K・ボアテング放出のサッスオーロがかつてのエース復帰を目論む

2019.01.24 11:57 Thu
Getty Images
元ガーナ代表MFケヴィン=プリンス・ボアテング(31)がバルセロナへと電撃移籍してしまったサッスオーロ。その代役に、かつてのエースを呼び戻す考えがあるようだ。イタリア『メディアセット』が報じた。

21日、突如としてK・ボアテングがバルセロナへとレンタル移籍。今シーズンはセリエAで13試合に出場し4ゴールを記録していたK・ボアテングの移籍は、中位のクラブにとっては大きな痛手となった。
K・ボアテングの代役候補を探すサッスオーロは、バレンシアからトリノへレンタル移籍しているイタリア代表FWシモーネ・ザザ(27)の獲得を目指しているとのこと。2013年から2015年にかけてクラブを支えた元エースの復帰を目論んでいるようだ。

サッスオーロを退団した後のザザは、ユベントスやウェストハム、バレンシアでプレー。しかし、いずれも結果を残すことができていない状況だ。

今シーズンは、バレンシアから1200万ユーロ(約15億円)の買い取りオプション付きのレンタル移籍でトリノへ加入。セリエAで17試合に出場し1ゴールと不発に終わっており、先発出場もわずか6試合と満足いく出場機会を得られていないのが現状だ。
当時もサッスオーロで名コンビを組んでいたFWドメニコ・ベラルディもサッスオーロに所属しているだけに、移籍が実現すればチームと自身の浮上のキッカケになる可能性はありそうだ。
関連ニュース

鎌田フル出場のラツィオ、7位フィニッシュでEL出場権獲得【セリエA】

ラツィオは26日、セリエA最終節でサッスオーロをホームに迎え、1-1で引き分けた。ラツィオのMF鎌田大地はフル出場している。 直前の試合でアタランタが勝利して4位に浮上したため、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内が現状では7位まで(フィオレンティーナがカンファレンスリーグ優勝で8位もEL出場)となった。ラツィオは引き分け以上で7位フィニッシュとなる中、鎌田が[3-4-2-1]の2シャドーの一角で先発となった。 降格が決まっている19位サッスオーロに対し、開始3分、ザッカーニのスルーパスに抜け出したヒサイがGKと一対一となったが、シュートはクラーニョにセーブされた。 いきなり決定機を生み出したラツィオが押し込む流れが続く中、31分には鎌田に絶好機。ボックス左に侵入したペッレグリーニのクロスに合わせた鎌田のシュートが枠に向かったが、GKのセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけても同様の構図で試合は推移するもゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半も押し込むラツィオは60分に均衡を破る。ザッカーニが直接FKを決めきった。 しかし6分後に追いつかれる。鎌田が与えたFKからヴィティに押し込まれた。 終盤にかけては静かな展開で推移。1-1で試合を終えたラツィオが7位を確定させ、EL出場権を獲得している。 2024.05.27 05:41 Mon

今季セリエAイタリア人最多得点…ピナモンティがついにインテルへ復帰も?

インテルがイタリア代表FWアンドレア・ピナモンティ(25)の獲得、1年での買い戻しを検討中だそうだ。 ピナモンティは今シーズンのセリエAにおいて、FWジャンルカ・スカマッカ(アタランタ)と並んでイタリア人最多得点(11ゴール)をマークするセンターフォワード。 所属するサッスオーロはまさかのセリエB降格、またユーロ2024を控えるイタリア代表の候補メンバー30人から漏れてしまったが、それはさておき一定の評価を確立した1年に。 経歴を振り返ると、インテル下部組織からトップ昇格後、2度のレンタル移籍を経て20年夏にジェノアへ完全移籍。ところが2週間でインテルに買い戻され、すぐさま通算3度目のレンタルとしてエンポリへ。 エンポリでは21-22シーズンにセリエA13ゴール。「22-23シーズンからついにインテル復帰か」と報じられるも、今度は通算4度目のレンタルでサッスオーロへ。昨夏で完全移籍に切り替わり、今日に至る。 そしてこの度、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』いわく、インテルは、かつてたらい回しにし続けたピナモンティの獲得、1年での買い戻しを検討中だという。 すでにポルトからイラン代表FWメフディ・タレミ(31)のフリー獲得が確定事項として扱われるなか、ピナモンティの位置付けは退団濃厚なアレクシス・サンチェスの後釜。すなわち前線に彩りを加えるオプションとされる。 その候補も優先順位はジェノアのアイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソン(26)が上で、ピナモンティは次点。ただ、サッスオーロがセリエB降格に伴い、ピナモンティの市場投下を決めたため、インテルが元所属選手を現実味のある補強策として捉えているのは間違いないとのことだ。 2024.05.26 20:00 Sun

