香川真司を戦力外としたバラハ監督、サラゴサが成績不振で解任

2020.11.11 13:17 Wed
Getty Images
セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のレアル・サラゴサは、ルベン・バラハ監督(45)の解任を発表した。

現役時代はバレンシアの中心選手として黄金期を支えたバラハ監督。引退後は、エルチェで監督業をスタート。ラージョ・バジェカーノやスポルティング・ヒホン、テネリフェで指揮を執り、今シーズンからビクトル・フェルナンデス監督の後任としてサラゴサの監督に就任していた。
就任後は、元日本代表MF香川真司を戦力外扱いとし、最終的にはチームを退団させるなど、サラゴサファンの反感を買うこともあったバラハ監督だが、成績もイマイチ。10試合を戦い、2勝4分け4敗と結果を出せず、解任となった。

現地では、バラハ監督が香川を戦力外扱いしたことを糾弾する声は少なくなく、今回の解任に至った不振も自身が招いたことだという声も挙がっている。

バラハ監督は自身のツイッターで「簡単なチャレンジではないと承知の上で、熱意に満ちて、スーツケースを持ってここにやってきた。私はサラゴサを尊重してここを去ります。短い旅の中に全てを残してしまった感覚がある。将来に向けて頑張ってほしい」と別れの挨拶を綴った。

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ダビド・アルベルダ氏がビジャレアルCの監督に就任

ビジャレアルは20日、元スペイン代表のダビド・アルベルダ氏(46)をビジャレアルCの監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2024年6月30日までとなる。 アルベルダ氏は地元クラブのアルジーラから1995年にバレンシアBに移籍。その後、当時セグンダ(スペイン2部)に在籍したビジャレアルへ2度のレンタル移籍を経て、1999年夏にバレンシアのトップチームに昇格。 2013年8月に引退するまでバレンシアでプレーを続け、クラブの公式戦通算481試合に出場し9ゴール14アシストを記録。MFルベン・バラハとのボランチコンビでバレンシアの中盤に君臨し、2度のリーグ優勝、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)の優勝を果たした。 引退後は、2019年5月にテルセラ(スペイン4部)に所属するアツェネタUEの監督に就任し指導者キャリアをスタート。すると、就任初年度にリーグ3位でプレーオフに進出するとCDアルコヤーノを下し、チームを初のセングダB(スペイン3部)昇格導いた。しかし、わずか1年でテルセラ降格となったことで2021年5月24日に監督を退任していた。 2023.12.20 00:00 Wed

カバーニにトルコ行きの可能性? バレンシアは今夏フリーでの放出も考慮か

バレンシアのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(35)に、トルコのアダナ・デミルスポルが関心を示しているようだ。スペイン『エスタディオ・デポルティボ』が報じている。 これまでナポリ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドとヨーロッパ屈指の名門を渡り歩いたカバーニは、今シーズンからバレンシアでプレー。 しかし、低迷したチームと共に精彩を欠いたウルグアイ代表FWは、25試合5ゴール2アシストという微妙な数字でラ・リーガ初挑戦のシーズンを終えた。シーズン最終盤には前線に機動力を求めたルベン・バラハ監督の起用法もあり、スタメンを外れる試合も少なくなかった。 クラブとの契約は2024年まで残っており、選手自身は残留の意向を持っているとも言われているが、財政難のクラブは今夏に高年俸のベテランストライカーをフリーで放出することも考慮しているようだ。 報道によると、来シーズンにヨーロッパリーグに参戦するアダナ・デミルスポルは、百戦錬磨のストライカーに関心を示している模様。すでに同選手の兄弟で代理人を務めるナンド・グリエルモーネ氏に対して、獲得への興味を伝えたという。 現時点で具体的な動きはないようだが、エル・マタドールはわずか1年でスペインを離れ、トルコに新天地を求めることになるのか。 2023.06.28 20:43 Wed

