「ムスタフィ加入は大きい。スパーズのヤンセンは外れ感が…(笑)」野村明弘MCにプレミア期待の若手と今夏のベスト&ワースト補強を聞く《Foot!×超WS》
2016.11.22 20:00 Tue
▽国内唯一のデイリーサッカーニュースであるJ SPORTSの人気番組『Foot!』。超ワールドサッカーでは、今週の月曜から金曜にわたってFoot!×超WSコラボ企画を実施。2日目となる今回は、『Foot! TUESDAY』のMCを務める野村明弘氏のインタビューをお届けする。
▽野村氏は、注目の若手にコートジボワール代表DFエリック・バイリー(22)とイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(19)というマンチェスター・ユナイテッドの2選手をチョイス。両者のポテンシャルを絶賛している。また、ここまでのプレミアリーグにおける今夏のベスト移籍には、アーセナルのドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィ。ワースト移籍には、トッテナムのオランダ代表FWフィンチェント・ヤンセンを選んだ。(※インタビューは11月8日に実施。成績は第11節終了時点)
──1994年以降に生まれた若手プレミアリーガーで注目している選手を教えてください
「エリック・バイリーですね。ユナイテッドに行ったのが、ちょっと残念(笑)。もう少しスモーリングが安定したら結構、強烈なコンビになったと思います。バイリーは伸び代も大きいし、何でもできることに加えて身体能力も高い。凄く伸びると思います」
「センターバックの選手は、今どこのクラブも欲しいですよね。見ていった中で考えるとストーンズよりも伸びしろ、アフリカの選手ですけど戦術理解度あたりも高いと感じます。そういう意味では、そのあたりをもっと落とし込めることができれば、凄い選手になるのかなと感じます。モウリーニョで考えれば、チェルシー時代のようにテリーと共に起用する形であればともっと伸びると思いますが、今のユナイテッドだとどうか。少しユナイテッドに行ったのが残念ですね」
「何でもできるので今はウイングを中心に便利屋のような起用法になっていますが、イブラヒモビッチも何年もできるわけではないので、ラッシュフォードを中心に据えながら起用していけば、かなり凄い選手になるのではないかと感じます。今はまだ、どの部分が1番伸びるのか分からないですね。5年後、どのポジションで成長しているのか」
「例えばアンリはユーベ時代にウイングで起用をされて、アーセナルに来てからストライカーとして開花していきましたけど、ラッシュフォードは最終的にどのような形で完成するのかというのを見ていくのは楽しみですね」
──今夏の移籍市場におけるベスト選手を教えてください
「ムスタフィです。アーセナルにとって最もプラスだったのは、彼が加入したことによって最終ラインに安定感が出たことですね。コシエルニーはメルテザッカーとコンビだと自分でカバーしなければとか色んなことを頭の中で考えなければいけなかったと思うんです。でも、ムスタフィが横でやっていれば安心してプレーできるはず」
「ムスタフィは足下の技術もあるので、ボールを運んだりスペースに出ていって受け手になったりだとか、守備だけではない動きができるんですよね。その中で強さも備えている。オールマイティに、総合力が高い選手」
「アーセナルの今までのセンターバックは偏っていた印象です。メルテザッカーは高さがあるけどスピードはないとか、ガブリエウは言葉ができないから連係がとか、どこかしらマイナス要素があった中で、ムスタフィはないですよね。インターセプト能力もあり、アーセナルにとってムスタフィの加入は大きいです」
──今夏の移籍市場におけるワースト選手を教えてください
「スパーズのヤンセンですね。スパーズはケイン以外の得点源がないと厳しくて、そこが優勝できるかのポイントでもあると思います。ケインが負傷したときにヤンセンが起用されていましたけど、彼は相手を背負うプレーを好むんですよね。今のところプレーの幅があまりないと感じます。スパーズが1トップということを考えると、他のライバルチームと比べると、(ランクが)落ちてしまう」
「エールディビジでゴールを奪っていた選手って、プレミアですごく成功するか失敗するか、どっちかのパターンが多いんですよね。ファン・ニステルローイとかディルク・カイトとかは成功しましたが、マテヤ・ケジュマンなんかはもう(笑)」
「オランダからは賭けみたいなものです。少し外れ感が…(笑)。でも頑張るので、3番手なら良い選手と思います。もう1人スパーズがストライカーを獲れたらヤンセンの価値は上がるかもしれません。ケインとの対抗、2人でやっていくという中で考えるとちょっと…という感じですね」
