを指揮しているアモリム監督。その手腕は大きな注目を集めており、今シーズンはプリメイラ・リーガの優勝が迫っている状況だ。 ユルゲン・クロップ監督が退任するリバプールの指揮官候補とも噂されていたが、本人は一貫して否定。リバプールもアモリム監督のサッカーは、これまでのスタイルと大きく異なることから特に狙っていたわけではなく、現在はフェイエノールトのアルネ・スロット監督が最有力候補となっている。 そのアモリム監督だったが、先日渡英していたことが発覚。ウェストハムとの会談を行ったことが報じられていた。 週末にポルトとのビッグマッチを控える中、試合に向けた記者会見に出席したアモリム監督は、自身の行動を謝罪。クラブに無断で行ったわけではないとしながらも、軽率だった謝罪した。 「象を部屋から追い出そう。そのことについて一度話したいと思う」 「まず、クラブは私が渡航したことを知っていたということ。それは重要であり、状況を変えるものであった」 「そして2つ目の状況だが、これも秘密にことだが、私はこっそり車で外に出た。15人の前をこっそりと通り過ぎ、途中で人々と写真を撮り、飛行機に乗り込んだ」 「クラブの陰で行われ、実現しなかった今回のことの顛末を差し引くと、最も重要なことは、それが間違いだったということだ」 「遠征はミスであり、タイミングが完全に間違っていた。その時はそんな風には考えてはいなかった。私が選手たちに非常に厳しい要求をしているならばなおさらだ」 「各個人の問題をチームより最優先することはできないと最初に言ったのは私であり、すでにスポルティングの選手をチームから外していた」 「従って、これは完全に私の過ちであり、それ受け入れて生きていかなければいけない。それほど深刻には思えなかったが、後になって考えてみれば明白だ」 「選手たちに説明しなかったのも事実ではなく、彼らとスタッフには説明したが、今は次の段階に進むときだ。また、私はここで公の場を利用して、スポルティングのファン、スタッフ、選手たちに私の犯した間違いについて謝罪する」 2024.04.27 21:55 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly