「ワード=プラウズはキックだけで飯を食える類の選手」下田恒幸MCにプレミア期待の若手と今夏移籍のベスト&ワースト補強を聞く《Foot!×超WSコラボ企画》
2016.11.23 20:00 Wed
▽今週の月曜から金曜にわたってお届けする『Foot!』×『超ワールドサッカー』コラボ企画。3日目となる本日は、『Foot! WEDNESDAY』のMCを務める下田恒幸氏のインタビュー。1994年以降に生まれた若手プレミアリーガーで注目している選手と、プレミアリーグ第11節を終えた段階での今夏移籍のベスト&ワースト補強選手をうかがった。(※インタビューは11月9日に実施。成績は第11節終了時点)
「デウロフェウですかね。ムラは結構ありますが、ツボにハマった時の破壊力というのは凄く期待感があります」
──2015年にバルセロナから完全移籍し、たまに見せていた輝きの頻度が徐々に増えているイメージです
「〝多少〟ですけどね(笑)。まだまだ足りないですよ。ただ、スゴそうというのは見せるようになってきたかなと思います」
──他にも気になる選手はいらっしゃいますか?
「ワード=プラウズですね。キックがやっぱり上手いです。浦和の李忠成選手と仕事をした時に聞いたら『ベッカム級ですよ』と言ってました。(当時から既に違いをみせていたのでしょうか?)。だと思います。『あのキックはヤバいっす』って言ってましたから。まぁ、ベッカムまでとはいかないですが、キックだけで飯を食える類の選手だと思います」
「あと、みんなが驚いたのはバイリーですかね。強くて速い。解説者の方が見ると突っ込みどころは多々あるみたいですが、ナポリのクリバリの様に、多少雑でもスピードとパワーでぼかせてしまう選手は、それはそれで良いのかなと。ただ、バイリーはそういった要素もありつつ、ビジャレアルでやっていたこともあって繋げます。若いですし良いですね」
「そうですね。(ユナイテッドは)彼のお陰で助かっている試合が何試合もある気がします」
──今夏に移籍した選手という点では、ここまで良いパフォーマンスを見せていると感じる選手はいらっしゃいますか
「ギュンドアンですね。彼はペップのサッカーにピッタンコですね。ギュンドアン、デ・ブライネ、そしてシルバを併用した時の面白さは魅力的です。あとシティに足りないのは自分でなんとかしてしまうウインガーですね。ギュンドアンとは関係ない話ですが、戸田くん(戸田和幸さん)が、『アグエロは素晴らしいけど、ペップはサンチェスが一番欲しいんじゃないですかね』と指摘してまして、受け売りですが僕もその意見に賛同します」
──ギュンドアンがハマったのはやっぱりという感じでしょうか
「もう少し苦労するかなと思っていましたけど、予想以上に早く適合したなと思います」
──他にも気になる選手がいらっしゃいますか?
「マティプですかね。プレミアのスピード感はどうかなと思っていましたが、全然問題ないですし、ポテンシャルが高いです」
「あと、移籍という点では、ジョー・アレンじゃないですかね。ユーロ2016でも良かったので、(リバプールが)出さないんじゃないかなと思っていましたが、サイズやフィジカルを含めで強度不足と考えて放出したんですかね?でも移籍して正解でしたね」
──最近はリバプールでは燻っていた感もありましたね
「燻ってましたよね。ただ、昨シーズン終盤、ケガ人が出た影響で出番を得た時は、とても良い仕事をしていたので印象は良かったんですよ」
「移籍成功組と考えれば、シャドリもですね。WBAは放送された試合しか見ていませんが、彼はチームの中で相当存在感がありますね。(スパーズだと難しかったですかね?) どこのポジションで使っても80点そこそこの選手ですからね。WBAだと彼の所でボールが収まりますし、効いている気がします」
「あと、バーンリーにデフールが来たのは驚きました。働けて上手いです。プレミアリーグが裕福であることを象徴する移籍だったかなと思います。他の国の有力クラブに行ってもおかしくない選手だと思います」
「それと、先日、実況を担当したので、その準備で何試合かミドルズブラ戦を観て感じたのは、バルデスの存在感ですね。ミドルズブラはバルデスのお陰で残留すると言っても良いぐらい、バルデスは凄かった。反応の速さと、反応した後のもう一回ポジションを取り直して構える速さ。これを一生懸命というよりは、ひょうひょうとやってのけてしまうのがね」
