【試合前日会見】3バック継続、久保建英メンバー入りで第2戦…日本代表指揮官がコメント《キリンチャレンジカップ2019》

2019.06.08 18:00 Sat
©超ワールドサッカー
日本代表(FIFAランキング26位)が8日、翌9日に行われるキリンチャレンジカップ2019のエルサルバドル代表(同71位)戦に先駆け、当日の会場となるひとめぼれスタジアム宮城で公式会見を行った。

5日のトリニダード・トバゴ代表戦で就任後初の3バックを用いたが、ゴールレスドローに終わった森保ジャパン。エルサルバドル戦前日会見に出席した森保監督は、今シリーズ最終戦での3バック継続や、トリニダード・トバゴ戦からのメンバー変更、MF香川真司(ベシクタシュ/トルコ)の欠場、そして、MF久保建英(FC東京)のメンバー入りを口にした。
森保一監督(日本代表)
「明日のエルサルバドル戦は我々にとって、貴重な代表の強化になりますので、色々なことにチャレンジしつつ、個の成長とチームの成長ができるように、チーム一丸となって戦って参りたいと思います。そして、ひとめぼれスタジアムに足を運んでくださるサポーターのみなさんや、テレビを通して我々を応援してくださるみなさんに少しでも喜んでもらうために勝ちたいです」

「また、宮城県をはじめとする東北のみなさんのなかに、東日本大震災で日常生活を奪われた方や、心の傷をおわれた方がたくさんいると思います。今もなお苦しんでいる方もいらっしゃると思いますので、そういう方々の励ましになるような試合をしたいですし、復興に尽力されている方々にもエールになるような試合にしていきたいです」

──明日の先発について。3バック継続の有無について
「メンバーは第1戦から入れ替えて臨みたいです。戦いについても3バックでスタートしたいと思っています」
──3バックの修正点。W予選に向けて目指す完成度
「第1戦の内容は昨日のチームミーティングで振り返って、次の試合に修正するよう選手に伝えました。私がA代表の監督になって初の3バックだったが、選手たちは準備期間が少ないなかでイメージを共有してくれて、トレーニングでやったことを互いにコミュニケーションを取り合って試合のなかで修正しながら、確認しながらやってくれました」

「結果的に勝てませんでしたが、試合のなかで徐々に内容が良くなっていった点はポジティブだと選手に伝えました。具体的な修正点というか、大まかな形は選手たちがピッチ内で共有してくれたと思いますので、そこをより攻守すべてにおいてポジショニング等のクオリティをさらに上げていけるように、チームとして第1戦より良くなったと振り返れるようにしていければ」

「W杯予選に向けてどの程度、完成度を高められるかわからないが、チームとしてのオプションとして選手が感覚的にいつでも使えるように覚えてもらえたら良いと思っています。システムでサッカーをするわけではないが、W杯予選など色々な戦いのなかで臨機応変に状況に合わせて変化をつけていければ良いかなと」

──7日のトレーニングで別メニューだった香川真司の出場可否について。コパ・アメリカ組の出場は
「香川に関して、明日の試合でプレーすることはできないと思います。彼は育成年代を仙台で過ごしていて、サッカー選手として多くのものを学んで生活してきたので、プレーしたかったとは思うが、残念ながらケガでプレーできない状態です」

「コパ・アメリカを睨んでの選手起用に関してだが、キリンチャレンジカップはキリンチャレンジカップでしっかりと次の試合に繋げるものにしたいと思っています。コパ・アメリカ参戦のために、ここで慣らすということは戦術的に考えていません。ただ、コンディション的な部分で休ませたりすることはしてきています」

──エルサルバドルの印象は。思い描く戦い方とは。第一戦ベンチ外の選手について
「エルサルバドルは個々にテクニックがあり、身体の強さがあると思っています。チームとしても国内でプレーしている選手が多く、互いの特長を生かしながら組織的に戦ってくると考えています。分析したなかで、形もトリニダード・トバゴ戦のようなシステムを用いてくるのかなと」

「彼らが日本の分析をどういうふうに対処してくるのかわからないが、我々は直近の試合と同じような準備をして、そこでどうやって相手の攻撃から守るか、相手の守備をどう崩していくか。しかしながら、相手がどういう準備をしてくるのかわからないので、いつもどおり、違った戦いをしてきたとき、違った流れになったとき、柔軟に臨機応変に対応できるようにしておきたいです」

「選手のコンディションについてだが、前回のキリンチャレンジカップで4名の選手がメンバー外になったように、今回もそういう選手が出てきます。このキリンチャレンジカップが終わったら、そのままブラジルに向かうことになっているので、コンディションを落とすことなく、良い状態を少しでも保てるようにやっていきたいです」

──具体的に3バックと4バックの原理原則とは
「大まかに言うと、4バックでも、3バックでも、攻守に全員が関わっていくという部分は変わりません。攻撃でいえば、GKから関わっていく。守備だと、前線の選手から関わっていく。前回のトリニダード・トバゴ戦を見ていただければわかるとおり、3バックの選手が守備だけをしているわけではなく、ボールを持ち運んで攻撃に繋げるプレーもしていました。ボールを持てば、ラインを上げて、前線との距離感を良くしたりする部分は、3バックでも、4バックでも変わりません」

──久保建英の出場可否は
「デビューの可能性はあります。メンバーに確実に入ると思います。その後のことに関しては流れを見て決めたいですが、これまでの練習を見た限り、調子も間違いなく良く、このグループに入っても間違いなく力を発揮できます。何が起こるかわかりませんが、プレーする機会もあると思います」
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