バレンシアが残留に導いたバラハ監督との契約を2025年まで延長

バレンシアは15日、ルベン・バラハ監督(47)との契約を2025年6月30日まで延長したことを発表した。 今シーズンのバレンシアは開幕から低迷が続き、今年1月にジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任。その後、ボロ暫定監督を経てバラハ監督が2月に招へいされた。 当時、降格圏の18位に沈んでいたチームを引き継いだバラハ監督は、6勝4分け7敗と何とかチームを立て直し、最終的に16位での残留に導いた。 これを受け、クラブは2年の延長オファーを掲示し、今回の公式発表となった。 バラハ監督はレアル・バジャドリーやアトレティコ・マドリーのカンテラで育ち、1999年1月にトップチームに昇格。同年7月にバレンシアへと完全移籍した。 2010年7月に引退するまでバレンシアでプレーを続け、クラブの公式戦通算358試合に出場し55ゴール19アシストを記録。MFダビド・アルベルダとのボランチコンビでバレンシアの中盤に君臨し、2度のリーグ優勝、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)の優勝を果たしたレジェンドの1人だ。 引退後は、古巣アトレティコのやウラカンU-19などでコーチを務めると、バレンシアU-19の監督に就任。その後、バレンシアBの暫定監督を務め、エルチェでファーストチームの監督キャリアをスタートさせた。 その後、ラージョ・バジェカーノやスポルティング・ヒホン、テネリフェ、レアル・サラゴサで監督を歴任。サラゴサ時代には香川真司も指導していた。 2023.06.15 22:49 Thu

名門バレンシアが19位に転落…指揮官は得点力不足を嘆く 「オプションも準備したが…」

バレンシアのルベン・バラハ監督がバルセロナ戦を振り返った。スペイン『Relevo』が伝えている。 バレンシアは5日に行われたラ・リーガ第24節で首位バルセロナと対戦。1点ビハインドで迎えた後半、69分に相手選手の退場で数的優位に立ったが、最後まで堅い守備を崩せず、アウェイで0-1の惜敗を喫した。 成績不振で1月にジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任したバレンシアだが、2月に就任したバラハ新監督のもとで状況は悪化し、降格圏まで後退。前節こそレアル・ソシエダに1-0で勝利するも、今節の敗戦でとうとう19位まで転落した。 現役時代のバラハ監督を擁した2000年代初頭にリーグ優勝2度、チャンピオンズリーグ(CL)準優勝2度、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝1度を誇った強さはもうどこにもなく、降格となれば来季は1986-87シーズン以来、37季ぶりに2部で戦うこととなる。 バラハ監督は試合後の記者会見で、自軍のPKとおぼしきシーンでVARチェックがなされなかったことが試合結果を左右したとして審判団を批判しつつ、ラ・リーガ24試合でわずか27得点という深刻な得点力不足に言及している。 「我々は90分間ゲームに留まろうとしていたし、いくつかのオプションも準備していた。しかし、ゲームプランに沿って戦えなければ、それらを出すことも難しくなる」 「うまくいかなければ、ゴールを決めることはできないのだ。とにかく、今日のポジティブな部分を抽出して次のゲームに備えるべきだ。メスタージャで迎える次のゲームは非常に重要となる。継続性を欠いてはならない」 2023.03.06 16:47 Mon

低迷バレンシアがクラブのレジェンド、ルベン・バラハ氏を新監督に招へい

バレンシアは14日、新指揮官にクラブのレジェンドでもあるルベン・バラハ氏(47)が就任することを発表した。 バラハ氏はレアル・バジャドリーやアトレティコ・マドリーの下部組織で育ち、1999年1月にファーストチームに昇格。同年7月にバレンシアへと完全移籍した。 2010年7月に引退するまでバレンシアでプレーを続け、クラブの公式戦通算358試合に出場し55ゴール19アシストを記録。MFダビド・アルベルダとのボランチコンビでバレンシアの中盤に君臨し、2度のリーグ優勝、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)の優勝を果たしたレジェンドの1人だ。 引退後は、古巣アトレティコのやウラカンU-19などでコーチを務めると、バレンシアU-19の監督に就任。その後、バレンシアBの暫定監督を務め、エルチェでファーストチームの監督キャリアをスタートさせた。 その後、ラージョ・バジェカーノやスポルティング・ヒホン、テネリフェ、レアル・サラゴサで監督を歴任。サラゴサ時代には香川真司も指導していた。 今シーズンは低迷が続くバレンシアは、1月30日にジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任していた。 2023.02.14 22:05 Tue

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