「あ、成功だとワニャマもね。エリック・ダイアーが出番を失うぐらい、ワニャマは相当効いているのかなと思います」
──1人でボールを奪いきれてしまうところは大きいですね
「ワンアンカーで1人で横幅全てカバーしてくれちゃうのでね。意外と繋ぎも上手いです」
──逆に、まだ力を出せていないと感じる選手はいらっしゃいますか
「ポグバですかね。使い方が難しいですよね。[4-4-2]の真ん中で使うとゴールから遠いですし、トップ下で使うと組み合わせの問題が出てきます。[3-3-2-2]の2トップの後ろが一番合っていたんだと思います。そこには、テベス、モラタ、ディバラといった1.5列目でも仕事ができる選手が居た上で、2.5列目と1.5列目の間だけど2列目でもないという立ち位置のポグバは相当凄かったです」
「それも含めて、モウリーニョは少し引き出しが少ないんじゃないかなとも思います。方法論が意外とないのかなと…。期待ハズレまでは行かないですが、ポグバは生かされていないですね」
「あとはザネ。〝全然〟ですね(笑)。シャルケの時の躍動感を考えると、まだまだに見えます」
──ペップのサッカーにはハマりそうでしょうか?
「どうですかね(笑)。(想像していたのとは違った感じがしているような?)同感です。だから、コマンの話が出たんだと思います。単独でも抜いてくれるとか、ロッベンぐらい横から入ってシュートに絡むとか、どちらかが凄ければいいのですが、どちらもイマイチですもんね」
「ただザネは若いのでまだ決めつけるのは早いでしょう。今季、ペップによって、イヘアナチョの動きが明らかに変わったと思うんですね。彼は、ペジェグリーニ時代は何となく感覚でやっていた印象でしたが、ペップとやるようになってボールをもらう時のマークからの逃げ方とか、受けてから前に出ていくタイミングとかが大きく変わりました。こんな動きする選手だったっけというくらい。そういった意味では、ザネもペップとやっていく中で変わっていく可能性は十分あります。現状は〝さっぱり〟ですけど」
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──今シーズン注目すると面白い若手選手や気になる選手をお聞かせください「デウロフェウですかね。ムラは結構ありますが、ツボにハマった時の破壊力というのは凄く期待感があります」
「〝多少〟ですけどね(笑)。まだまだ足りないですよ。ただ、スゴそうというのは見せるようになってきたかなと思います」
──他にも気になる選手はいらっしゃいますか?
「ワード=プラウズですね。キックがやっぱり上手いです。浦和の李忠成選手と仕事をした時に聞いたら『ベッカム級ですよ』と言ってました。(当時から既に違いをみせていたのでしょうか?)。だと思います。『あのキックはヤバいっす』って言ってましたから。まぁ、ベッカムまでとはいかないですが、キックだけで飯を食える類の選手だと思います」
「あと、みんなが驚いたのはバイリーですかね。強くて速い。解説者の方が見ると突っ込みどころは多々あるみたいですが、ナポリのクリバリの様に、多少雑でもスピードとパワーでぼかせてしまう選手は、それはそれで良いのかなと。ただ、バイリーはそういった要素もありつつ、ビジャレアルでやっていたこともあって繋げます。若いですし良いですね」
──アフリカの選手ですが、頭も良くて戦術理解度も高いイメージです
「そうですね。(ユナイテッドは)彼のお陰で助かっている試合が何試合もある気がします」
──今夏に移籍した選手という点では、ここまで良いパフォーマンスを見せていると感じる選手はいらっしゃいますか
「ギュンドアンですね。彼はペップのサッカーにピッタンコですね。ギュンドアン、デ・ブライネ、そしてシルバを併用した時の面白さは魅力的です。あとシティに足りないのは自分でなんとかしてしまうウインガーですね。ギュンドアンとは関係ない話ですが、戸田くん(戸田和幸さん)が、『アグエロは素晴らしいけど、ペップはサンチェスが一番欲しいんじゃないですかね』と指摘してまして、受け売りですが僕もその意見に賛同します」
──ギュンドアンがハマったのはやっぱりという感じでしょうか
「もう少し苦労するかなと思っていましたけど、予想以上に早く適合したなと思います」
──他にも気になる選手がいらっしゃいますか?