「ケチャップに例えられて1点取ればとは言われますが、ヤンセンのプレースタイルの感じだと、頑張ってほかの選手にゴールを獲らせる雰囲気はありますが、プレミアで得点を量産するような選手には今のところ見えないですね。スパーズはゴールを奪える選手が必要。その意味ではヤンセンは…。彼自身がダメというよりも、スパーズが獲らなきゃいけなかった選手ではなかったのではないかと思います」
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▽1994年以降に生まれた若手プレミアリーガーで注目している選手と、プレミアリーグ第11節を終えた段階での今夏のベスト&ワースト補強選手を野村氏にうかがった。──1994年以降に生まれた若手プレミアリーガーで注目している選手を教えてください
「エリック・バイリーですね。ユナイテッドに行ったのが、ちょっと残念(笑)。もう少しスモーリングが安定したら結構、強烈なコンビになったと思います。バイリーは伸び代も大きいし、何でもできることに加えて身体能力も高い。凄く伸びると思います」
「センターバックの選手は、今どこのクラブも欲しいですよね。見ていった中で考えるとストーンズよりも伸びしろ、アフリカの選手ですけど戦術理解度あたりも高いと感じます。そういう意味では、そのあたりをもっと落とし込めることができれば、凄い選手になるのかなと感じます。モウリーニョで考えれば、チェルシー時代のようにテリーと共に起用する形であればともっと伸びると思いますが、今のユナイテッドだとどうか。少しユナイテッドに行ったのが残念ですね」
「攻撃的な選手で言えばラッシュフォードにも注目しています。見た目はひょろひょろとしていて凄そうに見えないですけど、何でもできるし、相当サッカー脳が高い。ポテンシャルはマルシャルよりも高いと思います」
「何でもできるので今はウイングを中心に便利屋のような起用法になっていますが、イブラヒモビッチも何年もできるわけではないので、ラッシュフォードを中心に据えながら起用していけば、かなり凄い選手になるのではないかと感じます。今はまだ、どの部分が1番伸びるのか分からないですね。5年後、どのポジションで成長しているのか」
「例えばアンリはユーベ時代にウイングで起用をされて、アーセナルに来てからストライカーとして開花していきましたけど、ラッシュフォードは最終的にどのような形で完成するのかというのを見ていくのは楽しみですね」
──今夏の移籍市場におけるベスト選手を教えてください
「ムスタフィです。アーセナルにとって最もプラスだったのは、彼が加入したことによって最終ラインに安定感が出たことですね。コシエルニーはメルテザッカーとコンビだと自分でカバーしなければとか色んなことを頭の中で考えなければいけなかったと思うんです。でも、ムスタフィが横でやっていれば安心してプレーできるはず」
「ムスタフィは足下の技術もあるので、ボールを運んだりスペースに出ていって受け手になったりだとか、守備だけではない動きができるんですよね。その中で強さも備えている。オールマイティに、総合力が高い選手」
「アーセナルの今までのセンターバックは偏っていた印象です。メルテザッカーは高さがあるけどスピードはないとか、ガブリエウは言葉ができないから連係がとか、どこかしらマイナス要素があった中で、ムスタフィはないですよね。インターセプト能力もあり、アーセナルにとってムスタフィの加入は大きいです」
──今夏の移籍市場におけるワースト選手を教えてください
「スパーズのヤンセンですね。スパーズはケイン以外の得点源がないと厳しくて、そこが優勝できるかのポイントでもあると思います。ケインが負傷したときにヤンセンが起用されていましたけど、彼は相手を背負うプレーを好むんですよね。今のところプレーの幅があまりないと感じます。スパーズが1トップということを考えると、他のライバルチームと比べると、(ランクが)落ちてしまう」
「エールディビジでゴールを奪っていた選手って、プレミアですごく成功するか失敗するか、どっちかのパターンが多いんですよね。ファン・ニステルローイとかディルク・カイトとかは成功しましたが、マテヤ・ケジュマンなんかはもう(笑)」
「オランダからは賭けみたいなものです。少し外れ感が…(笑)。でも頑張るので、3番手なら良い選手と思います。もう1人スパーズがストライカーを獲れたらヤンセンの価値は上がるかもしれません。ケインとの対抗、2人でやっていくという中で考えるとちょっと…という感じですね」
「ケチャップに例えられて1点取ればとは言われますが、ヤンセンのプレースタイルの感じだと、頑張ってほかの選手にゴールを獲らせる雰囲気はありますが、プレミアで得点を量産するような選手には今のところ見えないですね。スパーズはゴールを奪える選手が必要。その意味ではヤンセンは…。彼自身がダメというよりも、スパーズが獲らなきゃいけなかった選手ではなかったのではないかと思います」
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