DF菅原由勢、OA枠のDF酒井宏樹は「素晴らしい戦力」と語るも「負けないようにしたい」
2021.05.31 22:30 Mon
東京オリンピックに臨むU-24日本代表が、31日にトレーニングキャンプをスタートさせた。
開幕まで約1カ月となった東京オリンピック。U-24日本代表は、3名のオーバーエイジ(OA)枠の選手を招集し、最後の選考の場を迎えた。
OAには、A代表でキャプテンを務めるDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)と主力であり、ヨーロッパでの経験もある選手たちが名を連ね、世代の選手たちの競争が激化することとなった。
合宿初日、トレーニング前に選手たちがオンラインのメディア取材に応対。DF菅原由勢(AZ)がOAや東京五輪について語った。
菅原は今シーズンのエールディビジで25試合に出場し2ゴール1アシストを記録。ヨーロッパリーグでも3試合に出場していた。
一方で「スポーツなので、酒井選手に勝たないといけないというのはわかっているので、僕のプレーを最大限生かして、メンバー選考にしっかり食い込めるようにとも思いますし、まだまだ成長しなくてはいけないということもわかっていて、勉強させてもらっている部分もあります」とコメント。学ぶ部分が多いとしながらも「ただ、しっかり負けないようにしたいというのはあります」とポジション争いでは負けたくないと語った。
菅原から見て酒井を上回っている部分は「攻撃面の特徴が似ているなと思っています。酒井選手はミャンマー戦ではPKを獲得しましたが、僕も攻撃的な姿勢というか、ボックスに入ったり、ゴール前で仕事できるのは特徴で、負けないようにしたいです」と語り、攻撃の部分では負けたくないと語った。
対して守備の面では「守備のところではまだまだ勝てませんが、オランダで色々な選手とやって、日々成長を感じているので、攻撃で負けないようにして、攻守両面に関わって良さを出していきたいと思います」とコメント。守備面では劣っていると分かりながらも、負けたくないと語った。
その菅原だが、今シーズンは右サイドバックだけでなく、左サイドバックやセンターバック、ボランチ、右ウイングと本職以外のポジションでもプレーした。
その点について18名の限られたメンバーの中ではユーティリティ性が生きるが「18人とはいえ、色々なポジションができることはプラスだと思いますが、他のポジションには優れた選手もいます」と、スペシャリスト達が揃っているとコメント。「色々なポジションをやってきて、できる自信もあります。起用されたからにはそこで結果を残さないといけないと思います」と、起用されたポジションで結果を残さなければいけないとした。
今シーズン成長した点については「11月中旬から試合に出始めて、ヨーロッパリーグやエールディビジで色々なチームとやって、攻撃の面はクオリティは上がったと思います」とコメント。「ビルドアップやボックス付近で怖さを出せる選手になっているかなと感じています」とし、攻撃面には成長を実感する部分があるようだ。
また「守備面ではやられるシーンもまだまだありますし、課題もありますが、去年よりはかなり成長していて、技術もついていて、そこは成長したポイントだと思います」と語り、まだまだ足りないものの、守備も改善していっているとした。
昨年の欧州遠征も含め、A代表を体感することが多い菅原。ミャンマー戦はベンチで見守ったが試合の強度については「あれが今のA代表の基準だと思いますし、個々の選手が積み上げたものが出たと思います」とコメント。「インテンティシティの高さは自分も持っていますが、A代表の11人に入ってピッチに立って同じ相手とやってどうなるかはわからないですが、練習から守備の強度は基準を持ってやれていますし、ベンチの選手も含めて同じ強度を持てています」と語り、自身も同じものを見せられるとコメント。「僕以外の選手も同じ強度を持てると思いますし、僕自身も試合で出せると思っています」とA代表での経験を試合で出せると語った。
菅原は、2019年6月のU-20W杯でキャリアを語る上で一生つきまとうであろうミスをした。決勝トーナメント1回戦の韓国代表戦。出色の出来を見せていた菅原だったが84分に自陣ボックス内で相手のボールを奪うことに成功した。しかし、そのボールを相手にパス。そこからクロスを上げられると、相手にヘディングで決められゴールを許し、日本は敗退した。
ワンプレーの難しさ、正確な判断の大切さを知った菅原だが、その差が世界との差だと感じたようだ。
「アヤックスだとか強いチームと対戦した時によく気がづいていましたが、1つのミスで大ピンチになることは何回も経験していて、ボールを持っている時こそ怖さがあります」とコメント。「常にボールを持ている時の危機管理は世界との差というか、試合を決定づける要素だと思います」と語り、「アヤックスやPSVとやっても思っているので、オランダで経験してよかったと思います」と、ワンプレーの大切さを学んだとした。
また「ミスをしないに越したことはないですし、誰しもミスするためにプレーするわけではないですし、試合でミスを考えながらプレーしている選手はいないです」とコメント。韓国戦を持ち出し「僕はあの試合でミスをして、チームを敗退させてしまい、ものすごい責任感、代表選手としてあのプレーはどうだったのか、オランダに行ってもずっと考えていました」といまだに引きずっていたと語った。
それでも「継続して僕を代表に呼んでくれているので、あの失敗を次に繋げなければいけないと前向きになっていますし、あのミスがあったからここにいるというぐらいに考えるようにしています」と語り、「ミスはしたくないですが、してしまった以上は仕方ないので、あのミス以降自分がどうなのか、そう悪くないところまで来ていると思うので、しっかりと金メダルを取れたら、ミスから成長できたと思えるようになると思います」と語り、東京オリンピックでミスを取り戻したいと語った。
