日本の司令塔・柴崎岳、エース不在に「あたふたしていてもしょうがない」《カタールW杯アジア2次予選》

2019.10.09 23:58 Wed
©超ワールドサッカー
デポルティボに所属するMF柴崎岳が、モンゴル代表の印象を話した。

10日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル代表戦を控えている日本代表は9日に埼玉スタジアム2002で前日練習を実施。ランニングやストレッチといった軽めの調整を行い、非公開練習へと移った。
2次予選初戦のミャンマー戦を2-0で下した日本だが、ホーム開幕戦となる。「勝って当たり前というプレッシャーも感じると思う」と緊張感を露わに。その中で「良いサッカーをして勝つことだけが、代表として価値を示せる」と力説した。

「これが仮にワールドカップだとして、23人のメンバーの中に重要な選手がいないということは十分にあり得る」と大迫不在の状況に前を向く柴崎。続けて、「あたふたしていてもしょうがない。いる選手でしっかりと示すことが大事」と力強く語った。

また、モンゴル代表について問われた日本の司令塔は「想像するにモチベーションに溢れているのではないかなと思う」と予測。「自分たちでコントロールできるところはしっかりとコントロールしていくというマネージメントが重要」と見解を示した。
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