【J1ピックアッププレビュー】肉迫か、突き放すか…覇権争いの天王山! 《鹿島vsFC東京》
2019.09.14 08:10 Sat
14日、明治安田生命J1リーグ第26節、鹿島アントラーズvsFC東京が県立カシマサッカースタジアムで行われる。
今シーズンの覇権争いの行方を左右すると言っても過言ではない一戦。2位の鹿島と首位のFC東京の首位攻防戦は、勝ち点差「4」の中行われる。
◆着実に定位置へ戻った常勝軍団〜鹿島アントラーズ〜
現在の勝ち点は48。開幕戦で昇格組の大分トリニータに敗れるという波乱の幕開けとなったが、シーズンが進むごとに持ち前の勝負強さを見せつけ、気がつけば2位に位置。FC東京に肉迫するポジションまでたどり着いた。
今シーズンはリーグの他にも、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では準々決勝まで駒を進め、YBCルヴァンカップではベスト4入りが決定。天皇杯でもベスト16に残っており、4冠の可能性が唯一あるチームと言っていい。
そんな中でも、至上命令とも言えるのがリーグタイトル。一昨シーズンは最終節でそのタイトルを逃しており、昨季もACLこそ初制覇したがリーグは満足いかない結果に終わっていた。
着実に勝ち点を積み上げる現在の鹿島は、安定感が抜群。残り9試合で一気に頂点に上り詰めるためにも、この一戦は落とすわけにはいかない。
◆死のロードで迎える大一番〜FC東京〜
対するFC東京は、ラグビー・ワールドカップの影響もありホームスタジアムの味の素スタジアムが使えない状況。タイトル争いに向けた大事な時期に、アウェイ8連戦という厳しい状況に立たされている。
しかし、アウェイ連戦の2試合は1勝1分け。まずまずの滑り出しとなったなか、インターナショナルマッチウィークの中断期間を経てリーグ戦が再開。ただ、中断期間中に行われたYBCルヴァンカップではガンバ大阪と対戦し敗退が決定。リーグタイトルに力を注ぐ状況は整っている。
リーグ2番目の失点の少なさを誇る堅守は健在。アウェイゲーム、さらには勝ち点差「4」で追いかけてくる鹿島との一戦は、勝利を目指しながらも、着実に勝ち点を取りに行く可能性はある。
代表活動で2試合を経験したMF橋本拳人、パラグアイ代表戦では後半から出場したFW永井謙佑のコンディションも気になるところだが、雌雄を決する大事な試合へのテンションは高いはずだ。
優勝争いのライバルとの直接対決をどの様に戦うのか。長谷川健太監督が用意するプランにも注目だ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-1-1]
GK:クォン・スンテ
DF:小泉慶、ブエノ、犬飼智也、小池裕太
MF:セルジーニョ、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵
FW:伊藤翔、土居聖真
監督:大岩剛
出場停止:なし
鹿島は[4-4-2]とも言える[4-4-1-1]のシステムを採用。万全の体制で大一番を迎えることになるだろう。セルジーニョを右サイドに配置することで、より攻撃の厚みを増すことに成功している鹿島は、引き続きその並びに。土居聖真をシャドーに、伊藤翔をトップに置いて、現状のベストメンバーで首位を迎え撃つ。
◆FC東京[4-4-2]
GK:林彰洋
DF:室屋成、渡辺剛、森重真人、オ・ジェソク
MF:大森晃太郎、橋本拳人、高萩洋次郎、東慶悟
FW:ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑
監督:長谷川健太
出場停止:なし
対するFC東京は、前節と同じ11名を起用すると予想。中断期間中のカップ戦敗退により、J1のタイトルへの想いは一層強くなったはずだ。代表帰りの橋本拳人、永井謙佑ともに先発すると予想。代表での経験をチームに持ち帰り、優勝への力添えができるかに注目だ。
【注目選手】
◆MF土居聖真(鹿島アントラーズ)
鹿島の注目選手は、シャドーの位置に入るMF土居聖真だ。鹿島の攻撃のタクトを振るのは土居。前線の潤滑油として機能したかと思えば、チャンスと見れば自らゴールを奪い切る力もある。ホームで首位を叩き、一気に勢いに乗って逆転となるか。大一番でも普段通りの力を発揮してくれるだろう。
◆FW永井謙佑(FC東京)
一方のFC東京の注目選手は、代表帰りの快速ストライカーFW永井謙佑だ。パラグアイ戦では後半途中から、ミャンマー戦は不出場となった。アウェイへの移動疲れは多少あるだろうが、試合出場はしていないため、不完全燃焼の想いをこの大一番にぶつけるだろう。
◆勝利への執念は
同じシステム、同じスタイル、同じ強みを持った首位攻防戦。追いかける鹿島のホームゲームでもあり、インテンシティの高いゲームになるだろう。
互いにショートカウンターを得意とし、フィニッシャーも居る。サイドアタッカーのゲームメイクもある状況と考えると、激しくも好ゲームになるイメージが湧いてくる。
ハイレベルの選手同士の対戦となれば、最後に勝敗を分けるのは「メンタル」だろう。勝利へどちらの気持ちが強いのか。追いかける鹿島か、追われるFC東京か。
前回対戦はFC東京がホームで3-1と快勝して居る。鹿島としては、ここで見返して肉迫したいところだろう。覇権争いの“シックスポインター”は、14日の19時00分にキックオフを迎える。