開幕まで約1カ月となった東京オリンピック。U-24日本代表は、3名のオーバーエイジ(OA)枠の選手を招集し、最後の選考の場を迎えた。
合宿初日、トレーニング前に選手たちがオンラインのメディア取材に応対。DF菅原由勢(AZ)がOAや東京五輪について語った。
菅原は今シーズンのエールディビジで25試合に出場し2ゴール1アシストを記録。ヨーロッパリーグでも3試合に出場していた。
その菅原だが、OAには同じ右サイドバックでプレーする酒井が入ってきた。その点については「燃えるというか、強力な戦力というか。日本のことを考えれば素晴らしい戦力ですが、僕の視点ではポジションの競争があるなと」と語り、日本にとってはプラスだと語った。
一方で「スポーツなので、酒井選手に勝たないといけないというのはわかっているので、僕のプレーを最大限生かして、メンバー選考にしっかり食い込めるようにとも思いますし、まだまだ成長しなくてはいけないということもわかっていて、勉強させてもらっている部分もあります」とコメント。学ぶ部分が多いとしながらも「ただ、しっかり負けないようにしたいというのはあります」とポジション争いでは負けたくないと語った。
菅原から見て酒井を上回っている部分は「攻撃面の特徴が似ているなと思っています。酒井選手はミャンマー戦ではPKを獲得しましたが、僕も攻撃的な姿勢というか、ボックスに入ったり、ゴール前で仕事できるのは特徴で、負けないようにしたいです」と語り、攻撃の部分では負けたくないと語った。
対して守備の面では「守備のところではまだまだ勝てませんが、オランダで色々な選手とやって、日々成長を感じているので、攻撃で負けないようにして、攻守両面に関わって良さを出していきたいと思います」とコメント。守備面では劣っていると分かりながらも、負けたくないと語った。
その菅原だが、今シーズンは右サイドバックだけでなく、左サイドバックやセンターバック、ボランチ、右ウイングと本職以外のポジションでもプレーした。
その点について18名の限られたメンバーの中ではユーティリティ性が生きるが「18人とはいえ、色々なポジションができることはプラスだと思いますが、他のポジションには優れた選手もいます」と、スペシャリスト達が揃っているとコメント。「色々なポジションをやってきて、できる自信もあります。起用されたからにはそこで結果を残さないといけないと思います」と、起用されたポジションで結果を残さなければいけないとした。
今シーズン成長した点については「11月中旬から試合に出始めて、ヨーロッパリーグやエールディビジで色々なチームとやって、攻撃の面はクオリティは上がったと思います」とコメント。「ビルドアップやボックス付近で怖さを出せる選手になっているかなと感じています」とし、攻撃面には成長を実感する部分があるようだ。
また「守備面ではやられるシーンもまだまだありますし、課題もありますが、去年よりはかなり成長していて、技術もついていて、そこは成長したポイントだと思います」と語り、まだまだ足りないものの、守備も改善していっているとした。
昨年の欧州遠征も含め、A代表を体感することが多い菅原。ミャンマー戦はベンチで見守ったが試合の強度については「あれが今のA代表の基準だと思いますし、個々の選手が積み上げたものが出たと思います」とコメント。「インテンティシティの高さは自分も持っていますが、A代表の11人に入ってピッチに立って同じ相手とやってどうなるかはわからないですが、練習から守備の強度は基準を持ってやれていますし、ベンチの選手も含めて同じ強度を持てています」と語り、自身も同じものを見せられるとコメント。「僕以外の選手も同じ強度を持てると思いますし、僕自身も試合で出せると思っています」とA代表での経験を試合で出せると語った。
菅原は、2019年6月のU-20W杯でキャリアを語る上で一生つきまとうであろうミスをした。決勝トーナメント1回戦の韓国代表戦。出色の出来を見せていた菅原だったが84分に自陣ボックス内で相手のボールを奪うことに成功した。しかし、そのボールを相手にパス。そこからクロスを上げられると、相手にヘディングで決められゴールを許し、日本は敗退した。
ワンプレーの難しさ、正確な判断の大切さを知った菅原だが、その差が世界との差だと感じたようだ。
「アヤックスだとか強いチームと対戦した時によく気がづいていましたが、1つのミスで大ピンチになることは何回も経験していて、ボールを持っている時こそ怖さがあります」とコメント。「常にボールを持ている時の危機管理は世界との差というか、試合を決定づける要素だと思います」と語り、「アヤックスやPSVとやっても思っているので、オランダで経験してよかったと思います」と、ワンプレーの大切さを学んだとした。
また「ミスをしないに越したことはないですし、誰しもミスするためにプレーするわけではないですし、試合でミスを考えながらプレーしている選手はいないです」とコメント。韓国戦を持ち出し「僕はあの試合でミスをして、チームを敗退させてしまい、ものすごい責任感、代表選手としてあのプレーはどうだったのか、オランダに行ってもずっと考えていました」といまだに引きずっていたと語った。
それでも「継続して僕を代表に呼んでくれているので、あの失敗を次に繋げなければいけないと前向きになっていますし、あのミスがあったからここにいるというぐらいに考えるようにしています」と語り、「ミスはしたくないですが、してしまった以上は仕方ないので、あのミス以降自分がどうなのか、そう悪くないところまで来ていると思うので、しっかりと金メダルを取れたら、ミスから成長できたと思えるようになると思います」と語り、東京オリンピックでミスを取り戻したいと語った。
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