ランプス、プレミアでのホーム初勝利に満足 「この勝利を待っていた」

2019.09.29 16:25 Sun
Getty Images
チェルシーは28日、プレミアリーグ第7節でブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦し、2-0で勝利した。監督として復帰後、スタンフォード・ブリッジでプレミアリーグ初勝利を手にしたフランク・ランパード監督が喜びを噛み締めている。
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前節、リバプールに競り負けたチェルシーはリーグ戦2試合ぶりの白星を目指してホームにブライトンを迎えた。
試合を通して主導権を握ったもののゴールレスで前半を終えたチェルシー。それでも、後半立ち上がりに相手のミスからMFメイソン・マウントが得たPKをキッカーのジョルジーニョが決めて50分に先制。さらに76分には途中出場のFWカラム・ハドソン=オドイのお膳立てからウィリアンに今季初ゴールが生まれると、課題の守備陣が今季公式戦9試合目にして初のクリーンシートで試合を締めくくった。

EFLカップのグリムズビー戦に続きプレミアリーグでも待望の今季初勝利を手にしたランパード監督は、試合後の公式会見の場で喜びを露わにしている。クラブ公式サイトがイングランド人指揮官のコメントを伝えている。

「この勝利を待っていたんだ。(リーグ戦では)ホームで勝てていなかったからね。それは90分間のパフォーマンスを勝利へ繋げられなかったからだ」
「レスター戦やシェフィールド・ユナイテッド戦では、試合の中で部分的に結果を出せていた。だが、今日は勝利を掴み取ることができたよ」

「ソリッドで、気持ちの良い、プロフェッショナルな勝利だった。4、5点決めるチャンスもあったが、ずっと欲しかったクリーンシートを手にすることができた。全体を通して良い出来だったし、ロッカールームの雰囲気は自信に満ち溢れていた」

また、今季ここまで若手の活躍が目立つ一方、この試合ではジョルジーニョ、ウィリアンと経験豊富な選手たちが勝利に貢献した。ランパード監督も百戦錬磨のベテランの活躍を称賛している。

「どうしても若いプレーヤーに注目が集まるが、彼らが活躍するためには経験豊富なプレーヤーの存在が不可欠なんだ」

「ジョルジーニョは賢いプレーでPKを成功させ、ウィリアンもチャンスを作るだけでなく、自分でゴールを決めてみせた。これがスタンダードになる。経験豊富なプレーヤーが基準を設定し、若いプレーヤーがそれに続くんだ」

「ジョルジーニョはリーダーとしての資質を持っている。昨シーズンは批判を受けることもあったが、自分が考慮しているのはプレシーズンからのパフォーマンスだ。ロッカールームでもピッチの上でも、彼はリーダーのひとりだ」

「いつだって勝利を求めているし、そのために必要なことも理解している。彼はそれを体現しているし、今の活躍は嬉しいよ。若いプレーヤーたちには彼の振る舞いから学んでほしいね」

最後に、ランパード監督はホーム初勝利の勢いを今後も継続していきたいと語っている。

「ホームゲームではフラストレーションが溜まる試合が続いていた。パフォーマンスが悪かったわけじゃない。今日は良い結果を手にすることができた。試合を支配できたし、これでプレーヤーもファンも自信になったと思う」

「ここから重要なことは、この結果を(CL)リール戦やサウサンプトン戦に繋げることだ。我々に休む暇はないよ。今シーズンは若く、トランジションに重点を置いたプレーをしている。だからこそ毎日成長を続けることが重要だ」

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