アトレティコ、ガビの退団セレモニーにF・トーレス登場!6万人以上の観客が狂喜乱舞に
2018.12.24 00:30 Mon
22日のリーガ・エスパニョーラ第17節、ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー対エスパニョール(1−0)終了後、今夏にアトレティコを離れた現アル・サッドMFガビの退団セレモニーが行われた。現サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスも登場して、観客は大きな盛り上がりを見せている。
アトレティコの下部組織出身で、昨季まで6シーズンにわたってトップチームのキャプテンマークを巻いたガビは、今夏にアル・サッドへ移籍。突然の移籍だったためにファンに別れを告げる時間がなかったが、アトレティコの年内最終戦でようやく退団セレモニーが実現した。
この退団セレモニーには、アトレティコの歴代キャプテンが集結したが、最後に名を呼ばれてピッチ上に姿を表したのは、ガビ同様に一時帰国中のF・トーレスだった。アトレティコの絶対的アイドルは、司会の「言葉は必要ないでしょう。アトレティコの下部組織出身、キャプテン、私たち全員の象徴……、F・トーレスを迎え入れましょう!」との紹介でピッチに登場。6万人の観客は大喝采を浴びせるほか、「フェルナンド・トーレス! ロロロロローロ!」というおなじみのチャントを歌うなど、狂喜乱舞だった。
ガビに近づいて抱擁を交わしたF・トーレスは、マイクを持って旧友についてコメント。アトレティコで戦力に数えられずサラゴサに移籍し、そこで結果を出して出戻ったガビこそが、下部組織の模範であるとの考えを述べた。
「アトレティコのユニフォームを着たいと願っているすべての子供たちが、ガビに続くことを願っている。彼はこのクラブを一度去らなければならなかったが、それでもあきらめることなく、帰ってくるために闘ったんだ」
「ガビは僕たちが現在過ごしている日々の礎となった。いつもチームメートの相談に乗っていたし、会見で口にする言葉も正確で、道を外れた仲間を引き戻す術を知っていた。ガビ、ここに君の家があるんだ。みんながそのことを分かっている。新たな日々を楽しんで。でも、早く帰ってくるんだよ」
その一方で、退団セレモニーの始まりに流れた映像で、「僕は選手になりたかったんじゃない。アトレティコの選手になりたかったんだ」とのコメントが流されたガビは、アトレティコというクラブの偉大さを強調。そして二度にわたって決勝に到達しながらも、ついには勝ち取れなかったチャンピオンズリーグを、現チームが獲得することを願った。
「僕たちはいつも勝てていたわけではないけれど、人生に通じるものを感じさせられたと思う。だからこそ、僕は誇り高いんだ。良いときだって、悪いときだってあった。でも僕は、アトレティコが自分たちを一つにできることを学んだ。それは一つの生き方にほかならない」
「僕自身がチャンピオンズを勝ち取る必要はない。僕たちがつくり上げ、あなたたちが今、目にしているこの働き者のグループが勝たなければならない。決して頭を下げないでほしい。だって、僕たちは夢を叶えるんだから。少ししたら、すべてを与えてくれたこのクラブの助けとなるために戻ってくるよ」
F・トーレスのサプライズのような登場は、爆発的な歓喜を生み出したが、この退団セレモニーの主役はもちろんガビだった。スタンドでは「彼のことをガビと呼んでくれるな、アトレティコと呼んでくれ」という横断幕も掲げられている。
提供:goal.com
アトレティコの下部組織出身で、昨季まで6シーズンにわたってトップチームのキャプテンマークを巻いたガビは、今夏にアル・サッドへ移籍。突然の移籍だったためにファンに別れを告げる時間がなかったが、アトレティコの年内最終戦でようやく退団セレモニーが実現した。
この退団セレモニーには、アトレティコの歴代キャプテンが集結したが、最後に名を呼ばれてピッチ上に姿を表したのは、ガビ同様に一時帰国中のF・トーレスだった。アトレティコの絶対的アイドルは、司会の「言葉は必要ないでしょう。アトレティコの下部組織出身、キャプテン、私たち全員の象徴……、F・トーレスを迎え入れましょう!」との紹介でピッチに登場。6万人の観客は大喝采を浴びせるほか、「フェルナンド・トーレス! ロロロロローロ!」というおなじみのチャントを歌うなど、狂喜乱舞だった。
ガビに近づいて抱擁を交わしたF・トーレスは、マイクを持って旧友についてコメント。アトレティコで戦力に数えられずサラゴサに移籍し、そこで結果を出して出戻ったガビこそが、下部組織の模範であるとの考えを述べた。
「アトレティコのユニフォームを着たいと願っているすべての子供たちが、ガビに続くことを願っている。彼はこのクラブを一度去らなければならなかったが、それでもあきらめることなく、帰ってくるために闘ったんだ」
「ガビは僕たちが現在過ごしている日々の礎となった。いつもチームメートの相談に乗っていたし、会見で口にする言葉も正確で、道を外れた仲間を引き戻す術を知っていた。ガビ、ここに君の家があるんだ。みんながそのことを分かっている。新たな日々を楽しんで。でも、早く帰ってくるんだよ」
その一方で、退団セレモニーの始まりに流れた映像で、「僕は選手になりたかったんじゃない。アトレティコの選手になりたかったんだ」とのコメントが流されたガビは、アトレティコというクラブの偉大さを強調。そして二度にわたって決勝に到達しながらも、ついには勝ち取れなかったチャンピオンズリーグを、現チームが獲得することを願った。
「僕たちはいつも勝てていたわけではないけれど、人生に通じるものを感じさせられたと思う。だからこそ、僕は誇り高いんだ。良いときだって、悪いときだってあった。でも僕は、アトレティコが自分たちを一つにできることを学んだ。それは一つの生き方にほかならない」
「僕自身がチャンピオンズを勝ち取る必要はない。僕たちがつくり上げ、あなたたちが今、目にしているこの働き者のグループが勝たなければならない。決して頭を下げないでほしい。だって、僕たちは夢を叶えるんだから。少ししたら、すべてを与えてくれたこのクラブの助けとなるために戻ってくるよ」
F・トーレスのサプライズのような登場は、爆発的な歓喜を生み出したが、この退団セレモニーの主役はもちろんガビだった。スタンドでは「彼のことをガビと呼んでくれるな、アトレティコと呼んでくれ」という横断幕も掲げられている。
提供:goal.com
PR
|
関連ニュース