甲府、3シーズン上位争いのチームを作った伊藤彰監督の退任を発表…「4年間は本当に楽しく幸せでした」

2021.12.02 10:18 Thu
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ヴァンフォーレ甲府は2日、伊藤彰監督(49)の退任を発表した。なお、後任は決定次第発表されるとのことだ。

伊藤監督は現役時代は川崎フロンターレや大宮アルディージャ、サガン鳥栖、徳島ヴォルティスでプレー。引退とは、古巣の大宮で育成に携わり、U-12、ジュニアユースでコーチを務め、ジュニアユース、ユースで監督も務め、その後トップチームでコーチに就任。2017年5月から11月まで監督を務めた。
2018年からは甲府でヘッドコーチに就任すると、2019年からは監督に就任。1年目は5位、2年目は4位、3年目の今シーズンは3位と上位争いを続けるチームを作り上げた。

伊藤監督はクラブを通じてコメントしている。

「ヴァンフォーレ甲府のスポンサー・ホームタウン・ファン・サポーター・サポーティングスタッフの皆様、いつもヴァンフォーレ甲府へのご支援ご声援ありがとうございます」
「私事ではありますが今シーズンをもってヴァンフォーレ甲府を退任する事になりました」

「佐久間社長と相談の上、私自身の監督としてのキャリアアップをしたいという思いを受け取って頂き、退任を承諾して頂きました。佐久間社長とは大宮アルディージャの選手、指導者、ヴァンフォーレ甲府ヘッドコーチ、そして監督としての3年間いつも助けて頂き本当に感謝しかありません」

「そしてヴァンフォーレ甲府に関わる全ての皆様、このような素晴らしい幸せな時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。3年間、J1昇格という目的を達成出来ずに離れるのは大変悔しく、残念でしかありません」

「これまでヴァンフォーレ甲府で共に闘ってくれた選手やスタッフに感謝致します。そしてファン・サポーターの皆様の素晴らしい後押し、沢山の応援、本当に力になりました。重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました」

「この4年間は本当に楽しく幸せでした。ヴァンフォーレで監督を務め、クラブと共に闘い、選手・スタッフと共に成長できた事、全ての事が私の誇りです。これからのヴァンフォーレの発展と進化を陰ながら応援し活躍を楽しみにしております」

「リーグ最終戦、スタジアムで選手・スタッフ・ファン・サポーターの皆様と共に笑顔で喜び合えるよう最後まで全力で頑張ります。最後まで応援、サポートよろしくお願い致します。これからもヴァンフォーレ甲府へのご支援ご声援の程、よろしくお願い致します」

また、佐久間悟社長も伊藤監督の退任にコメントしている。

「この度、伊藤彰監督と来季の契約を更新しないという結論に達しましたので、ヴァンフォーレ甲府をご支援・ご声援頂いている全ての皆様に、ご報告をさせて頂きます」

「伊藤彰監督には、2019シーズンから監督として3シーズンチームを指揮して頂き、世代交代による選手の入れ替わりや新型コロナウイルスの感染拡大の影響があり、クラブとしても経営状況を取り巻く環境が非常に厳しい中で、チームの最大値を引き出し、力戦奮闘して頂きました」

「しかし、この度、ご本人の指導者としてのキャリアについて、双方で話し合った結果、来季の契約を更新しないということになりましたので、ご理解を賜りたく存じます」

「クラブと致しましては、ヘッドコーチおよび監督として指揮して頂いた4シーズンについて、心から感謝を申し上げるとともに、今後のご活躍をお祈り申し上げます」

「なお、後任につきましては、ここ数年来続けてきているスタイルを継続できるような人選を行う予定であり、決定次第、改めてご報告させて頂きます」
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