去就注目のエジルが沈黙破る! 「2021年までアーセナルに残る」

2019.10.17 19:30 Thu
Getty Images
今後の去就に注目が集まるアーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジル(31)が自身の去就に関して口を開いた。

アーセン・ヴェンゲル前監督時代には、プレミアリーグで最もアシストを記録するなど、その創造性と攻撃センスでチームの助けとなっていたエジル。
しかし、各プレーヤーに一定以上のハードワークを求めるウナイ・エメリ監督の下では思うような輝きを見せられず、今シーズンここまではプレミアリーグで1試合、EFLカップで1試合の出場にとどまっている。

そのため、フェネルバフチェなど自身のルーツがあるトルコ方面、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のDCユナイテッドなど、国外のクラブへの移籍の可能性が盛んに取り沙汰されている。

その中で自身の去就に関して沈黙を貫いてきたエジルだったが、イギリス『The Athletic』のインタビューで2021年までとなっているアーセナルとの現行契約を全うするつもりであることを明らかにした。
「僕とアーセナルの契約は2021年夏までだ。それまでチームに留まるつもりだよ」

「新しい契約にサインしたとき、そのことについてとても慎重に考えていたよ。それに自分のフットボールキャリアにおいて最も重要な決断の1つだったとも話した」

「そのときに1、2年長く残るということじゃなく、アーセナルに自分の将来を託す気持ちだった。それはクラブも同じだった」

「こういった困難な時期にはその解決策に関して考えるものだけど、それが逃げる理由になるわけではないし、僕はここを離れるつもりはないんだ。少なくとも2021年まではここに居るつもりだ」

また、エジルに関して体調不良や病気を理由に数試合を欠場したことが、アーセナルファンからの不審感や怒りを買っている。だが、同選手は体調不良や病気に関して最もいら立っているのは自身であり、その裏にいかなるやましいこともないと主張している。

「病気で試合を欠場するときは本当にイライラさせられるよ。そして、多くの人たちはそれが本当なのかを疑っている。そういったことはこれまで数回あった。とりわけ、冬の時期にね。だけど、僕に何ができるって言うんだ?」

「僕の性格をよく知っている人だったら、僕が試合を欠場することにどれほど失望を感じるかを理解してくれると思う。それに一度だって病気を言い訳に使ったことはない。実際は逆で、これまでの多くの試合でケガや病気を抱えた状態でプレーしてきた」

「普通のプレーヤーは病気やケガを抱えてプレーすることはない。それが試合のプレーに影響を及ぼすし、すべての力を出すことができないからね。だけど、僕はプレーが不可能でない限り、いつでもプレーする準備をしてきた」

アーセナルでのキャリア続行の可能性を強調したエジルだが、今後自身が求めるプレータイムを得るためには攻守両面でスペイン人指揮官を納得させるパフォーマンスを見せる必要がある。
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