スイスの勝利は必然だった? フランスとの明暗を分けた4つの要素【ユーロ2020分析】
2021.07.01 21:30 Thu
前回は試合後にストレートに感じたことを書かせてもらいましたが、第2回はフランスvsスイスの試合を戦術的にポイントを絞って振り返ってみようと思います。最近のクラブレベルにおいてCL、ELを勝ち抜く、ヨーロッパ主要リーグで好成績を収める為には当たり前の標準装備になっているのが、①インテンシティ、②攻守両面でのトランジション&カウンター(ショート、ミドル)、③ポジショナルプレー&カウンタープレス、④創造者or破壊者です。
④については?と思われるかもしれませんがこの創造者or破壊者とはビッククラブが大金を叩いても手元に置きたい選手です。いわば、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、アーリング・ハーランド、キリアン・ムバッペなどが代表例です。
再現性を持ってアタッキングエリアへ進入していき④にボールを渡すまでが戦術。そこからゴールまでは、チームが保有する④の能力でアプローチがクロス、スルーパス、ドリブル&ワンツーなどに分かれます。
フランスが今大会で強く見せた項目は私の個人的な感想ですが④のみです。一方、スイスが強く見せている項目は②、③と予選グループ3節以降は④も対戦相手に脅威を与えられるレベルにチームとして引き上げられました。当然、世界水準で見れば両国の④の立ち位置は違いますがその国にとっての創造者or破壊者だと理解して下さい。
再現性を持ってアタッキングエリアへ進入していき④にボールを渡すまでが戦術。そこからゴールまでは、チームが保有する④の能力でアプローチがクロス、スルーパス、ドリブル&ワンツーなどに分かれます。
フランスが今大会で強く見せた項目は私の個人的な感想ですが④のみです。一方、スイスが強く見せている項目は②、③と予選グループ3節以降は④も対戦相手に脅威を与えられるレベルにチームとして引き上げられました。当然、世界水準で見れば両国の④の立ち位置は違いますがその国にとっての創造者or破壊者だと理解して下さい。
前置きが長くなりましたがここからが本題です。ポイントを絞るのはかなり難しいのですが、今回は③と④にフォーカスして2つの得点シーンを振り返りたいと思います。
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