「マティプですかね。プレミアのスピード感はどうかなと思っていましたが、全然問題ないですし、ポテンシャルが高いです」
「あと、移籍という点では、ジョー・アレンじゃないですかね。ユーロ2016でも良かったので、(リバプールが)出さないんじゃないかなと思っていましたが、サイズやフィジカルを含めで強度不足と考えて放出したんですかね?でも移籍して正解でしたね」
──最近はリバプールでは燻っていた感もありましたね
「燻ってましたよね。ただ、昨シーズン終盤、ケガ人が出た影響で出番を得た時は、とても良い仕事をしていたので印象は良かったんですよ」
「移籍成功組と考えれば、シャドリもですね。WBAは放送された試合しか見ていませんが、彼はチームの中で相当存在感がありますね。(スパーズだと難しかったですかね?) どこのポジションで使っても80点そこそこの選手ですからね。WBAだと彼の所でボールが収まりますし、効いている気がします」
「あと、バーンリーにデフールが来たのは驚きました。働けて上手いです。プレミアリーグが裕福であることを象徴する移籍だったかなと思います。他の国の有力クラブに行ってもおかしくない選手だと思います」
「それと、先日、実況を担当したので、その準備で何試合かミドルズブラ戦を観て感じたのは、バルデスの存在感ですね。ミドルズブラはバルデスのお陰で残留すると言っても良いぐらい、バルデスは凄かった。反応の速さと、反応した後のもう一回ポジションを取り直して構える速さ。これを一生懸命というよりは、ひょうひょうとやってのけてしまうのがね」
「あ、成功だとワニャマもね。エリック・ダイアーが出番を失うぐらい、ワニャマは相当効いているのかなと思います」
──1人でボールを奪いきれてしまうところは大きいですね
「ワンアンカーで1人で横幅全てカバーしてくれちゃうのでね。意外と繋ぎも上手いです」
──逆に、まだ力を出せていないと感じる選手はいらっしゃいますか
「ポグバですかね。使い方が難しいですよね。[4-4-2]の真ん中で使うとゴールから遠いですし、トップ下で使うと組み合わせの問題が出てきます。[3-3-2-2]の2トップの後ろが一番合っていたんだと思います。そこには、テベス、モラタ、ディバラといった1.5列目でも仕事ができる選手が居た上で、2.5列目と1.5列目の間だけど2列目でもないという立ち位置のポグバは相当凄かったです」
「それも含めて、モウリーニョは少し引き出しが少ないんじゃないかなとも思います。方法論が意外とないのかなと…。期待ハズレまでは行かないですが、ポグバは生かされていないですね」
「あとはザネ。〝全然〟ですね(笑)。シャルケの時の躍動感を考えると、まだまだに見えます」
──ペップのサッカーにはハマりそうでしょうか?
「どうですかね(笑)。(想像していたのとは違った感じがしているような?)同感です。だから、コマンの話が出たんだと思います。単独でも抜いてくれるとか、ロッベンぐらい横から入ってシュートに絡むとか、どちらかが凄ければいいのですが、どちらもイマイチですもんね」
「ただザネは若いのでまだ決めつけるのは早いでしょう。今季、ペップによって、イヘアナチョの動きが明らかに変わったと思うんですね。彼は、ペジェグリーニ時代は何となく感覚でやっていた印象でしたが、ペップとやるようになってボールをもらう時のマークからの逃げ方とか、受けてから前に出ていくタイミングとかが大きく変わりました。こんな動きする選手だったっけというくらい。そういった意味では、ザネもペップとやっていく中で変わっていく可能性は十分あります。現状は〝さっぱり〟ですけど」
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