今シーズンの覇権争いの行方を左右すると言っても過言ではない一戦。2位の鹿島と首位のFC東京の首位攻防戦は、勝ち点差「4」の中行われる。
◆着実に定位置へ戻った常勝軍団〜鹿島アントラーズ〜
現在の勝ち点は48。開幕戦で昇格組の大分トリニータに敗れるという波乱の幕開けとなったが、シーズンが進むごとに持ち前の勝負強さを見せつけ、気がつけば2位に位置。FC東京に肉迫するポジションまでたどり着いた。
今シーズンはリーグの他にも、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では準々決勝まで駒を進め、YBCルヴァンカップではベスト4入りが決定。天皇杯でもベスト16に残っており、4冠の可能性が唯一あるチームと言っていい。
そんな中でも、至上命令とも言えるのがリーグタイトル。一昨シーズンは最終節でそのタイトルを逃しており、昨季もACLこそ初制覇したがリーグは満足いかない結果に終わっていた。
着実に勝ち点を積み上げる現在の鹿島は、安定感が抜群。残り9試合で一気に頂点に上り詰めるためにも、この一戦は落とすわけにはいかない。
◆死のロードで迎える大一番〜FC東京〜
対するFC東京は、ラグビー・ワールドカップの影響もありホームスタジアムの味の素スタジアムが使えない状況。タイトル争いに向けた大事な時期に、アウェイ8連戦という厳しい状況に立たされている。
しかし、アウェイ連戦の2試合は1勝1分け。まずまずの滑り出しとなったなか、インターナショナルマッチウィークの中断期間を経てリーグ戦が再開。ただ、中断期間中に行われたYBCルヴァンカップではガンバ大阪と対戦し敗退が決定。リーグタイトルに力を注ぐ状況は整っている。
リーグ2番目の失点の少なさを誇る堅守は健在。アウェイゲーム、さらには勝ち点差「4」で追いかけてくる鹿島との一戦は、勝利を目指しながらも、着実に勝ち点を取りに行く可能性はある。
代表活動で2試合を経験したMF橋本拳人、パラグアイ代表戦では後半から出場したFW永井謙佑のコンディションも気になるところだが、雌雄を決する大事な試合へのテンションは高いはずだ。
優勝争いのライバルとの直接対決をどの様に戦うのか。長谷川健太監督が用意するプランにも注目だ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-1-1]
©️CWS Brains, LTD.
GK:クォン・スンテ
DF:小泉慶、ブエノ、犬飼智也、小池裕太
MF:セルジーニョ、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵
FW:伊藤翔、土居聖真
監督:大岩剛
出場停止:なし
鹿島は[4-4-2]とも言える[4-4-1-1]のシステムを採用。万全の体制で大一番を迎えることになるだろう。セルジーニョを右サイドに配置することで、より攻撃の厚みを増すことに成功している鹿島は、引き続きその並びに。土居聖真をシャドーに、伊藤翔をトップに置いて、現状のベストメンバーで首位を迎え撃つ。
◆FC東京[4-4-2]
©️CWS Brains, LTD.
GK:林彰洋
DF:室屋成、渡辺剛、森重真人、オ・ジェソク
MF:大森晃太郎、橋本拳人、高萩洋次郎、東慶悟
FW:ディエゴ・オリヴェイラ、永井謙佑
監督:長谷川健太
出場停止:なし
対するFC東京は、前節と同じ11名を起用すると予想。中断期間中のカップ戦敗退により、J1のタイトルへの想いは一層強くなったはずだ。代表帰りの橋本拳人、永井謙佑ともに先発すると予想。代表での経験をチームに持ち帰り、優勝への力添えができるかに注目だ。
【注目選手】
◆MF土居聖真(鹿島アントラーズ)
©︎J.LEAGUE
鹿島の注目選手は、シャドーの位置に入るMF土居聖真だ。鹿島の攻撃のタクトを振るのは土居。前線の潤滑油として機能したかと思えば、チャンスと見れば自らゴールを奪い切る力もある。ホームで首位を叩き、一気に勢いに乗って逆転となるか。大一番でも普段通りの力を発揮してくれるだろう。
◆FW永井謙佑(FC東京)
©︎J.LEAGUE
一方のFC東京の注目選手は、代表帰りの快速ストライカーFW永井謙佑だ。パラグアイ戦では後半途中から、ミャンマー戦は不出場となった。アウェイへの移動疲れは多少あるだろうが、試合出場はしていないため、不完全燃焼の想いをこの大一番にぶつけるだろう。
◆勝利への執念は
同じシステム、同じスタイル、同じ強みを持った首位攻防戦。追いかける鹿島のホームゲームでもあり、インテンシティの高いゲームになるだろう。
互いにショートカウンターを得意とし、フィニッシャーも居る。サイドアタッカーのゲームメイクもある状況と考えると、激しくも好ゲームになるイメージが湧いてくる。
ハイレベルの選手同士の対戦となれば、最後に勝敗を分けるのは「メンタル」だろう。勝利へどちらの気持ちが強いのか。追いかける鹿島か、追われるFC東京か。
前回対戦はFC東京がホームで3-1と快勝して居る。鹿島としては、ここで見返して肉迫したいところだろう。覇権争いの“シックスポインター”は、14日の19時00分にキックオフを迎える。
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