グエンドウジのアーセナル行きに貢献した元神童FW、「初めて会った時特別なものを感じた」

2018.09.11 02:01 Tue
Getty Images
▽プレミアデビューシーズンで大きなインパクトを残すU-20フランス代表MFマッテオ・グエンドウジのアーセナル行きに貢献した元神童FWが自身の果たした役割に関して振り返った。イギリス『ロンドン・イブニング・スタンダード』が伝えている。
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▽今夏、リーグ・ドゥ(フランス2部)のロリアンからアーセナルに加入した19歳のグエンドウジは、プレシーズンの好アピールを経てウナイ・エメリ監督の信頼を獲得すると、ここまでのプレミアリーグ全試合に出場。そして、豊富な運動量と球際の強さ、正確且つ挑戦的な縦パスを武器に印象的なパフォーマンスを披露し、クラブが選ぶ8月のクラブ月間最優秀選手賞まで獲得した。
▽そして、多くのクラブが獲得に動いていた中、アーセナル行きを決めたグエンドウジの移籍は、同選手のロリアンの元同僚でアーセナルOBであるフランス人FWジェレミー・アリアディエールの後押しが大きかったようだ。

▽クレールフォンテーヌ出身で10代の頃に“神童”と評されたアリアディエールは、飛躍が期待されたアーセナルでは思うような活躍ができなかったものの、古巣の優れた育成環境とクラブ愛によってグエンドウジのノースロンドン行きを強く推したようだ。8日に行われたアーセナルvsレアル・マドリーのチャリティーマッチに参加した元神童FWは以下のようなコメントを残している。

「初めて彼に会ったとき、彼に特別なものを感じたよ。そして、彼に対して多くのクラブが関心を示していることも知っていた」
「その時、僕は彼の成長のためにアーセナルが間違いなく最適な場所だと伝えたんだ。より大きなクラブに行くこともできたと思うけど、そういったクラブではなかなかチャンスを得ることができない。だけど、アーセナルは常に若手にチャンスを与えてくれる。だから、彼にとって最適な場所だと思ったんだ」

▽その一方で、アリアディエールはグエンドウジの才能に疑いはないものの、ここまで早い段階でチャンスを得るとは思っていなかったという。

「正直なところ、驚いているよ。彼がアーセナルに加入するのを見届けたけど、ここまで早い段階でスタメンを獲得するとは思っていなかった。個人的に適応には少し時間がかかると思っていたけど、彼はとても自信を持っていたようだね」

「ロリアンで一緒にプレーしていたときから彼には素晴らしい才能があった。それと同時に自分自身に対してとても自信を持っていたんだ」

▽選手としては目に見える形で貢献できなかったアリアディエールだが、今後グエンドウジが順調に成長してアーセナルの絶対的主力になったあかつきにはクラブやサポーターから大いに感謝されることになるはずだ。

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