ソン・フンミンの一撃でアーセナルとのPSM勝利のトッテナム、ヌーノ監督は「勝利できたことは良い兆候」

2021.08.09 07:30 Mon
Getty Images
トッテナムのヌーノ・エスピリト・サント監督が、アーセナル戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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8日、プレシーズンマッチのトッテナムvsアーセナルがトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、トッテナムが1-0で勝利した。
アーセナル、チェルシー、トッテナムの3クラブとメンタルヘルス関連の慈善団体である『マインド』が協力し“マインドシリーズ”と銘打たれたプレシーズンマッチトーナメント。プレミアリーグ開幕1週間前に、ノースロンドン・ダービーが行われた。

試合は互いに主力選手が出場した中、ホームのトッテナムが押し気味に試合を展開。アーセナルもチャンスを作るなど、互角のままスコアは動かず、試合は終盤へ突入する。

すると79分、右サイドを崩すと、最後はマイナスのパスを受けたソン・フンミンがニアサイドを打ち抜きトッテナムが先制。この1点を守りきり、1-0で勝利した。
試合後、ヌーノ監督がコメント。良い試合だったと振り返った。

「素晴らしいパフォーマンスではなかったとは言わないが、改善を試みているところだ。日に日に我々は良くなる」

「正直なところ、まだ期待していることではなく、我々が望んでいるものでもない。優れたチーム、コンパクトなチーム、堅実なチームを求めている」

「良い動きと攻撃面でもチャンスがあったが、うまくフィニッシュさせる必要があった」

「ただ、とても良いことに、我々はライバルである非常に優れたチームと対戦し、それは良い試合だった。多くの部分を考慮しなければいけない」

チェルシー戦では2-2のドロー、アーセナル戦では1-0勝利と良い状態をキープしているトッテナム。開幕戦では王者のマンチェスター・シティとの対戦を迎える中、良い準備をしたいと語った。

「ほんとどの試合で上手く終えられている。これは選手がどれだけ良い準備をしているかを示している。我々はよりスピーディに、より強くなりたいと思い、選手たちはそれに取り組んでいる。勝利できたことは良い兆候だ。選手たちの功績だよ」

「今が、そのことについて考え始める時だ。我々はよく回復し、試合の準備のためにトレーニングを行い、良い週を過ごす必要がある」



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