ELからの挽回&目前でのライバル優勝阻止へ…ミラノ・ダービーでの必勝誓うピオリ監督「この試合の勝利は重要」

2024.04.22 17:28 Mon
大一番へ向かうピオリ監督
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大一番へ向かうピオリ監督
ミランステファノ・ピオリ監督は意地を見せるつもりだ。クラブ公式サイトが伝えた。

ヨーロッパリーグ(EL)はローマとの準々決勝を2戦合計1-3で落とし、ベスト8敗退となったミラン。一方、セリエAでは2位につける中、22日の第33節では首位インテルとのダービーマッチに臨む。
敗れれば目の前で宿敵のスクデット獲得が決まることもあり、ミランとしてはいつも以上に負けられない一戦。前日会見でコメントを残したピオリ監督は、勝つべき理由を他にも複数挙げている。

「誇り、償い、帰属意識、責任。どれも我々を待ち受ける試合を表現するのにぴったりな言葉だ。リーグ戦の順位やヨーロッパリーグ敗退、そして彼らがこの試合でスクデットを獲得したいという事実があるからこそ、我々にとっては大きなチャンスといえる。いくつかの理由からこの試合の勝利は重要だろう」

また、今シーズンのミランは第4節で実現したミラノ・ダービーで1-5の惨敗。同じ轍は踏みたくないところだが、意識すべきは同じこととピオリ監督は主張した。
「私は選手たちをとても信頼しているし、彼らはこの試合がいかに重要かを理解している。プレーして信頼を得れば得るほど、粘り強く戦う方法が理解できる」

「直近のダービーと同様、立ち上がりにチャンスを与えないことがベースとなる。今シーズン序盤、我々はこの対戦に大きな期待を寄せていたが、試合の中でいくつかの障害を乗り越えることができなかった」

力負けしたELのローマ戦にも言及。敗退の事実は変えられないが、ここで得た学びをインテル戦に活かすつもりだ。

「ローマとの2試合では、特にクオリティとエネルギーの面において自分たちのレベルでプレーすることができなかった。バランスの取れた2試合だったし、特定の場面では意志の強さで上回っていた」

「ピンチに陥った時、どう対処すればいいのかわからなかった。高い代償を払うことになったミスだ。明日は同じミスを犯すことは許されない。最大限の集中力が求められる」

さらに、ピオリ監督はインテル相手に負けが続いている点にも注目。難しい試合になることは覚悟している。

「並外れた試合をする必要がある。我々は彼らに対して5連敗中だし、彼らはいつだって我々に問題をもたらす」

「彼らはスクデットを獲得するに値するが、それを明日実現させないよう全力を尽くす必要がある。ここ数日間懸命に取り組んできたし、試合に向けて最善の準備をすることに集中している」
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