今季初の無得点、王者インテルが降格圏サッスオーロにシーズンダブル許す【セリエA】

インテルは4日、セリエA第35節でサッスオーロとのアウェイ戦に臨み、0-1で敗れた。 チャルハノールのドッピエッタで前節トリノを下した王者インテル(勝ち点89)は、チャルハノールやバレッラ、テュラムら主力をベンチスタートとした。 残留圏内の17位エンポリを5ポイント差で追う19位サッスオーロ(勝ち点26)に対し、ラウタロとサンチェスの2トップで臨んだインテルが立ち上がりからボールを握ったが、16分にリパニに枠内シュートを打たれてひやりとさせられると、20分に失点。 ダンフリースがドイグとの競り合いで負けると、クロスに合わせたロリエンテにシュートを決められた。 先制されたインテルは26分、失点に絡んだダンフリースに決定機。しかしアスラニのスルーパスでボックス右のスペースを突いて放ったシュートは枠を捉えきれなかった。 さらに28分、サンチェスがGK強襲のシュートを浴びせると、ハーフタイムにかけても押し込んだインテルは追加タイム1分に同点に追いつきかける。 ボックス左のカルロス・アウグストのシュートのルーズボールをラウタロが押し込んだが、VARが入ってオフサイドと判定され1点ビハインドで前半を終えた。 迎えた後半もボールを持つ展開としたインテルだったが、なかなか好機を作るには至らない。 60分にはアルナウトビッチを投入して前線に高さをもたらすと、終盤の82分にようやく好機。クアドラードがボックス右ポケットから送ったクロスにアルナウトビッチが合わせにかかったが、シュートはDFのブロックに阻まれた。 結局、ウノゼロのまま敗戦となり、今季初のリーグ戦では無得点、サッスオーロにシーズンダブルを許す結果となった。 2024.05.05 05:42 Sun

「まだ諦めてはならん」イタリア系も多いオーストラリア代表、ローマのU-21イタリア代表MFヴォルパート招集なるか

ローマ保有の若手が将来的に必ずオーストラリア代表入りへ?豪『news.com.au』が伝えている。 佳境を迎えた欧州の23-24シーズン。ドイツではレバークーゼンがブンデスリーガ初優勝を決め、イングランドは当代屈指の実力を誇る3クラブが三つ巴の優勝争い…CLも残すは準決勝&決勝、マンチェスター・シティとアーセナルが準々決勝で同時に姿を消したのは驚きだったか。 さて、毎年恒例のトピックとして、シーズンが深まるにつれて増えていくのが、夏の移籍市場に関する補強噂、そして各トップクラブが公式に発表するプレシーズンの国外遠征スケジュール。 今夏はオーストラリア西部の地方都市パースにて、イタリア・セリエAを代表する名門、ミランとローマが親善試合を開催する予定となっており、同国でセリエA勢どうしが対戦するのは史上初。試合は夏目前の5月31日に行われる。 『news.com.au』によると、当該の一戦はすでに満員御礼が予想されており、かつてミランに所属した元オーストラリア代表GKジェリコ・カラッツ氏も「ひとえにミランが来てくれて嬉しい。国民にとってまたとない機会だよ」とコメント。 そんなオーストラリアでのミランvsローマだが、個人レベルで注目を集めている存在が1人。今季ローマからサッスオーロへレンタル移籍中のU-21イタリア代表MFクリスティアン・ヴォルパート(20)だ。 ヴォルパートはシドニー郊外のキャンパーダウンで生まれ育ち、16歳でウェスタン・シドニー・ワンダラーズからローマへ移籍。昨季トップ昇格で公式戦11試合に出場したなか、今季はサッスオーロへの武者修行で経験を積む…今季が終わればローマ復帰で、オーストラリア遠征にも帯同だ。 この若武者はイタリア系オーストラリア人であり、渡欧後の2022年11月に世代別のイタリア代表でデビュー。先月下旬の代表ウィークもU-21代表活動に参加している“現役"なのだ。 また、22年11月開幕のカタールW杯に臨んだオーストラリア代表より、グラハム・アーノルド監督から直接招集を要請されるも、まだ自らのアイデンティティを確立できていない当時18歳はカタール行きに応じなかった、と指揮官側から明らかにされている。 それでも、前述のカラッツ氏は「将来的にヴォルパートは必ずオーストラリアを選んでくれる」とコメント。カラッツ氏自身もバルカン半島にルーツを持つ旧ユーゴスラビア系移民であり、オーストラリア代表は大半が欧州・オセアニア系移民の子孫、また欧州出身者で構成されるチームだ。 「以前は断ったらしいが、なんといっても彼はまだ若い。まだ結論も出ないだろうし、今後もアーノルドには彼の説得を頼みたいね。ハイレベルなリーグ(セリエA)で戦う選手をみすみす逃すわけにはいかないだろう。サッスオーロで彼は日に日に向上していると見受けられる」 「一度でいい。一度でいいからオーストラリア代表のジャージに袖を通したら…その時、彼は恒久的にオーストラリアを選んでくれるはずだ」 ◆主なイタリア系のオーストラリア代表選手 GKローレンス・トーマス(ウェスタン・シドニー) DFアレッサンドロ・チルカティ(パルマ) FWブランドン・ボレロ(ウェスタン・シドニー) FWニック・ダゴスティーノ(バイキング) 2024.04.18 15:20 Thu

