ユベントス悲願のCL制覇へ! 米国産の“万能戦士”MFマッケニーが備えるアメフト仕込みの走力
2021.02.17 21:25 Wed
“貴婦人”という愛称を持つイタリアの名門クラブ、ユベントス。世界的に見ても強豪クラブの1つであり、イタリア国内では圧倒的な強さを見せる。
最後にチャンピオンズリーグを制したのは1995-96シーズン。フランス代表でもキャプテンとして活躍したディディエ・デシャンやイタリア代表として活躍したジャンルカ・ヴィアリ、ファブリツィオ・ラヴァネッリ、そしてクラブの象徴にもなったアレッサンドロ・デル・ピエロらを擁し、決勝では若手のスターが揃っていたアヤックスを下して優勝した。
そこから25シーズン目を迎えるユベントス。決勝に行くこと、その間5回と何度も優勝のチャンスがあった中、夢目前で敗れるという悔しさを何度も味わってきた。
選手としても決勝を戦ったアンドレア・ピルロ監督が率いる今シーズンのユベントス。マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリーで個人で5度もCL優勝を果たしているクリスティアーノ・ロナウドを擁し、悲願のビッグイヤー獲得を目指す中で、注目したい選手がいる。それが、MFウェストン・マッケニーだ。
セントラルミッドフィルダーとしてプレーするマケニーは、ユーティリティ性も備えており、シャルケ時代にはストライカーやセンターバックとしてもプレーした経験がある。
その持ち味は何と言っても走力と運動量だ。ボックス・トゥ・ボックスプレーヤーとして、攻守にわたってチームを支えることができるマッケニー。ユベントスは一定の条件で買い取り義務が発生するレンタル契約だったが、その条項に関係なく、完全移籍で獲得する動きを見せるほど、チームからの信頼も厚いものとなっている。
C・ロナウドを始め、代表クラスのスター選手が揃うクラブにおいて、汗をかける選手というのは非常に重要な存在となっている。すでにセリエAでも18試合に出場し3ゴール2アシスト。チャンピオンズリーグの舞台でも5試合に出場し1ゴールを記録している。
そのマッケニーの走力と運動量は、幼少期にプレーしていたアメリカンフットボールと言える。
軍人だった父に連れられ幼少期にドイツへとわたったマッケニーだが、その後にアメリカへと帰国。テキサス州で育ったマッケニーは、周りの子供たちと同様に自然とアメフトへ興味を持ち始める。
幼少期はアメフトとサッカーを両立させ、1日にどちらの試合にも出場したほど。現在でもアメフト好きは変わらないが、サッカーの中にもアメフトで培った走力は生かされている。
そのマッケニーは、今シーズンのチャンピオンズリーグでデビュー。さらに、グループステージ第6節のバルセロナ戦では初ゴールを記録した。
その初ゴールは持ち味とは少し違う部分を見せる。ボックス手前中央でパスを受けると、そのままサイドへと展開。するとボックス内に侵入しクロスをジャンピングボレーで叩き込んだのだ。
あまり派手なプレーは見せないものの、機を見た攻撃参加は特徴的。よりそのプレーを出すことで、相手を混乱に陥らせることはできるはずだ。
ラウンド16で対戦するのはポルトガルの雄であるポルト。リーグ戦ではいつになく結果が出ていないユベントスだが、悲願のCL制覇に向けてはチームを支えるマッケニーのような存在が重要となるだろう。
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セリエAで優勝すること36回。これは国内最多であり、2011-12シーズンからは9連覇中と圧倒的な成績を残している一方で、ヨーロッパの舞台ではなかなかタイトルに恵まれない辛さを味わっている。そこから25シーズン目を迎えるユベントス。決勝に行くこと、その間5回と何度も優勝のチャンスがあった中、夢目前で敗れるという悔しさを何度も味わってきた。
選手としても決勝を戦ったアンドレア・ピルロ監督が率いる今シーズンのユベントス。マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリーで個人で5度もCL優勝を果たしているクリスティアーノ・ロナウドを擁し、悲願のビッグイヤー獲得を目指す中で、注目したい選手がいる。それが、MFウェストン・マッケニーだ。
シャルケの下部組織で育ったマッケニーは、今シーズンからレンタル移籍でユベントスへと加入。長い歴史を持つユベントスにとって、初めてのアメリカ人選手となったことでも話題となった。
セントラルミッドフィルダーとしてプレーするマケニーは、ユーティリティ性も備えており、シャルケ時代にはストライカーやセンターバックとしてもプレーした経験がある。
その持ち味は何と言っても走力と運動量だ。ボックス・トゥ・ボックスプレーヤーとして、攻守にわたってチームを支えることができるマッケニー。ユベントスは一定の条件で買い取り義務が発生するレンタル契約だったが、その条項に関係なく、完全移籍で獲得する動きを見せるほど、チームからの信頼も厚いものとなっている。
C・ロナウドを始め、代表クラスのスター選手が揃うクラブにおいて、汗をかける選手というのは非常に重要な存在となっている。すでにセリエAでも18試合に出場し3ゴール2アシスト。チャンピオンズリーグの舞台でも5試合に出場し1ゴールを記録している。
そのマッケニーの走力と運動量は、幼少期にプレーしていたアメリカンフットボールと言える。
軍人だった父に連れられ幼少期にドイツへとわたったマッケニーだが、その後にアメリカへと帰国。テキサス州で育ったマッケニーは、周りの子供たちと同様に自然とアメフトへ興味を持ち始める。
幼少期はアメフトとサッカーを両立させ、1日にどちらの試合にも出場したほど。現在でもアメフト好きは変わらないが、サッカーの中にもアメフトで培った走力は生かされている。
そのマッケニーは、今シーズンのチャンピオンズリーグでデビュー。さらに、グループステージ第6節のバルセロナ戦では初ゴールを記録した。
その初ゴールは持ち味とは少し違う部分を見せる。ボックス手前中央でパスを受けると、そのままサイドへと展開。するとボックス内に侵入しクロスをジャンピングボレーで叩き込んだのだ。
あまり派手なプレーは見せないものの、機を見た攻撃参加は特徴的。よりそのプレーを出すことで、相手を混乱に陥らせることはできるはずだ。
ラウンド16で対戦するのはポルトガルの雄であるポルト。リーグ戦ではいつになく結果が出ていないユベントスだが、悲願のCL制覇に向けてはチームを支えるマッケニーのような存在が重要となるだろう。
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