ELローマ戦狭間のミラン、降格圏サッスオーロと打ち合いの末に辛くも追いつきドロー【セリエA】

ミランは14日、セリエA第32節でサッスオーロとのアウェイ戦に臨み、3-3で引き分けた。 前節レッチェ戦を快勝した2位ミラン(勝ち点68)は、3日前に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ではホームでローマにウノゼロ敗戦。公式戦連勝が7で止まった中、ローマ戦のスタメンから7選手を変更。ジルーやプリシック、カラブリアらがベンチスタートとなった。 19位サッスオーロ(勝ち点25)に対し、最前線にヨビッチ、2列目に右からチュクウェゼ、ロフタス=チーク、レオンと並べる[4-2-3-1]で臨んだミランは開始4分に失点する。自陣左サイドを崩された流れから、ピナモンティにボレーを叩き込まれた。 さらに10分、今度は自陣右サイドをロリエンテにぶち抜かれてそのままドリブルシュートを決められてしまった。 2点を追う展開となったミランは13分、CKの流れからチャウのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKコンシーリの好守に阻まれてしまう。 17分にはチュクウェゼがヘディングでネットを揺らしたが、わずかにオフサイドでゴールならず。それでも20分に正真正銘のゴール。レオンがボックス左で仕掛け、DF2人の間を縫ってドリブルシュートを決めきった。 前半半ば以降はなかなか好機を作れずにいた中、45分にFKの流れからフロレンツィが強烈なミドルシュートでGKを強襲。さらにルーズボールにテオ・エルナンデスが詰めたが、ここもコンシーリに阻まれ、1-2で前半を終えた。 迎えた後半、ミランは53分に3失点目。アドリのボールロストから最後はロリエンテにドッピエッタを許した。しかしジルーを投入したミランは59分にすかさず1点差に詰め寄る。レオンの左クロスのルーズボールをヨビッチがボレーを蹴り込んだ。 さらに63分、一気に追いつきかける。フロレンツィのフィードに抜け出したチュクウェゼがゴールエリア右からシュートを蹴り込んだが、前半同様にオフサイドに阻まれ、VARでゴール取り消しとなった。 その後、プリシックを投入したミランは78分、右サイドを崩した流れからアドリのクロスをプリシックが合わせるもシュートはGKコンシーリのファインセーブに阻まれた。 それでも84分、ミランが追いつく。CKの流れから2分前に投入されていたオカフォーがガッビアの胸パスをダイレクトで蹴り込んだ。 しかし反撃はここまで。2点のビハインドから追いついたミランだが、降格圏に沈むサッスオーロに引き分け止まりとなってしまった。 2024.04.15 00:05 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly